窓ぎわのトットちゃん 新組版 (講談社文庫)

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  • 講談社 (2015年8月12日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (384ページ) / ISBN・EAN: 9784062932127

作品紹介・あらすじ

戦後最大のベストセラー『窓ぎわのトットちゃん』。単行本、文庫、絵本の国内の累計は800万部! 世界じゅうで愛読されています。本書はその新組版。字が大きく絵も鮮やかになりました!トットちゃんがユニークな教育のトモエ学園で、友達とのびのび成長していく自伝的物語。深い愛情で子どもたちの個性を伸ばしていった校長先生が、トットちゃんに言い続けた言葉「きみは、本当は、いい子なんだよ」は、今も黒柳徹子さんの宝物です。

みんなの感想まとめ

教育の本質や子どもの成長について深く考えさせられる作品で、戦後のユニークな学びの場が描かれています。トットちゃんが通うトモエ学園での経験を通じて、個性を尊重し、愛情を持って育てることの大切さが伝わりま...

感想・レビュー・書評

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  • あの戦争中に、こんな素晴らしい学校が存在できたとは!そして翻って、この素敵な本がベストセラーになったハズの今の日本の義務教育の、息苦しさと言ったら!自分の子供の頃よりひどくなってるのでは?この本をリアルタイムで読んだ大人たちは何をしていたのでしょうか?所詮はタレント本、と薄笑いを浮かべた政治家や官僚の顔が目に浮かびます。この子育てが罰ゲーム化した現代日本の浮上のヒントが詰まっているのになあ。今こそ多くの方に読まれてほしいものです。

    • まいけるさん
      まいけるです。
      この本がベストセラーになった頃の大人です。
      毎朝子ども達に一話ずつ読んでました。
      小林校長のように平らな心を持ちたいと思って...
      まいけるです。
      この本がベストセラーになった頃の大人です。
      毎朝子ども達に一話ずつ読んでました。
      小林校長のように平らな心を持ちたいと思ってました。
      現在の教育現場はあの頃よりずっと大変です。
      上から横からたくさんの要求をつきつけられ
      疲弊している人は多いのではないでしょうか。
      コロナ禍を経てさらに子ども達との関わりも難しくなりました。
      教師、保護者、そして社会全体で子どもの教育にあたらないと、、そんなことを思っています。
      素晴らしい本ですよね。
      私も再読して感動を新たにしました。
      2025/04/18
    • 伊奈さん
      まいけるさん、コメントありがとうございます!本当にもうちっとマシな世の中を次の世代には残したくなる、良い本ですよねえ。
      まいけるさん、コメントありがとうございます!本当にもうちっとマシな世の中を次の世代には残したくなる、良い本ですよねえ。
      2025/04/18
  • 昔、子ども達に毎日一話ずつ読んでいた本。
    ひとつひとつにトットちゃんのビックリとわくわくと涙があふれている。
    教育に携わるすべての人達、そして子ども達にもこの本を薦めたい。
    他の小学校では、はみ出してしまったトットちゃん。
    彼女の話を4時間聴いてくれた校長先生が素敵だ。
    運動会には生まれつき足が短いという子が一位になれるような競技をつくり、ハンディキャップを感じさせない。
    担任の先生が、不用意な一言でその子を傷つけた時は、人のいないところで叱る。心の底からの哀しみで向かい合って叱る。
    教育の真髄がここにある。
    自然のリズムを大切にして、野外で繰り広げられる学習の数々に子ども達の目は輝く。
    明日が待ち遠しい学校。
    そんなスローガンなどいらないくらいトモエ学園はキラキラわくわくが詰まっている。
    周りの学校の子達が、「ボロ学校」と囃し立てても
    「トモエ学園、いい学校」と歌声が大きくなっていくさまに感動をおぼえる。
    一番嬉しかったのは校長先生だろうけど。

    トモエ学園が空襲で焼けた時
    次はどんな学校を創ろうかと思い巡らす小林校長
    教育愛は熱く深い

  • 私が学生の頃、うちの積読本と化していた本。
    時を経てどこかに消え、それでもやっぱりまた今手にする機会を得た本。

    あの時読んでおけばよかった、と軽く後悔。

    きっとどの時代でも、どの年齢でも、どの国でも、どのシチュエーションでも、通じるものがあるのだろう。そう『人を育てる』ということ。

    本人の意識を「明言化」して示すのではなく、これからの生きていく上での指針となる言葉、経験を与えて、考える余地をあげなければいけなかった。今回はトットちゃんを通じて痛切に感じた。

