向日葵のかっちゃん (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062930451

作品紹介・あらすじ

「わからないことは、恥ずかしいことじゃない」。時計も漢字も読めず、支援学級に通うかっちゃんの毎日を一変させたのは、心と体の両方を、目いっぱい使って教えてくれる、熱血漢過ぎる先生だった。おかあちゃんにも怒られてばかり、みじめな毎日に負けそうになっていたボクに奇跡を起こした出会いと成長の物語。

感想・レビュー・書評

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  • 著者のお話を聞く機会があり、真っ正直な語り口に惹かれ購入。

    実体験とのことで、
    いい先生と出会えた幸運に、

    評価コメントとしては安っぽい表現ですが、
    クライマックスでは手ばなし落涙。よかったねえ。

    足の遅かった私が、あの頃出会いたかった。

    これはまた読みたくなるでしょう。

  • 放送作家でもある著者の自伝的小説。1人の素晴らしい教師が子供を変える力を持っていることが本書でわかる。私自身もそうだったので、カッチャンを昔の自分に重ね合わせながら読み進めた。個人的に星5つの小説である。

  • 「わからないことは、恥ずかしいことじゃない」。時計も漢字も読めず、支援学級に通うかっちゃんの毎日を一変させたのは、心と体の両方を、目いっぱい使って教えてくれる、熱血漢過ぎる先生だった。おかあちゃんにも怒られてばかり、みじめな毎日に負けそうになっていたボクに奇跡を起こした出会いと成長の物語。

  • おススメしてもらって読んだ作品
    それ以来時々人に進めています。

    出会いと成長の物語
    自分に本気で関わってくれる人との出会いが人生でどれだけ重要かと考えさせられた。
     また著者自身の経験でもあることから、本人の努力もさることながら、幼少期の大人との関わりが将来を左右すると感じる。

    先生の教育者としての姿勢や眼差し心構えに愛を感じる。
    コーチングは、実用書もコーチングについて書かれている本の小説・実践版のようで納得

    恥ずかしながら読後に胸が熱くなり、自然と涙がつたってきました。

  • 何歳になっても始めるに遅いことはない。

    他人の何倍も努力することの大切さ

    たった1人、自分を受け入れてくれる人がいればいい。

  • 「人はたったひとりでいいから、自分を丸ごと受け入れてくれる人がそばにいてくれさえすれば、たいていの困難は乗り越えることができるに違いない」そんな人になりたいと思った。

  • いわた書店の、一万円選書に当選。

  • 西川司さんの自伝的お話.
    アスペルガー的な視点のズレに起因する低学力の子が,転校先の担任の先生と春休みのうちに猛特訓するところから,勉強や友達づきあいにどんどん積極的になっていく.

  • たった今読み終えて自分が泣いていた事に気付きました。おそらくこの本は、私のこれからの生き方を変える一冊になるでしよう。もっと、早くに出逢いたかった!そしたらもっといい子育てができただろう。何より、自分がやりたい事に挑む姿勢が違っただろう。諦めかけてたけど、頑張ります!って気持ちになりました。

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著者プロフィール

1958年北海道生まれ。大学中退後、アメリカやアジア各国を放浪。帰国後、脚本家としてデビュー。以降、テレビドラマの脚本、劇画原作、小説などジャンルを問わず活躍。2007年自伝的小説『ひまわりのかっちゃん』で脚光を浴びる。2010年『刑事の十字架』で本格警察小説の新境地を拓く。近刊に『消えた女 北海道警鷹狩り刑事(デカ)』がある。

「2020年 『文庫 異邦の仔』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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