シンクロニシティ 法医昆虫学捜査官 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (496ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062931380

作品紹介・あらすじ

東京・葛西のトランクルームから、女性の全裸腐乱死体が発見された。現場に蠅とウジが蝟集していたことから、捜査本部は法医昆虫学者・赤堀涼子の起用を決定する。「虫の知らせ」を頼りに調査を進める彼女は、珍しい植物の種が現場で発見されたことに着目する。赤堀涼子がたどり着いた驚愕の真相とは!?

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ第2弾!
    相変わらず、はじめは、凄い状態の遺体発見から…
    まぁ、ウジ虫が主役?なんで仕方ないけど…ちゃうわ、主役は赤堀先生!
    法医昆虫学の先生!
    今回は、トランクルームで発見!
    でも、ウジちゃんから、ここでは殺されてないとか、冷凍されてたとか色々分かる。
    トンボから、殺害場所まで分かるというこの学問!凄い!
    しかし、赤堀先生!ウジちゃんとかに…
    「この子」って言うのは…
    確かに、事件に貢献してるし、敬いたい気持ちはないではないけど…(^◇^;)
    そんな言葉使って、喜んで懐いたら、どうすんねん!
    私なら病む!
    あっ!私もちゃん付けしてる…(・_・;

    心臓などの移植は、日本では、なかなか厳しいとはいえ…
    そら、殺されても、同情は出来んな…

    可哀想なのは、瑞希ちゃん…
    「わたしは、死んだ方がいいですか?」
    って…
    頑張って、生きて下さい〜
    家の呪いとか、そんなん吹き飛ばして!

    • ゆーき本さん
      ultramanさんこんにちはo(o|o)/
      2作目好きでしたー!
      涼介と瑞希幸せに過ごして欲しい

      ウジお茶碗何杯分…((´д`)) ゾ...
      ultramanさんこんにちはo(o|o)/
      2作目好きでしたー!
      涼介と瑞希幸せに過ごして欲しい

      ウジお茶碗何杯分…((´д`)) ゾワッ
      2023/10/12
    • ultraman719さん
      こんにちは!

      ホントに幸せになって欲しいですね!

      しかし…お茶碗何杯分って…
      米粒が、ウ◯とオーバーラップしていまう…
      (−_−;)
      も...
      こんにちは!

      ホントに幸せになって欲しいですね!

      しかし…お茶碗何杯分って…
      米粒が、ウ◯とオーバーラップしていまう…
      (−_−;)
      もう、シリーズ4冊目まで、手元に…
      ズボンの裾を確認する毎日です(~_~;)
      2023/10/12
  • 入院からの退院からの通院のお供に。
    法医昆虫学捜査官シリーズ第二弾。

    面白いのに体調が安定しなくてなかなか進まず、読めないことが苦痛だった!くらいには面白かった!

    すっかりこのシリーズの虜です。

    今回も虫が大活躍。
    どこまでどうなのか昆虫は六本足くらいしか虫の知識がない私には判断がつかないけれど、虫って奥が深いよねぇ。。
    てか、あんな多種多様なんだよねぇ。
    あんな小さなトンボを糸口に解決につなげていっちゃうんだもの。
    これはネタは尽きなさそうですね。笑

    虫が手掛かりっていう構成は一緒なので目新しさはないものの、それでも十分に面白いです。

    そして前回の主人公同士の恋愛ネタ、引っ張ってなくてよかった…笑
    まぁ引っ越し組二人の恋愛展開はあったけど…あんま好きくなかったけど…
    どうしてもどこかに恋愛要素入れないと気が済まないのかな…
    赤堀先生がいいキャラしてるし話面白いからなくても全然いいのに…

    次作も気になるところ。



    @手持ち本

  • シリーズ第2弾。待望の文庫化。シリーズ第1弾は噂通りの面白さで、待ちに待った文庫化である。

    葛西のトランクルームから発見された女性の全裸腐乱死体。法医学昆虫学者の赤堀涼子は再びの捜査要請を受け、岩楯警部補と月縞巡査と共に事件の真相と犯人に迫る。

    相変わらず赤堀と岩楯のキャラクターが光っている。また、赤堀が小さな昆虫がもたらす僅かな手掛かりから、少しずつ事件の謎と犯人に迫っていく過程が非常に面白い。事件の真相も、犯人も全くの予想外であり、最後まで楽しむことが出来た。

    シリーズは第3弾まで刊行されており、秋には第4弾が刊行されるというから、まだまだ楽しみは続きそうだ。

    • take9296さん
      私も今、読んでいるところです。このシリーズは前作同様、裏切られないですね。三、四作目にも期待したいです。
      私も今、読んでいるところです。このシリーズは前作同様、裏切られないですね。三、四作目にも期待したいです。
      2015/08/23
  • シリーズ第二弾もすごく面白かった。
    冒頭から続く怪奇的な空気を一撃で破壊する赤堀さんの存在感が凄まじい。初巻の前半まではキャラクター狙いの作品かとガッカリしましたが、彼女の洞察力と行動力には一貫性があり、それを捜査に結びつける構成が非常に上手い。
    後半まで犯人や動機が全く分からないのに緊張感を保ち続けながら、ラストスパートでの怒涛のスピード感というバランスも良く、文句無しに星5つです。