    そしてこの本、読むタイミングで感じ取るものが違いそう。時間を置いてまた読んでみたい。

    あああ...でももううちの子供達、世間的に言えば成人してるよ...いいや!今からでも素敵な言葉のシャワーを!受け取って!母の想い、感じ取って!
    ...聞いてる?そこのスマホ見てる人達...。

  • やっと読むことが出来ました。
    小林宗作先生の教育の仕方がとても素晴らしいと思いました。

    なかでも印象的な言葉は、
    「君たちは、みんな一緒だよ。なにをやるのも一緒だよ。」

    今、多様性が叫ばれていますが、多様性とはなにか、個性を認めるとはどうゆうことなのか、いち早く気づいておられたのだと思いました。

    • さくもっちさん
      窓ぎわのトットちゃん面白いですよね~
      窓ぎわのトットちゃん面白いですよね~
      2025/02/10
    • ころんさん
      さくらもっちさんコメントありがとうございます。

      面白いですよね。続編も気になっているのですが、まだ読めていないので早く読みたいと思っていま...
      さくらもっちさんコメントありがとうございます。

      面白いですよね。続編も気になっているのですが、まだ読めていないので早く読みたいと思っています。
      2025/02/10
  • 長く愛されてきた理由が良く分かった。自由奔放なトットちゃんを温かく見守った小林先生、トットちゃんの意思をいつも尊重したお母さんの心の広さに感動した。もっと早くこの本に出会っていたら良かった。心が温かくなる本だった。

  • 「きみは、本当は、いい子なんだよ!」
    小林宗作先生は、トットちゃんを見かけると、いつもそう言った。トモエ学園の個性を伸ばすユニークな教育と、そこに学ぶ子どもたちをいきいきと描いた名作エッセイ。

    続編が発売されたと知り、そういえばまだ読んだことがなかったなと一作目の新組版を手に取った。ぼくにとって黒柳徹子さんと言えば『徹子の部屋』でおなじみの伝説的司会者。その徹子さんがトモエ学園で過ごした小学校低学年の日々を丁寧に綴っている。純真な子ども心そのもののような文章の中に、大人としての視点がさりげなく織り込まれている。それがとても自然で読みやすい。大人から子どもまで、読む年齢や環境によって味わいが変わりそうな宝物のような一冊。

    無邪気すぎる行動が原因で退学になってしまったトットちゃん。次の受け入れ先を必死に探し、本人には退学のことを内緒にしたお母さんに心を打たれた。さらに、小林宗作先生の「きみは、本当は、いい子なんだよ」という言葉に加え、生徒たちを“子ども”の前に“一人の人間”として接するのも素敵だった。こういう誠実さが自尊心や自立心を育てるんだよね。

    さらに、教室は払い下げしてもらった電車!ロマンありすぎる!しかも、時間割が決まっているわけじゃなく、その子の好きな教科から自由に学習していいってスタイルが面白い(もちろん、嫌いな教科も学校が終わるまでにやる必要がある)。こういう自由さが自主性を形作るんだろうね。木登りの話は、ぼくも小学校の木に登って隠れ家みたいにしていたことがあって懐かしくなった。泰明(やすあき)ちゃんとの木登り大冒険もあったかくて切なくて、心に残る話だった。

    というか、こんなに細やかに記憶している徹子さんすごすぎる。それだけ強く思い出として残っていたんだなと。ぼくの小学校の思い出なんて、こんなにも浮かばない。そんなぼくに徹子さんが小学校の思い出をおすそ分けしてくれたように感じる。感謝しかないです、ありがとうございます。こういう学校が現代にこそ求められているんだろうけど、現実的には難しいんだろうな。その代わりに、この本が体験を共有して助けになりますように。

    p.80,81
    本当は、その満足の中に、『校長先生が、自分のしたことを、怒らないで、自分のことを信頼してくれて、ちゃんとした人格をもった人間として、あつかってくれた』ということがあったんだけど、そんな難しいことは、トットちゃんには、まだ、わからなかった。
    ふつうなら、このトットちゃんの、してる事を見つけた時、「なんていうことをしてるんだ」とか「危ないから、やめなさい」と、たいがいの大人は、いうところだし、また、反対に、「手伝ってやろうか?」という人もいるに違いなかった。それなのに、
    「終わったら、みんな、もどしておけよ」
    とだけいった校長先生は、(なんて、素晴らしい)と、ママは、この話をトットちゃんから聞いて思った。

