ゼロ以下の死 (講談社文庫)

  • 講談社 (2015年11月13日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (576ページ) / ISBN・EAN: 9784062932493

作品紹介・あらすじ

何の関係もない2組のカップルが銃殺された。死んだはずのあの娘が犯人一味に同行しているらしい。人気ロングセラー、シリーズ最新刊!

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

家族の絆とサスペンスが交錯する物語が展開されます。猟区管理官ジョー・ピケットの娘シェリダンのもとに、かつての養女エイプリルからの連絡が入ります。彼女が生きている可能性が浮上する中、近隣で発生した猟奇的...

感想・レビュー・書評

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  • 猟区管理官ジョー・ピケットのシリーズ、「復讐のトレイル」に続く8作目。

    ジョーの長女シェリダンのもとに、エイプリルらしい人物からの連絡が入る。
    かって、置いて行かれた幼い女の子を引き取って世話をし、ジョー夫妻は養女に迎える手続きもしていたほどだったが、突然の出来事に巻き込まれて喪った…
    6年もたっているのだが、まさか本当は生きていた?!

    折しも、近くで謎の事件がいくつか起きていて、それはキャンピングカーで暮らす老夫婦が襲われたケースであったり、一見関係がなさそうなもの。
    だが問題の起きた場所は…
    本当に、エイプリルなのか。
    犯人らと同行しているらしい娘に会うため、ジョーはネイトや捜査機関に協力を頼み、行方を追う。

    まだうら若いがスパッとした気性のシェリダンはカッコいい。
    エイプリルを慈しみ悼んでいたジョーの妻メアリーベスも、じっとしてはいられない。

    思いがけない犯行の理由、それぞれの異常なこだわり。
    社会の歪みも一因だが、家族の関係や意味も。
    家族愛が強いピケット一家の良さと、だからこその辛さも。
    捜査関係者にもいろいろな立場や性格があり、その現れ方も影響してくるのでした。

    地元の農場主バド・ロングブレイクの運命の転変もまた、最初から考えると何とも。
    その後の変化ももう知っているんだけど。いやはや。
    シリーズ全体では五つ星評価に決まってるんですが、この作品は4か5か迷うところ☆

  • あの日死んだはずの我が娘同然だった少女からの連絡―。巨大キャンピングカーを所有する老夫婦と結婚式前夜の富豪カップルの射殺事件が起き、猟区管理官ピケットはその少女が犯人たちと一緒にいるらしいことを知る。大自然、父と息子、家族の絆。全米を代表する人気作家が贖いをテーマに描くサスペンス。

    シリーズ第9作。動機に環境問題が介在するのだが、そのあたりがどうもよく分からない。

  • 私にとって、もはや第一優先で手に取るシリーズ。
    アウトドアミステリなどと勝手に言っていたが、これは「ミステリ版大草原の小さな家」と新たに認識。
    今回娘たちのキャラクターを刷新して、次作以降も期待できる。

    途中娘が主人公の父親に問いかける、
    「新しい音楽を聴くのをやめるって、自分は年をとったんだって悟ること」にはドキッとさせられた。

  • 以前死んでしまったはずのピケット家の養女、エイプリルから長女シェリダンにメッセージが届く。エイプリルは男たちと共に車で移動しているようだが、彼らは独自の理由で人を殺している。ジョーは彼女が本当にエイプリルなのか確かめるため、捜査機関やネイトの力を借りて彼らを追う。人殺しをする理由は狂っているとしか思えないが、全てが完全に間違っているとは思えない。このシリーズは、時々こうやって答えを出すのが難しい問いかけを出してくるが、主人公のジョー・ピケットはきちんと後ろめたさを感じつつも、社会に暮らす1人の人間として良心に背かないよう努力する。何かが解決するわけではないが、他人事にしないところが良い。こういったジョーや家族の誠実な人柄が、このシリーズの魅力の一つだと思う。