  • シリーズを大人買いして、第1弾の後すぐに読みたかったところをこらえて7カ月。何もこんなに辛抱しなくてもよかったのに(笑)。

    プロローグは三津田信三が混じった内藤了みたいな感じで期待が募る。赤堀女史が登場すると一気に明るくなるけれど、期待に違わず面白い。

    昆虫はわりと苦手な私ですが、なぜか昔からトンボを捕るのだけは得意で、今でも素手で捕まえられます。しかしトンボに性モザイクなんてあることも知らなかったし、昆虫業界がどういうことになっているのかもわかって、あらゆる点で興味を引かれました。

    刑事と女史のロマンスはないままでお願いします。(^O^)

  • 何気に買った前作がとても面白かったので、迷わず購入。いやこれも、バツグンに面白く読ませていただきました!(^o^

    殺人事件の犯人を追うミステリではあるが、後半なんかサスペンスというかホラーというか、かなり猟奇的な展開を見せる。そして前作に続いてもの凄いピンチに陥る赤堀センセイ(^ ^; いやかなりドキドキしながら読みました(^ ^;

    虫関連のトリビアも、相変わらず充実。人魂の正体なんて、あんなに快刀乱麻の「正解」を公表しちゃって、大丈夫なのかしら...と、心配になるくらい(^ ^; オカルト業界(?)から、刺客が放たれるのでは...と(^ ^;

    惜しむらくは、前作では「必然性があった」とは言え、あれだけ印象的に描かれていた岩楯刑部の奥さまが全く登場しない。あのヒリついた夫婦関係が描かれるからこそ、赤堀センセイとのビミョーな関係性が生きてくる...ような気がするのですが...

  • シリーズ2作目。今作も面白くて一気読みした。
    相変わらず法医昆虫学者の赤堀さんが豪快で面白い。岩舘警部補の相棒になる所轄の刑事はイケメンの若手、月縞巡査。その情熱が他人に理解されなかったせいか、妙に人付き合いにドライでやる気がないように見える。藪木も似たタイプで、この二人が事件を通して変わっていくのがサイドストーリーになっていて良い。あとタエばあちゃんが可愛い。事件の背景は重いけど、赤堀さんはじめ登場人物のキャラが良いので暗くなりすぎず、楽しく読める。

  • 法医昆虫学捜査官シリーズ第2弾。

    東京・葛西のトランクルームで女性の全裸腐乱死体が発見された。死体に群がる夥しい蠅と蛆。前作で事件解決に貢献し今回も捜査を依頼された法医昆虫学者・赤堀涼子は、捜索の過程で場違いな植物の種子を発見したことに着目し、コンテナ周辺にあるアリの巣を掘り返した結果、珍しい脱皮殻を発見する。そこから手繰り寄せられる驚くべき事件の真相とは。

    お馴染みの岩楯刑事と赤堀准教授に加え、今回岩楯とバディを組む所轄の刑事・月縞もなかなかの男。見た目イケメンなのに、「だるいな」が口癖で小笠原駐在所への異動を希望する無気力刑事。この月縞が岩楯と組むことで少しずつ瞳に光を取り戻す過程も見どころ。

    様々な問題を盛り込みながら、最後にはしっかり収束させるところは前作と同じ。サイエンス・ミステリであり、警察小説でもあるという様々な魅力をもったこのシリーズ、次作には前作のメモ魔・鰐川刑事が再登場するらしいのでこれまた楽しみ~

  • 『法医昆虫学捜査官』シリーズ二作目。一作目が面白かったし、心配してた虫の描写も大丈夫だったので手に取ってみたんだけど虫の描写に関しては一作目よりもどぎつく感じて眉間に皺を寄せながら読んだものの、やはり面白かった。
    なんかこう川瀬七緒さんの業を感じるけど。(何故好き好んでこんなシンドイ描写を…)でもまあ、それは読んでいる自分も同じ何か、という気がした。

  • 相変わらずおもしろい
    今回の相棒は鰐さんじゃなくて月さん
    またまた個性派
    事件解決と相棒の成長
    2人の気持ちの代わり具合も…
    続き気になる

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著者プロフィール

1970年、福島県生まれ。文化服装学院服装科・デザイン専攻科卒。服飾デザイン会社に就職し、子供服のデザイナーに。デザインのかたわら2007年から小説の創作活動に入り、’11年、『よろずのことに気をつけよ』で第57回江戸川乱歩賞を受賞して作家デビュー。’21年に『ヴィンテージガール 仕立屋探偵 桐ヶ谷京介』(本書)で第4回細谷正充賞を受賞し、’22年に同作が第75回日本推理作家協会賞長編および連作短編集部門の候補となった。また’23年に同シリーズの『クローゼットファイル』所収の「美しさの定義」が第76回日本推理作家協会賞短編部門の候補に。ロングセラーで大人気の「法医昆虫学捜査官」シリーズには、『147ヘルツの警鐘』(文庫化にあたり『法医昆虫学捜査官』に改題)から最新の『スワロウテイルの消失点』までの7作がある。ほかに『女學生奇譚』『賞金稼ぎスリーサム! 二重拘束のアリア』『うらんぼんの夜』『四日間家族』など。

「2023年 『ヴィンテージガール 仕立屋探偵 桐ヶ谷京介』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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