    p.165
    「いいんだよ、それで。君が朝起きた、ってことが、これで、みんなにわかったんだから。面白いことや、笑わせること話したから偉いっていうことじゃないんだ。『話が無い!』っていった君が、話を見つけたことが、大切なんだよ」

    p.246,247
    でも校長先生は、そういう事件が起きたときに、絶対に、パパやママを呼び出すことはなかった。他の生徒でも同じことだった。いつも、それは、校長先生と、生徒との間で解決した。初めて学校に来た日に、トットちゃんの話を、四時間も聞いてくれたように、校長先生は、事件を起こした、どの生徒の話も、聞いてくれた。その上、いいわけだって、聞いてくれた。そして、本当に、「その子のした事が悪い」とき、そして、「その子が自分で悪い」と納得したとき、
    「あやまりなさい」
    といった。でも、おそらく、トットちゃんに関しては、苦情や心配の声が、生徒の父兄や、他の先生たちから、校長先生の耳にとどいているに違いなかった。だから、校長先生は、トットちゃんに、機会あるごとに、
    「君は、本当は、いい子なんだよ」
    といった。その言葉を、もし、よく気をつけて大人が聞けば、この「本当は」に、とても大きな意味があるのに、気がついたはずだった。

    p.349
    「子供を先生の計画に、はめるな。自然の中に放り出しておけ。先生の計画より子供の夢のほうが、ずっと大きい」

  • 黒柳徹子の個性は、どこに行っても潰されない強さはあるだろう。
    その個性をいい方向に向けさせる大人に出会えたことが、今の黒柳徹子を作ったに違いない。
    小林先生も、トットちゃんのお父さんもお母さんも、素晴らしい。トットちゃんの記憶でデフォルメされてるとしても、いい人達だったんだろうな。

    人生は、出会い。

    子供を育てるには、大人側の余裕が必要だと強く思った。私は、そんな大人にはなれていない。些末なことにとらわれて、しょっちゅうカリカリしてしまう。トットちゃんが、退学させられた学校の教師と同じ。

    ほとんどの親や先生は、子供を型にはめるのに必死になって、型にはまらないと悪い子とレッテルはって、戦前と今とたいして変わりない。

    発達障害の治療薬は、一定の効果があっていいんだけど、小林先生なら使わないだろうな。
    社会が発達障害という病気を作りだしてる一面があるかもね。
    凡人が天才に講釈垂れて、いいことしたつもりにならないよう気をつけないとね。

  • 小学一年生で退学になったトットちゃんだったが、トモエ学園の校長先生との出会いから、学園生活を通してかけがえのない経験を積み重ねていく。個性を尊重すること。どんな時でも希望を持つこと。たくさんの教えがあった。
    トットちゃんの目線で描かれており、彼女の好奇心旺盛で純真で可愛らしく、のびのびと自由に動き回る姿には、ほっこりした。だから余計に戦争の悲惨さも伝わってきた。
    これは、子どもから大人まで楽しめる名作。
    また、オーディブルでのご本人の朗読は最高によかった。でも涙声はだめですよ徹子さん。もらい泣きしてしまうではないですか~

    • ひろさん
      まつ~!おつかれさま!大盛り上がりだったんだね!!
      娘ちゃんたちホラー漫画好きだったもんね!そりゃぁ喜ぶよね♪
      ふふっ♪怖がりのまつが家族の...
      まつ~!おつかれさま!大盛り上がりだったんだね!!
      娘ちゃんたちホラー漫画好きだったもんね!そりゃぁ喜ぶよね♪
      ふふっ♪怖がりのまつが家族のために頑張って車で怪談を流す…なんて微笑ましい(◍´꒳`◍)
      トットちゃんに癒されてね♪今夜よく眠れますように✩.*˚
      2022/10/16
    • aoi-soraさん
      ひろちゃん、こんばんは^⁠_⁠^

      トットちゃん、懐かしいなぁ。
      小学生の頃、夢中になって何度も何度も読みました。
      トモエ学園に入学したくて...
      ひろちゃん、こんばんは^⁠_⁠^

