難民探偵 (講談社文庫)

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  • 講談社 (2015年7月15日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (432ページ) / ISBN・EAN: 9784062931472

作品紹介・あらすじ

就職浪人の窓居証子は、祖母の助言で人気推理作家の叔父・京樹の雑用係として就職活動を続けることに。叔父に持たされた携帯電話に連絡してきた警察は、京樹の友人の根深陽義を保護しているので引き取ってほしいという。警視の肩書きを捨ててネットカフェで暮らす根深によって証子は殺人事件の捜査に巻き込まれる羽目に。

みんなの感想まとめ

物語は、就職浪人の窓居証子が人気推理作家の叔父の雑用係として、新たな人生の一歩を踏み出すところから始まります。彼女は、叔父の友人である根深陽義の保護を依頼され、思いがけず殺人事件の捜査に巻き込まれます...

感想・レビュー・書評

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  • 久々の読書とブクログの利用。
    少しずつでも読書する時間をつくりたい。

    西尾先生の作品だったが、知らなかったタイトルだったので手にとった一冊。
    表紙の後ろ姿の女性が語り部。
    語り部のもつ背景から始まり、タイトルにあるとおり難民探偵の登場、事件の捜査により物語が進行し、推理から終焉へと向かう。
    最初の書き出しから考えて、最後どのような変化が生まれるのかと予想しながら読み進めたが、先生、その発想はありませんでした…。

    戯れ言シリーズのような言葉遊びは少なかった気がするも、最後にそう来たか、とニヤニヤさせられた。

  • キャラは良いが、肝心のミステリがつまらなかった。続編がないわけだ。

  • この作家さんのは初めて読みました。ちょっとまどろっこしい展開でしたが、楽しみました。

  • 主人公以外のキャラクターは魅力的なのに、主人公の印象が悪過ぎて一人称視点の小説としてのめり込めなかった。成長物語かと思えば最初っから最後まで感じ悪いままで終わったのも、残念ポイント。

  • 本来であれば短編で書くアイデアを無理やり長編したような薄い内容で残念。これが作者の普通であれば何も思わないけど、面白い作品を書く人なので残念でした。一言でいえば中途半端な作品。

  • 特になし
    強いて言えば表現がくどい

  • 西尾維新らしさあるミステリでしたが、他の作品の個性が強いだけに物足りなさが残りました。
    クビキリサイクリが好きだったからでしょうか。
    けれども、読み手が止まらない一冊でした。

  • 西尾さんにしては珍しくミステリしていて…というのは初期の戯言シリーズと比べてみれば…という点においては、なのですけれども、ともかく読みやすかったですね!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    しかし、相変わらず出てくるキャラクターはアニメキャラみたいのばかりでして、全然人間味がない…のは今も変わらないですねぇ…。

    どういったオチになるのか、気になって最後まで読み進めましたけれどもうーん…まあ…僕はそんなにミステリ読みというわけではないのでアレですけれども、意外とこじんまり収まってしまったかな? という感が否めませんねぇ…。

    まあ、そんなわけで、今回は三人称だからでしょうか? 戯言めいた無駄な会話文は少なかったように思います。

    さようなら…。

    ヽ(・ω・)/ズコー

  •  就職に失敗して叔父の家に居候することになった窓居証子。そして彼女は、小説家である叔父の知人である根深という『難民探偵』と呼ばれる男と知り合う。
     行きがかり上、根深のお目付け役をつとめることになった証子だったが……という話でした。

     警視庁に今もなお、籍を置く難民探偵が事件を解決するという割とありきたりな探偵小説。名前以外は。
     しかしながら、一番、普通じゃないのはこれを西尾維新先生が書いてるってこと。
     日本語が正しく使われている西尾維新先生の本は今まで読んだことがなかった……。
     そういう意味では西尾維新先生的なお話をお求めな方にはオススメしません。
     もちろん、片鱗はあるのですが……
     これがシリーズ化するのかどうかはわかりませんが、これはこれで珍しいものを読んだ感はあります。

  • トリックがすぐわかったので星2つ

  • ひょんなことから巻き込まれた殺人事件の「捜査」。叔父の知人である“難民探偵 ”と
    事件について調べるが…。殺人事件は上手く解決できるのか、証子の就職は決まるのか!?
    面白くないわけじゃないんだけど、読む前から期待し過ぎのハードル上げ過ぎだったか。
    始まりが少しくどく感じた。

  • ネットカフェを転々と移り歩く探偵。
    彼はどの時点から、この事件の真相を憶測し行動していたのだろうか。
    予測しすぎて難しく考え始めてしまうと、些細なことを見逃し簡単な答えにすら辿り着けなくなるのだろうな。

  • 就職浪人の窓居証子は、祖母の助言で人気推理作家の叔父・京樹の雑用係として就職活動を続けることに。叔父に持たされた携帯電話に連絡してきた警察は、京樹の友人の根深陽義を保護しているので引き取ってほしいという。警視の肩書きを捨ててネットカフェで暮らす根深によって証子は殺人事件の捜査に巻き込まれる羽目に。

  • 人気作家ってどんなのを書くのか好奇心で読んでみた。
    こういう小説は軽い気持ちで感情移入したりすることなく、さらっと読み捨てるものなのかも。
    就活に奔走して疲弊する主人公に惹かれて読み進はじめたけど、話が進むにつれて内容の幼さが目立ち出す。
    会社勤めの経験がないのか。ないとしても取材不足なのか。若い子には社会のリアリティを出さない方が受けるからなのかな。
    とにかく読み応えなくて、途中から斜め読み。

