密約 百万石の留守居役(五) (講談社文庫)

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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062931403

作品紹介・あらすじ

若き留守居役瀬能数馬の後ろ盾は、岳父となる”五万石の陪臣”本多政長。だが徳川の闇を知る本多家は、幕府にとって天敵でもあった。四代家綱の寵臣酒井忠清に替わり権力を握った老中堀田正俊は、加賀前田家の抱える本多家に狙いをつけた。老獪な駆け引きはなくとも剣の腕をもつ数馬は、老中と藩主の秘密直接会見に意外な場所を提案する。加賀潰しの包囲網から、数馬は藩を救えるのか!? 面白さ抜群の書下ろしシリーズ第五弾!

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ第五弾。

    留守居役としてまだまだ未熟な数馬の存在が、加賀藩の弱みとばかりに他藩から目をつけられてしまいます。
    これ以上他藩や幕府から揚げ足を取られないように、江戸から離され、追い立てられるように会津へ向かう事になった数馬。
    会津では何が待ち受けているのか、展開を期待します。

  • 主人公が活躍しない

  • 酒井の最後の一手と堀田の謀略が加賀に迫る。一難去ってまた一難の前田家は生き残れるのか。
    猪野らの惨めさが。さっさと見切りをつければよかろうに、と思うのだが、武士の矜持ってやつなのか。

  • 第五弾
    若すぎる留守居役の数馬は加賀藩の弱みとして狙われ、老中堀田と藩主綱紀は極秘会談に
    この時裏切り留守居役の絡みで武田二十四将名乗るごろつき集団が、堀田に貸を

  • 数馬の成長がなかなか見えなくて足踏み状態ですね。

  • 2045-高谷3-103駐車証 10/7中に

  • 百万石を守るために虚々実々の策謀が繰り出される
    陰謀が多すぎるのと、主役が無能すぎてストレス!

  • 2015.08.22.読了

  • 綱吉が将軍職へ就任。酒井雅楽頭陥落。その合間の攻防に巻き込まれた加賀百万石前田綱紀。瀬能数馬は慣れぬ留守居役に悩みながらも、なんとか生き抜いていく。作者の描きたいことはわかるけれど、じれったい。

  • 旗本復帰を誘う罠、外様小藩組の嫌がらせ……若すぎる留守居役・数馬(かずま)の前に、難題は次々と降りかかる。加賀潰しを公言する新権力者堀田正俊は、琴の実家で加賀藩の筆頭家老・本多家の事情に目をつける。敵対する老中堀田と藩主綱紀(つなのり)、一度きりの秘密巨頭会談に、数馬は意外な場所を提案するが!?

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著者プロフィール

上田秀人
一九五九年大阪府生まれ。大阪歯科大学卒。九七年小説CLUB新人賞佳作。二〇〇一年作家デビュー。歴史・時代小説を中心に活躍。主な文庫シリーズに「闕所物奉行 裏帳合」(中公文庫)、「禁裏付雅帳」(徳間文庫)、「聡四郎巡検譚」「惣目付臨検仕る」(光文社文庫)、「奥右筆秘帳」(講談社文庫)、「町奉行内与力奮闘記」(幻冬舎時代小説文庫)、「表御番医師診療禄」「高家表裏譚」(角川文庫)、「日雇い浪人生活録」(ハルキ文庫)、「辻番奮闘記」(集英社文庫)、「勘定侍 柳生真剣勝負」(小学館文庫)など。一〇年『孤闘 立花宗茂』(中央公論新社)で第十六回中山義秀文学賞を受賞。二二年「百万石の留守居役」
シリーズ(講談社文庫)で第七回吉川英治文庫賞を受賞。『翻弄 盛親と秀忠』(中公文庫)など著書多数。

「2023年 『夢幻(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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