      トットちゃん、懐かしいなぁ。
      小学生の頃、夢中になって何度も何度も読みました。
      トモエ学園に入学したくて、
      チンドン屋に遭遇してみたくて、
      海のものと山のもののお弁当が食べたくて(笑)
      今も大切に実家の本棚にあるよ。
      (だから、読めない)

      徹子さん御本人の朗読だなんて、贅沢だね!
      2022/10/19
    • ひろさん
      あおちゃん、こんばんは(*^^*)
      トットちゃん、感性豊かで、ほんと毎日がキラキラして楽しそうで、読んでる方もわくわくドキドキしますよね♪
      ...
      あおちゃん、こんばんは(*^^*)
      トットちゃん、感性豊かで、ほんと毎日がキラキラして楽しそうで、読んでる方もわくわくドキドキしますよね♪
      私も食べたくなりましたよ~海のものと山のもののお弁当(*´˘`*)
      あおちゃんのたいせつな本を読めたことが嬉しいなぁ。
      小学生の頃に夢中になれる本に出会えるなんて、うらやましいです!
      ご本人の朗読だからと選びましたが、読めて(聴けて)ほんとによかったです♪
      2022/10/19
  • 小林先生もお母さんも、トットちゃんと真剣に向き合っていて尊敬する。子どものはなし聞くのって本当に大変…
    トモエ学園がずっと続いていたら救われた子がいっぱいいたんだろうな。

  • 某番組にゲスト出演していた徹子さんの話を聞き、読まねばと購入。
    トットちゃんの好奇心旺盛、天真爛漫な姿に、ハラハラドキドキ。楽しさも悲しみもすごく伝わってきた。
    そして、小林先生の大きいこと。同じ目線に立ち、信じ行動される姿はもう尊敬しかない。トットちゃんのご両親もすごいなと思った。
    自分を信じてくれる人がいる、それは人を強くし、思いやりの心を育んでくれるのだと思った。
    この本と同い年な事を知り、勝手に縁を感じる。今まで読まなかっことを後悔。映画も観にいこう。

  • 小学生時代に帰れる本。
    ママのやさしさに、心癒される。

  • 妻から「小さい頃に読んで気に入った本」と聞いていた『窓ぎわのトットちゃん』。ずっと「機会があれば読んでみよう」と思っていました。

    妻からトットちゃんについてある程度聞いていたので、大きな驚きはなかったものの、自由奔放な黒柳徹子さんの幼少期を垣間見ることができて、とても面白かったです。

    読み進めるうちに、自然と親の視点で考えるようになりました。今の時代では、なかなか同じように育てるのは難しいと思います。トットちゃんの個性を尊重し、やりたいことをさせてくれたお母さん、そして彼女を受け入れたトモエ学園があったからこそ、今の黒柳徹子さんがいるのだと感じました。

    こんな学校が今の時代にもあったら素敵ですね。子どもにとっても、親にとっても。

  • 短編集のようにさまざまなストーリーがギュッと詰まっておりますので、初心者や小説を読みたい方、小説を読むのが苦手な方にも是非ともオススメ致します。

  • 続編を読んで、久しぶりに本書を引っ張り出してきて読みました。言わずと知れた大ベストセラーで、1981年の初版以来、国内で800万部、全世界累計2500万部超、20以上の言語で翻訳と、世界中で愛されてきました。いわさきちひろさんの温かい挿絵がこの本の世界観にぴったりで、一層この本を素敵なものにしてくれています。このアニメ映画が昨年(2023年)12月8日に公開されているのも、82年前の太平洋戦争の開戦日に合わせてのことかもしれません。
    黒柳徹子さんが小学校1年生で小学校を退学になり、私立のトモエ学園に転校するところから物語は始まります。この学校の校長、小林宗作先生は、海外でリトミックを学び、私財で幼稚園と小学校を作られた方ですが、その運営は、戦争の影響でたった7年という短いものだったようです。様々なタイミングが重なって、トットちゃんが小林校長先生に出会えた奇跡を感じます。
    トットちゃんを愛する、校長先生をはじめとする先生方、ご家族、友達、本当に温かい人々に囲まれて、トットちゃんの個性が育まれたことが分かります。私も一人の大人として、子ども達にこのような心で接して、良さをどんどん伸ばしてあげられる人になりたい、そして平和な世の中を続けていきたい、そう思いました。

