- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062932462
作品紹介・あらすじ
悪いがこの本に粗筋なんてない。これは小説ではないからだ。だから起承転結やサプライズ、気の利いた落ちを求められても、きっとその期待には応えられない。これは昔の話であり、過去の話であり、終わった話だ。記憶もあやふやな10年前の話であり、どんな未来にも繋がっていない。いずれにしても娯楽としてはお勧めできないわけだが、ただしそれでも、ひとつだけ言えることがある。僕はこの本を書くのに、10年かかった。
感想・レビュー・書評
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しまった。
マンガで読んでた…
回りくどい表現が非常に多く、
少し読みづらい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
大学生くらいの時に読んだけど、意味わからんすぎて途中でやめてしまった。
また読み直してみよう。 -
ああ、西尾維新らしいなというほど作者のことを知ってるわけでもないのだけれど、「らしいな」と思った。
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西尾維新という作家はよく知っているのだけど、なんとなく読まずに今まで来た。
小学四年生に監禁される、大学生のお話。
こういう話を読んでいると考えさせられるのだけど、彼女がマトモに成り得なかったのは、やはり彼女の両親に由来するだけである。
そうして、その異常さを受け止める大学生もまた、普通ではないのだと思う。
どこまでをフィクションとして読めばいいのか分かりにくい、意地悪な「小説」として読んだ。
彼女が知られたくなかった「正体」とは何だったのだろう。
不自由帳に書かれたルールを守る良い子であることが、見破られてはならない「正体」だったのか。
それとも、自分が受けている様々な傷跡を怪物として見られることが「禁忌」だったのか。
それは、分からない。 -
この本は大学生の主人公(10年前の作者自身?)が小学生の少女に監禁される話。前置きが長いが、本編に入ってしまえばすぐに読み終わってしまう。最初は理解不能の行動をする頭がおかしい少女だと思っていたが、本を読み進めると少女の行動原理がわかる。結局は少女より主人公の方が異常だったように思える。
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内容紹介
悪いがこの本に粗筋なんてない。これは小説ではないからだ。だから起承転結やサプライズ、気の利いた落ちを求められても、きっとその期待には応えられない。これは昔の話であり、過去の話であり、終わった話だ。記憶もあやふやな10年前の話であり、どんな未来にも繋がっていない。いずれにしても娯楽としてはお勧めできないわけだが、ただしそれでも、ひとつだけ言えることがある。僕はこの本を書くのに、10年かかった。
内容(「BOOK」データベースより)
少女はあくまで、ひとりの少女に過ぎなかった…、妖怪じみているとか、怪物じみているとか、そんな風には思えなかった。「少女」と「僕」の不十分な無関係。 -
少女はあくまで、ひとりの少女に過ぎなかった…、妖怪じみているとか、怪物じみているとか、そんな風には思えなかった。―西尾維新、原点回帰にして新境地の作品。