- 本 ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062930543
作品紹介・あらすじ
小間物屋の大店の手代だった益治郎は、若旦那を差し置いて跡継ぎにと期待されるほどだった。だが盗みの濡れ衣を着せられ追放され、その恨みにつけこんだ盗人甚左に仲間になることを約束する。甚左は皆塵堂の”開かずの蔵”に目をつけ、益治郎は皆塵堂に入り込む。ところが幽霊やら憑きものばかりの皆塵堂で、呑気な伊平次たちのペースに益治郎は巻き込まれていく。そんな益次郎を心配する娘がいるのだが!? 快調人情怪談騒動記。
感想・レビュー・書評
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「古道具屋 皆塵堂」シリーズ第三弾。
今回の主人公は、小間物問屋で有能な手代だったが、盗みの濡れ衣を着せられ店を出されてしまった益治郎。
復讐を誓った益治郎は、どう見誤ったか皆塵堂を狙う伝説の盗人 甚左の誘いに乗り皆塵堂に勤めることになるが......
第四話「人形の囁き」では、人形に取り憑いた正体が亡くなった娘かと思いきや、実は中年の男だったとか笑ってしまった。
それにしても太一郎の能力が何やら神憑ってきてます。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
来月に4作目の「迎え猫」が文庫化するので、積んでいたこちらを消化。
あとがきでネタを絞り出すのに苦労された様が書かれてましたが、気が付けば6作目まで出てるのですよねぇ。感心、感心(笑。
どの怪談もおもしろかったのだけど、人形の幽霊の由来とその後がすごく気になる~!
するすると糸が繋がって、しっかり納まるところに納まるのは流石。 -
今回も面白く読みやすかった。
太一郎がどんどん男前になってくのがまたよし。 -
今回も一人入って最後に出て行った。
そしてますます太一郎が頼りがいのある男に。
皆塵堂って実は幸せの館?それとも不幸のリハビリ施設?
最後の大団円が大阪のお笑い舞台のようだった。 -
幽霊がぞろぞろ出てくるし、当然幽霊になる前の事件もスプラッタな描写もあるねんけど、最悪の事態はなくて。怖いけどそんなに怖くないのんびりした皆塵堂の日常にいつの間にか引き込まれてあっという間に読了ですわ。太一郎が男前になってきて今後が楽しみ。んで、鮪助が癒し。
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店先がスッキリした気がするだけ
良いかな? -
2015-05-23
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慣れてきたのかな、どんどん読みやすく面白くなった~
なかなかまずい奴との関わりになってしまったけど、紙一重で踏みとどまれるのが天下分け目よね
自分ばっかり辛い、から抜け出して、自分の幸福のことだけを考えられると先に進めるようになるね
著者プロフィール
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