  • 最近、徹子の部屋を好みの人が出ると見るようになって、黒柳さんの人柄にとても好感をもっていました。(でしゃばらず人の話を優しく聞く]
    そこでこの本を読んでみることにしました。
    感じるものはいっぱいあったけど、とにかく
    徹子さんの柔らかな温かい人間性が感じられました。
    徹子の部屋を100歳まで続けたいとのこと、ぜひ
    続けて欲しいと思います。
    続編をこれから読みます。

  • 続編が出たのに まだ読んだことがなかったので 、オーディオブックで聞きました。 何度も 吹き出しそうになり 、何度も目頭が熱くなりました。 続編を読むのが楽しみです。

  • もっと早く読みたかった…子供達はいつの時代も変わらずいて、新しい事に目を輝かせたり、思った事を素直に言葉にしている。子供なりの色々な考えを活きたものにするにはやはり周囲の大人が大事なんだ。

  • トットちゃんの思い出が本当にキラキラしていて、個性をそのままに過ごせたんだなぁと思う。

    先生が素晴らしい。実際にはひとつひとつに考えて悩まれていたのだと思うけど、楽しんでいるように見えていたのは生徒のそれぞれの個性に対する本当の愛があったからだと思う。

    一方で、誰かの個性を尊重することは誰かの個性を脅かしてしまうかもしれない。トットちゃんの最初の学校では、真面目に教室に座って勉強したい子もいたかもしれない。

    多様性の尊重は物凄く難しいといつも思う。この本でもまた考えさせられました。

  • audibleで、ご本人による朗読。
     
    一般的な小学校には馴染めなかったトットちゃんを受け入れた、トモエ学園で過ごした日々。
    太平洋戦争が激化し、トモエ学園にも爆弾が投下され疎開するシーンで終わる。彼女の芽を摘まないで ; ;

  • 35か国で翻訳発行されているベストセラー、にもかかわらず、今まで読んだことがなかった。
    42年ぶりに続編が出たこと、NHKテレビ「新・プロジェクトx ~戦時下で貫いた教育の夢~」でトモヱ学園の校長先生であった小林宗作先生を特集した番組を見たこと
    そして、私にとって長年のなじみの本屋さんがついに閉店することになり、
    記念にこの本を購入していたので、それでやっと読んでみた。

    全てはトットちゃんこと黒柳徹子さんのトモヱ学園でのエピソードでできている。
    トットちゃんが前の小学校を退学処分になった話から始まり、校長先生との出会いで4時間トットちゃんの話を聴いてくれたこと、体に障害がある子が劣等感を抱かないよう運動会のメニューを工夫していると思われる話とか、トットちゃんが肥溜めの財布と落とした時、そして落ちた話など驚き笑ってしまうエピソードとともに、その時の校長先生の声のかけ方のすばらしさで教育の在り方伝わってくる。

    開校7年で戦争のために学校が焼けてしまい、その後再建はかなわなかった。
    その心残りを教え子のトットちゃんが引き継いてこうして本になり思いが引き継がれている、それも教育のすばらしさ。

    トモヱ学園があったのは昭和12年から19年までの7年間、それにしてもこんな学校が戦前にあったことが驚きだ。
    現代でもトモヱ学園のような学校を作ることは難しいかもしれない。
    でも子どもを育てる時に、大人が心掛けたい、今でも通じる知恵があると思った。

    黒柳徹子さんは最近LDとか発達障害だと紹介されることもあるようだ(本人苦笑の様子)でも小林先生が知ったら怒るのではないだろうか
    障害者としてレッテルを貼ることが意味のあることなのかという気がしてくる。
    みんなの違いを認めながらも、みんな一緒に生きていく
    それが実現できていた学校だと思った。

    続編はトモヱ学園のお話ではなく、戦中戦後のお話のようだがぜひ読んでみたい。
    それから
    audibleではどうもご本人が朗読されているらしい、そちらも心そそられた。

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著者プロフィール

黒柳 徹子(くろやなぎ・てつこ):東京生まれ。東京音楽大学声楽科を卒業し、NHK放送劇団に入団。NHK専属のテレビ女優1号として活躍。文学座研究所、ニューヨークの演劇学校で学び、テレビ、ラジオ、舞台で活躍。また、ユニセフ親善大使、トット基金理事長を務め、長年にわたり活動を続ける。1981年刊の著書『窓ぎわのトットちゃん』がミリオンセラーに。他著書多数。

「2025年 『新編 黒柳徹子の一生懸命対談』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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