- Amazon.co.jp ・本 (372ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062930833
感想・レビュー・書評
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2021/12/08
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とうとう、今出てる中ではシリーズ最新作まで到達。クローズドサークルものって部分は一貫しているけど、毎回違った趣向で楽しませてくれる本シリーズ。今回も、そう来ましたか!って感じ。奇面ってのは、各人が被るお面のことだったわけね。そして、タイトルにある以上、当然のごとく殺人事件も起こっちゃう。今回は、探偵がその場に居合わせる方のパターン。ただ、その趣向はちょっと凝らされている。シリーズの既読作との違いなんかも楽しみながら、あっという間に折り返しまできてしまった。後半、どんなびっくりトリックが待っているのでしょうか。
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館シリーズ第九弾。感想は下巻を読み終わってから。
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館シリーズ最新版の上巻、前作のびっくり館、その前の暗黒館では姿を潜めていた主人公・鹿谷門実が存分にその本領を発揮していて、シリーズを追っているものとしては嬉しい限りです。テンポも良く、上巻からすでにワクワクが止まらない展開です。早く下巻も読みたい。
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綾辻行人が描く9番目の館。その名も奇面館。
この館の当主、影山逸史は「表情恐怖症」を患っており、人と対面する際は奇面を身につける。そんな当主の催し物に鹿谷門実を含む5人の客人が招かれた。
この催し物は「儀式」と呼ばれる当主と一対一で対談したのち、談話室を用いて皆で談笑をするといったシンプルなものであるが、ただ一つ「全員が仮面を被らなければならない」というルールを遵守しなければならなかった。
はたしてこの儀式の意味は。当主の目的は。鹿谷は、これまでの中村青司の館を巡る因縁から嫌な予感を抱き続けたまま夜が更けていくのであった。
そして、明け方。見るも無惨な首無し死体が発見される。しかも死体は指がすべて切断されていた。さらに招待客を襲うのはもっと恐ろしい現実。
登場人物全員の顔がわからないというミステリーでは前代未聞の異様な状況下で、鹿谷は現在までの整理と推論を実施することが重要だと主張する。ここで大きなポイントとなるのは「消えた死体の頭」と「死体は一体だれなのか」問題。
まだ下巻は読んでいないのだが、今回もおそらく叙述トリックを仕掛けていると思うので、ギミックがあるとすれば鍵となるのは「登場人物がかぶっている奇面」であろう。それと一人称が鹿谷の時とメイドの曜子の2パターンあるのも気になる。おそらくこの二側面が物語の構造上の重要なファクターとなるのであろうかと思っているのだが、考察するよりも早く読みたい欲の方が優ってしまったのですぐさま下巻に手を伸ばすことにした。 -
雪に閉ざされた別荘、面で顔の見えない参加者。これでもかとミステリ要素モリモリで鹿谷さん大活躍です。今回は登場人物一覧が無いのでメモを取りながら読み始めましたが、そんな必要もなさそうな感じ。
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すごく久しぶりの読書!
就職したので時間がないけど、やっぱり楽しい。
館シリーズも久しぶりでしたが、鹿谷の安心感が強い。今まで鹿谷が当事者だったりなかったりしてましたが、前者の方が好きですね。迷路館を思い出す。
仮面というテーマがとってもワクワクする!
それぞれの仮面の表情を想像しながら読みました。仮面も館も不気味で程よいホラー感が読みやすい。
下巻が楽しみ。 -
感想は下巻
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館シリーズ9作目。
前作は児童書、全前作は色々特別版(笑)なんで、久しぶりのがっつり本格ミステリー。
あー。楽しいなー(笑)やっぱり好きだわ綾辻さんが書く本格ミステリー
詳しい感想は下巻で書くけど、とりあえず瞳子ちゃん好きだわ(笑)あと、執事さんも良き。
そして、客人は全員仮面の上、巻頭にいつもある登場人物紹介がないので(たぶんトリックに関係あるんだろうな)メモ帳見ながら読んでる(笑)嘆きと歓びがごっちゃになりがちなんだよなぁ。