  • これといった能力もなく、働いた経験・・・バイトすらしたことがない。
    驚くほどに考えが甘く、それでいてプライドだけは超一級品。
    気が付けば行き場もなく、しっかり就職難民へと一直線。
    でも、証子は魅力にあふれている。
    要領も悪く、やたらと無駄なところできちんとしている。
    危機意識は心配になるほど低い。
    それでも、どこかで共感してしまう部分があって嫌いになれない。
    会話もテンポがあり、話の展開もリズムがあって心地よかった。
    一気に最後まで読み終えてしまった。
    軽いタッチのために読みやすく、作品を楽しめた。
    ミステリーとして考えると物足りない部分も多く、推理していく過程にもかなり不満はある。
    「難民探偵」というタイトルなのに、設定にいまひとつ説得力がない。
    証子のキャラクターが好きだったので、物足りない部分がカバーできたのかも・・・。

  • 面白かった!西尾さんらしいと言えばらしいお話で、色々と勉強になるとこともあった。パッと見ると長々としてそうに思えて、読んでみるともう終わり?!という気持ちがした。もう一度読みたい。

  • 【うるせぇ】

    最初の何ページか、思わず伏せたくなるほどダルい語りを我慢すれば(そここそ人は西尾節と呼ぶのかもしれないが)、最後までずんずん読み込んで行ける。そして、最後まで読めば最初の何ページかも少しは愛しく思えるのだ。

    結果からいえば、もちろん毎度のことになるがメタっぽいオチが付くわけだけど、それでもいつもの西尾氏からすればかなりこちら側(がどちら側かは敢えて明記はしない)寄せてきているように感じた。一行で人を殺し、次の行でもう生き返らせてしまうような西尾氏が丁寧にオチを描いている。といっても他のミステリに比べれば、否くらべるのは辞めておこう。

    しかし、タイガの書き下ろしもこのくらい読ませてくれれば快く銭を出せるわけだが。なぜ420ページと200ページが100円しか違わないのだろう。ケチだとクズだと罵られても構わない。もう少し何とかしてくれ。もっと、もっと、本が読みたいんだ。できれば中古は買いたくない。よろしくお願いします。

  • 主人公である就職浪人、窓居証子とその叔父で小説家の窓居京樹、難民探偵の根深陽義。
    成り行きでネットカフェでおきた大手出版会社の重役の殺人事件を解決していく。

  •  西尾維新の単発作品は『ニンギョウがニンギョウ』や『少女不十分』などを見る限り、ぶっ飛んでる印象があったけど、それに比べると、というか西尾維新としては「普通」な印象。

     ネカフェ暮らしでいろいろ訳アリな根深さんや、変人な作家の京樹さんなど、一応登場人物は個性的だけど、そこまで突飛ではないし、展開や謎解きもいたって常識的。

     根深さんが関係者の本音を聞き出す場面の巧みな話術や、後半の謎解きの部分は夢中で読んだものの、中盤ぐらいまでは主人公の自分語りや人物紹介的なパートが続いて少し冗長に感じた。

     全般的に作家という職業や出版界の実情に言及している部分が印象に残った。しかも良い部分と言うよりは、ちょっと大げさな表現だけど人気作家の「業」について西尾さん自身の思いを綴ったのかなと思った。就職難民というのもテーマの一つだし、いろいろと現実的な一冊。

  • 「難民探偵」というタイトルながら、これは探偵小説…なのか?
    どちらかと言えば、探偵の相棒が主役的な位置づけとなっている、「ワトソン小説」とでも呼ぶべき、とてもユニークな小説でした。

    本人曰く、「どこでどう選択を間違えてしまったのかわからない」まま、就職浪人となった窓居証子(まどいしょうこ)は、祖母の助言により、売れっ子推理作家の叔父である窓居京樹(まどいきょうき)の元に身を寄せながら、終わりの見えない就職活動を続けることになります。
    やがて、ひょんなことから京樹の友人であり「難民探偵」でもある根深陽義(ねぶかようぎ)とコンビを組んで、ネットカフェで起こった殺人事件の捜査に乗り出すことになってしまうのですが…

    まず、序章で40ページ強に渡って語られる、証子の就職活動の様子からして、同じ作者の「掟上今日子の備忘録」における隠館厄介の生涯を思い起こさせる不運っぷりで、この時点でグググっと彼女への同情と共感が生まれます。

    その後も周囲の濃いキャラたちに振り回されつつ事件に関わっていく様や、それでいて結果的に探偵を一押ししたり、重要な事柄に気づいたりという思わぬ有能っぷり!?も微笑ましいところです。

    また、冒頭に述べたように探偵小説としての異色さも興味深い点が多々あります。
    その極めつけが「謎解き解決編」。
    探偵小説における探偵の最大の見せ場たるべき舞台において、警視総監の真田道規(さなだどうき)が放った一言とそれに対する探偵の回答は、開いた口がふさがらないほどの衝撃(笑撃)です。

    ただ、決しておふざけや悪ノリでなく、一見「アンチ名探偵」に見えなくもないストーリーの奥に、紛れもない探偵小説愛が垣間見えるように感じました。

    相変わらず、登場人物のネーミングにもニヤリとさせられますね。
    西尾維新さん、いいです!

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著者プロフィール

1981年生まれ。2002年、『クビキリサイクル』にて第23回メフィスト賞を受賞してデビュー。デビュー作を含む「戯言シリーズ」は若い読者に大人気となる。2006年刊行の『化物語』は〈物語〉シリーズとしてシリーズ化され、アニメ化・ゲーム化され様々なメディアミックスが行われている。矢継ぎ早に刊行するすべての本が常にベストセラーとなり、当代随一の「物語師」として活躍中!

「2014年 『「偽物語」PremiumアイテムBOX』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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