嶽神伝 孤猿 (上) (講談社文庫)

  • 講談社 (2015年5月15日発売)
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本棚登録 : 90
感想 : 9
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  • 本 ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062931113

作品紹介・あらすじ

深い森の奥に子供を売り買いする「ひと市」が立つ。集落が生き残る術として――。甲斐の虎と越後の龍の一触即発前夜、隠居館で暮らす信虎の息子が攫われた。七歳の太郎の行方を追って、武田・長尾・今川・北条、それぞれの欲と思惑のため忍びが暗躍、無坂ら山の者は義と情のため戦い抜く。-文庫書下ろし-

感想・レビュー・書評

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  • 臨済寺
    安倍川、梅ヶ島、賤機山などなど
    初めて距離感とか地理がわかる笑
    
    地元なので、余計親近感が笑
    下巻へ進みます(´・ω・`)

  • 無坂の周りに集まる人は強いし、里者と言われる権力のある人も無坂の人柄なのか集まってくる。
    下巻が楽しみ

  • 無坂と二ツ、月草と真木備が。武田信玄、信虎、山本勘助。雪斎、風魔小太郎、長尾景虎、軒猿。
    過去の物語がすべて融合し、まさにオールスターキャスト。
    今後の展開から目が離せない。

  • ブクログの献本企画で貰った本。
    山の者の生き様が滲み出る。
    シリーズ最高の期待を抱いて下巻へ行きます!

  • 武田信玄の父信虎は今川健追放され隠居中。その子たろうがさらわれた。山のもの無坂らは救出を頼まれる。晴信側の忍者集団すっぱやさらに先鋭の「かまきり」。強いはずのこれら武田の忍者集団がめっぽう弱い。軒猿ややまのものにバタバタやられる。もう少し考えてほしい。

  • 山のものシリーズの最新刊。ひとつ前の作品を読んでいないので、この作品だけでは人物関係がわからないものの、読んでいるうちにそんなことはどうでもよくなる。それにしても山のもの、こんなに強くて、ほいほいと忍びを倒してしまっては面白味がかける。最初の作品は確かに強いのだが、工夫をして何とか辛勝するという戦いの部分がメインを占めていたと思うのだが、戦いそのものよりも、時代関係とか人物関係を描くという方向にシフトしすぎたのは少々、寂しい。

  • 人情物になるなよ!

  • 91

  • 寝るの忘れるほどのめり込んだ。

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著者プロフィール

1949年、小田原市生まれ。80年、群像新人文学賞を受賞。81年「百舌が啼いてから」が芥川賞候補となる。2000年には『血路―南稜七ツ家秘録』で角川春樹小説賞を受賞。本書は、一介の部屋住みの身から将軍に上り詰めた吉宗の裏の顔を描いた歴史時代小説の復刊である。著書に「嶽神伝」(講談社文庫)、「戻り舟同心」、「北町奉行所捕物控」、「高積見廻り同心御用控」(すべて祥伝社文庫)シリーズなど。2020年11月、逝去。

「2023年 『運を引き寄せた男 小説・徳川吉宗』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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