  • 「凍える森」で爆発に巻き込まれた娘同然の少女からの連絡が来たジョーは、猟区管理官の仕事を休んで彼女を探し始める。様々な問題が絡み合うジョー・ピケットシリーズ8作目。

    後半、ページを捲る手が止まらなかった……!!今回は猟区管理官というよりは、法執行機関に籍を置く父親として動いているから、いつもよりもサスペンス強め。てか、ハラハラする……!!
    二転三転するし、クライマックスのネイトは完全にアクション俳優(笑)
    毎回テーマが重いんだけど、今回も→

    重いー。読み終わってタイトル見たら「ああ……」ってなるし、息子を持つ親目線で読むと胸が痛い。

    このシリーズ、毎回いい人が退場しがちやから、今回FBIのクーン捜査官がいつやられるかドキドキした。いい人すぎて。
    そして早く次が読みたい!!ピケット家どうなるの??

  • 盤石のジョーピケットシリーズ。
    本作ではカーボンオフセットが一つのテーマになっているが、やりすぎ感をブラックに批判しているのが良い。
    「地球環境のためなら人類は滅んでも良い」って方に振り切った考え方をするのは極端にしても、そっちに近い考えの人や団体は実際におるわけで、そいつらの怪しさ怖さ気持ち悪さを皮肉ってる本作には快哉をあげてしまった。

    で、もう一つの重要なテーマだが、ちょっと疑問符。死んだはずの人間が、そんなこともあろうかと実は生きてたかも知れない的なネタは、俺の経験上駄作方面に進む第一歩やねんなぁ(グインサ〇ガ、お前のことだ。そしてヤマ〇も若干)

    旧作の状況を知らずこのシリーズの最新作を読んでオモシロいのは知っているので、シリーズ全部がコケることはないと安心なんだが、ひょっとするとしばらく不調期が来るのかな?とやや心配。

    ☆マイナス1は「実は生きてたかも」ネタ分です。

  • ジョー・ピケット猟区管理官シリーズ第八弾。

    なぜ、いまさら。
    六年前に亡くした娘から電話がかかり、
    ジョーをはじめ家族は動揺する。
    そして探し始める。
    長女のシェリダンが連絡役としてジョーに同行することに。

    死の間際にいる父親が息子に過去を償おうとする道中には、
    まったく共感できないが、
    小説としての面白さはある。

    法を守るジョーに対して、
    相棒のネイトは血まみれだが、なぜか憎めない。
    もうひとりの相棒、愛犬マキシーンが亡くなったのは残念。

    そして、義母ミッシーは前回の狙い通り、
    離婚してさらに大物と再婚していてた。
    離婚相手は職の無かったジョーをカウボーイ頭として雇い、
    牧場に住まわせてくれた人だったのに、
    牧場も半分離婚でとられてしまうとは、
    本当にミッシーはひどすぎる。

  • 今回は死んだはずの養女エイプリルからの連絡があり、拉致されているような状況、そしてその生死に半信半疑ながらもピケットと長女シェリダンが追跡の旅に出る。
    そこにFBIやネイトも絡んで・・・。
    今までと違ってより家族の物語としての側面が強い上、ロードノベル的な色彩が強い。

    一方で今回の物語のバックボーンとしては環境負荷に対する警鐘もあって相変わらず作品ごとにテーマを変えながら見事にドラマに織り込む筆力は見事。

    話は少し小粒ではあるが、捻りもあるし、ラストの着地も余韻があって見事。シリーズ8作目らしいが、全くレベルが落ちてないのが見事。

    最近は、人気がなくなると新作が訳されなくなるが、ずっと文庫で新刊が出続けるのはありがたい限り。
    次作にも続けて読もう!

