負ける技術 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 514
感想 : 49
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062931885

作品紹介・あらすじ

世知辛い現代において、勝利は敗北の始まりだ。勝者を慕い集まるのはせいぜい一割、残りは転落の瞬間を待つ殺   し屋ばかりと言えよう。ならば目指すべきは、”いかに負けるか”。リストラ→派遣切り→ハローワーク通いに泣き、今は漫画家兼OLとして自転車操業中の著者が説く、敗北からの必笑! 幸福指南。古市憲寿氏、絶賛!

感想・レビュー・書評

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  • カレー沢さんの自虐?エッセイ、相変わらず文章乱暴なのに読んでしまう面白さ。こういう(ものの)見方もあるのか、と時々勉強になる。

    しかし…カレー沢氏、勝ち組なのでは⁉︎と思う。ご本人は真面目で堅実な方な気がする。

  • 以前、確かアンソロジーで読んで
    面白いなと思ったカレー沢薫さん。
    やっとエッセイを読むことができました。

    少し読んで…
    お、面白い!!!!!!
    となり、思わず次のエッセイをその場でポチり。

    とにかく、比喩とか表現力が抜群に面白い。
    そこでその例えかー!と私のツボを
    ピンポイントで刺激してくる。
    中毒性のある人にまた出会ってしまった。

    • やまさん
      各位

      昨年ブクロクに登録した本の中からベスト7を選びました。
      なお、平成31(2019)年3月27日に読み終わった本からブクロクで管...
      各位

      昨年ブクロクに登録した本の中からベスト7を選びました。
      なお、平成31(2019)年3月27日に読み終わった本からブクロクで管理するようにしています。
      ① なんとなく・青空 / 工藤直子 / 詩 / 本 /読了日: 2019-12-11
      ② 螢草 / 葉室麟 / 本 / 読了日: 2019-12-16
      ③ あなたのためなら 藍千堂菓子噺 / 田牧大和 / 本 /読了日: 2019-04-10
      ④ 甘いもんでもおひとつ 藍千堂菓子噺 / 田牧大和 / 本 / 読了日: 2019-05-04
      ⑤ あきない世傳 金と銀(七) 碧流篇 / 田郁 / 本 /読了日: 2019-09-14
      ⑥ てらこや青義堂 師匠、走る / 今村翔吾 / 本 / 読了日: 2019-08-27
      ⑦ ひかる風: 日本橋牡丹堂 菓子ばなし(四)  / 中島久枝 / 本 / 読了日: 2019-07-23
      ※もしよろしければ、皆様の昨年感想を書かれたものの中からベストの順位を教えて頂けたら嬉しいです。

      やま
      2020/02/07
  • 何一つ役に立たない名著!(最大級の誉め言葉)

  • 言語学者の川添愛さんが著作で取り上げられていたので手に取ってみた。
    「負ける技術」という題名は後付けで、役に立つことはいっさい書かれていない・・・という書き出しで始まり、読了まで脱力させ続けてくれる。
    メンタル疾患を性病に取り違えられる話など、深刻な問題まで笑えるエッセイに仕立ててしまう「斜め下」の文才が光る。
    疲れた時に最適の一冊だが、吹いてしまう可能性があるので、帰りの通勤電車で読むのはやめた方が良い。

  • twitterでお見かけしていたカレー沢氏のエッセイ集。北大路公子さんのエッセイのように、ダメをするどく客観視しつつゆるい。勝手ながら、このひとにはずっときちんとしてほしくないなあと思う。

  • カレー沢先生の初期のエッセイ。結婚に至るまでとか新婚旅行とか家を買うとか、これまで謎に包まれていたその当時の話もちゃんと書いてあったので嬉しかった。おもしろスギィ!

  • 寝る前にチビチビ読んでいました。電車で読むのは危険な予感がしていたのですが正解でした。この人のコラムは永遠に読んでいられます。

  • もう3周ほどよみました。
    そんなに気に入っていないのですが、気づいたときに読みたくなる本です。
    多分気に入ってます。
    気楽に気負いせず読める

  • 悪評価を付けるほどではないが、特に感銘を受けるようなコラムではなかった。途中で読むのをやめた。
    サンプルを読んでから気に入れば買う、とするべきだろう。

  • 1編が非常に短いコラムの収録本。
    何に連載されたコラムを集めたのか、結局よくわからない。
    くだらないけど面白く、1篇1笑いという感じで、外で読んでいるとちょっと恥ずかしい、かも。

    刊行が10年前なので、ちょっと「これ、何の話だっけ?」ってなる。

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著者プロフィール

時は2009年。モーニング(講談社)主催の漫画新人賞「MANGAOPEN」に本名・無題で応募し落選した作品が、カレー沢薫『クレムリン』(ともに本人命名 講談社)に変容を遂げ、月刊モーニング・ツー(講談社)でほぼ即連載となり、漫画家デビューを果たす。ほどなくコラム『負ける技術』(講談社)も連載となり、コラムニストとしてもデビューを果たす。以来、雑誌やウェブに連載超多数、本数未詳の大車輪で体力を使い果たす。最長不倒連載作品は開始以来すでに10年を超えた東京都写真美術館広報誌別冊「ニァイズ」。なお、本作『ひとりでしにたい』はコミックDAYS(講談社)にて、隔週日曜正午の更新時刻に「いいね!」数が爆増しTwitterのタイムラインが歓喜で満ちる好評連載中。第24回(2020年度)文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞受賞。なので図書館とか一家に一冊とかそんな感じで置いていいお墨付きもありますよ。安心してお読みください!

「2023年 『ひとりでしにたい(6)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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