標的(上) (講談社文庫)

制作 : 池田 真紀子 
  • 講談社
3.14
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本棚登録 : 100
レビュー : 12
  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062930895

作品紹介・あらすじ

休暇旅行を間近に控えたスカーペッタの周辺で、奇妙な事柄が続いていた。不審なメールが送りつけられたうえ、何者かに気配を探られている形跡もある。そうした中、自宅近隣で射殺事件が発生。やがてスカーペッタは、それがじつは綿密に仕掛けられた計画犯罪で、真犯人からの”挑戦状”でもあることを悟った。

感想・レビュー・書評

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  • 毎回読んでいるこのシリーズだが、ホントにつまらなくなった。

  • ひさびさのスカーペッタ作品
    もう何年続いてるんだろうと思ってましたが、大学生の頃から読み始めてるので。彼此20年以上か。
    ケイ、ベントン、マリーノ、ルーシーといった定番メンバーは変わらず安心感を持って読めました。
    ケイに対するベントン、ルーシーの想いの伝わらなさや、マリーノの気の利かなさなんてのは、そうやったわ〜という感じ。

    が、起こる事件としては難易度の高い、先の読めない展開。
    最新技術(文庫化されるまでの時間を考えると)の取り入れ意欲の高さに感銘を受ける。

    下巻になってからも益々惹き込まれるところでまさかの〜!
    これは是非本編を読んで欲しい。

  • 2014年発表
    原題:Flesh and Blood

  • ララママ

    「検視官」から欠かさず読んでいる作家さん。 毎年新作が並ぶこの時期、昨年入手し積読してしていた作品を焦って読み始めました。気が付くと上巻の終わりの方で、事件当日の夜の記述だったことに気付く。長い一日~緊張感があって面白く読んでいます。下巻に続く。

  • ケイとベントンが久しぶりにとった休暇を楽しもうと計画して、まさに出発する寸前にまたもや嫌な事件が。しかも家でくつろいでいるときにも何か嫌な兆候が庭の塀に。どれだけ狙われたら気が済むの、という感じ。
    ちなみにその日はケイの誕生日だったのですが、年齢は上手いこと誤魔化されていました。あれから何年も経って、途中で年齢修正入りましたものね。
    仕事場では相変わらず、使えなさそうな人物なのに雇うという人材不足に、今まで真摯に仕事をして来たであろう人が裏切り、毎回何故そんなに周りが裏切るのかと思ったり。実はケイの見る目がなかっただけだったりして?
    年末恒例で今年も買ってしまいましたが、文庫でこの値段は懐が痛いです。専門用語満載で翻訳も手間がかかっているから仕方がないのでしょうかね。

  • 相変わらず、味方か敵かわからない状態での事件捜査ですね。

  • 一年一度のクリスマスプレゼント、にはちょっと遅かったですが(笑)
    ん~~。可もなく不可もなくだったかなあ。
    ルーシーが何かしているのではないかという伏線もあまりドキドキしなかったし・・・というか、このシリーズは、そこまでの意外性はないように思うので、違うんだろうなあと。
    下巻をどうしようかなあ…

  • 2015年12月刊。シリーズ22作め。レギュラーメンバーが、前回までとは異なり、屈託無く行動する。それはそれで良いのだが、話も単純化されてるような気がする。うーむ。検視官シリーズってこういう話だったかどうかが、わからなくなっています。下巻に進もう。

  •  何年も読んでいない時期があって、それを少しずつ読み始めて、やっと最新作に追いついた。読んでみれば、なるほど読み進むシリーズである。何年もブランクがありながら、シリーズ・レギュラーは、マリーノ、ベントン、ルーシーの三人くらいで、しかもヒロイン、ケイ・スカーペッタは、あまりにも個性的な彼らと非常に強固な運命共同体を作っているので、人間関係問題についてはこの四人の間だけがずっと続いていてわかりやすいシリーズなのだと言える。シリーズを中断したけれど、時間を置いてひさびさに手に取りたいという読者には安心のシリーズである。

     しかし検屍官シリーズも22作目を数えるそうである。年末には新作を読まないと年を越せないという読者もいるくらいの人気作品である。嘘だと思うならクリスマス前後の書棚の平積みコーナーを眺めてみるがよい。他の文庫本を圧倒する勢いで物量攻勢に出ているのが目立つことだろう。シリーズ発進の頃の勢いはけっこうなものだった。普段ミステリを読みもしない富良野のスナックの店員ですら何冊もシリーズを追いかけて読んでいた。面白い、のだそうである。事件も人間関係も。

     四人の個性を揃えたのはまずは成功だったろう。そして科学捜査という言葉に最初に唾をつけたような作品も。当時、殺人事件の死体を解剖する人、などという役回りはミステリの主役になり得なかった。しかし、現在ではどこもかしこも科学捜査流行りで、検死医や鑑識官は壇上に引き出されて大忙しである。時代は直観から科学へと確実に遷移したのだ。

     さてそうした科学に纏わる、どちらかと言えば男性的なイメージを持つハードアイテムをミステリの最前線に持ち上げた功労者の一人が間違いなくパトリシア・コーンウェルである。美人女性作家で、元警察記者で元検視局のコンピューター・アナリストという経歴を持つ彼女は、等身大のヒロイン、イタリア系のケイ・スカーペッタという美人検屍官を世に送り出した。

     その頃のシンプルなサイコと科学捜査の対決構図は、その後、ケイやベントンの所属する組織をより強力な物語のファクターとして、組織内、組織間の目まぐるしい対立構図や策謀に満ちた闇を描くことで、単純な善悪対決にとどまらぬ混沌の様相を呈してくる。ヒロイン自らが騙され、心に傷を負うエピソードや、警察組織に属する優秀な一匹狼刑事マリーノとの距離感が常に人間関係にひずみを生み出す。天才少女でFBIにも所属したことのある姪のルーシーは未だにケイの愛情故の悩みの種であり続ける。

     本書では狙撃が主題となる事件に幕を開ける。まるでスティーブン・ハンターばりの分析が見られる点で、より男性的な小説イメージが強い。さらに思いもよらぬ犯人像に、またかとシリーズを股にかけるツイストの存在に驚愕。男性的な科学捜査とハードウェアの描写が、ケイがイタリア料理を作る女性的シーンと混交して不思議な魅力を作り出す。

     微細な描写と、濃密な時間の流れ(たいていが一日か二日の事件で一作が終わる)、そして最近は、二作連続で、レギュラー陣総出演でのエンディングが用意されるあたり、作者にもずいぶん余裕が見られるようになったと、ぼくはほっとして巻を閉じることができるのである。

  • 検屍官シリーズ第22作

    はじめの、正体不明のだれかから狙われているらしく、不安でどうしようもないというスカーペッタの雰囲気は、これまでになかった感じだが、その後はいつも通りの流れに。
    いくつもの本筋とは関係ない話が絡み合う。

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著者プロフィール

マイアミ生まれ。警察記者、検屍局のコンピューター・アナリストを経て、1990年『検屍官』で小説デビュー。MWA・CWA最優秀処女長編賞を受賞して、一躍人気作家に。ケイ・スカーペッタが主人公の検屍官シリーズは、1990年代ミステリー界最大のベストセラー作品となった。他に、『スズメバチの巣』『サザンクロス』『女性署長ハマー』、『捜査官ガラーノ』シリーズなど。

「2015年 『標的(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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