  • あの日死んだはずの我が娘同然だった少女からの連絡。巨大キャンピングカーを所有する老夫婦と結婚式前夜の富豪カップルの射殺事件が起き、猟区管理官ピケットはその少女が犯人たちと一緒にいるらしいことを知る。大自然、父と息子、家族の絆。全米を代表する人気作家が贖いをテーマに描くサスペンス。

  • デビルスタワー行ったよな、と懐かしさも募る本作。またまた家族の話で、がむしゃらに突き進むが、ネイトが出てくると持っていかれる。凍れる森、未読でなければ4かも。

  • ワイオミング州猟区管理官ジョー・ピケットシリーズ。死んだはずの里子のエイプリルから家に電話があったらしい。どうやらギャングとギャングの息子に拉致されて移動しているようだ。ギャングのステンコは重病、息子のロバートは超強硬の環境保護論者。エイプリルを探して・・・

    相変わらずのクオリティ。ただギャングなのに息子に言いなりのステンコと、カーボンオフセットにこんなにも夢中なロバートの気持ちはよく分からない。まあそういう人もこの世にはいるのだろうけれど。

  • スケール的には小粒かなあ。瀕死のギャングはこうなるの?環境保護のためならこんなにしてもいいの?など疑問がわきまくり。エイプリルの境遇が苛酷すぎて、発火点での彼女は奇跡としか言いようがないですね。相変わらずネイトはかっこいいですが、ジョーは都合良く頼りすぎでは?と思う一面も。遡るのはここでストップ、6月の新刊を楽しみにしまあす。

  • 図書館の本 読了

    内容(「BOOK」データベースより)
    あの日死んだはずの我が娘同然だった少女からの連絡―。巨大キャンピングカーを所有する老夫婦と結婚式前夜の富豪カップルの射殺事件が起き、猟区管理官ピケットはその少女が犯人たちと一緒にいるらしいことを知る。大自然、父と息子、家族の絆。全米を代表する人気作家が贖いをテーマに描くサスペンス。

    シェリダンとジョーの関係が素敵だと思うの。
    自慢できる父親だと思うのは、ジョーが絶えず悩みながら彼女に接している生かしら。
    エイプリル、まさかの登場。
    ジョーに拒否されたと思っていたというのはつらいけれど、これから彼女も登場してくると思うと楽しみは増えるのです。
    それにしてもロバート。どこでどうしたらそう狂う?
    ステンコはいい人なのか悪人なのか、最後まで考えさせられるキャラクターでした。

    次巻も楽しみ。

    Below zero by C.J.Box

  • 猟区管理官ジョー・ピケットシリーズ
    地球温暖化とシカゴのマフィアと、死んだはずの娘といつも割りを食うジョー・ピケット。
    予想すらできない展開に翻弄されつつ、一気に読了。
    過去の辛い出来事に、少し明かりがさしたような気がする。面白かった。

  • 楽しみにしていたシリーズ。相変わらずジョー含め、嫁さん、娘たちが善き人であるところが好きなんだよ。メアリーベスが長女に掛ける言葉も、本当に娘のことを思ってのセリフで、いちいち泣かせるんだよなぁ。ネイトがやたらと格好よかった。昔かたぎのギャングって感じのステンコも憎めない。面白かった!無事、翻訳が続いてくれることを願うばかり。

  • お馴染み猟区管理官ピケットのシリーズ。

  • このシリーズは、回を重ねるごとに
    面白さが増してる。
    話の積み重ね方がよいのかな?
    ようやく
    過去の作品での展開を繋げて一区切りがついた。

    ジョーは特別な立ち位置で前より自由に動いており、相棒(放置)のネイトは相変わらず別行動
    悪人に対して容赦ない感じ。

    今回はなかったけど、悪人というほどでも無い嫌な登場人物の場合、なんらかの形でツケが回ってくる(続編で話の軸になることが多い)のもちょっと面白い。
    まともに悩んで闘ってるのは主人公だけな世界観もいい。

  • エイプリルは生きているのか?

    環境保全主義とはCo2削減とは本物の環境保全なのか?

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著者プロフィール

1954年、神奈川県生まれ。東京外国語大学英米語学科卒業。出版社勤務を経て翻訳家に。

「2017年 『冷酷な丘』 で使われていた紹介文から引用しています。」

野口百合子の作品

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