私がいないクリスマス (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 27
レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062932660

作品紹介・あらすじ

家族だから、嘘をつく。
突如として宣告された進行癌。三十歳で独身、中島育子はクリスマス・イヴに手術室にいた。終始ツキのなかったこれまでの人生。朦朧とした意識の中、毎年クリスマスには家を空けていた父親のことを思い出す。嘘ばかりついていた父はあのとき何をしていたのだろう。現代版「クリスマス・キャロル」がここに。
泣ける、笑える、面白い!すべてを堪能できる作家、それが加藤元。
こんなに面白い小説、読まないなんてもったいない!

感想・レビュー・書評

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  • 三十歳独身の中島育子は突如癌宣告を受け、クリスマスイヴに手術を受ける。朦朧とした意識のなか、思い出す父親のこと。嘘ばかりついていた父親の本当の姿とは。
    クリスマスとは奇跡が起こりそうなである。独特な雰囲気のなかで、愛がある人もそうでない人も何かが起こることを期待してしまう。当時は理解できなかった父親を病床のなかで想うこと。奇跡が起きる時は、深い思いが神様に通じたときなのかもしれない。

  • 「嘘」が「方便」に変わる。それは周りの環境によってもたらされるひとつの奇跡。その先に見えてくる自分の場所。帰る場所がある、それだけで元気になるもんだよな。年末にいい本読んだ。

  • 突如として宣告された進行癌。
    三十歳で独身、中島育子はクリスマス・イヴに手術室にいた。

    終始ツキのなかったこれまでの人生。
    朦朧とした意識の中、毎年クリスマスには家を空けていた
    父親のことを思い出す。

    嘘ばかりついていた父はあのとき何をしていたのだろう。
    現代版「クリスマス・キャロル」がここに。

    **************************************

    大人になってから読むのと、中学や高校の時に読むのと、悲しみ・苦しみの感想が変わってくるのかな。

    毎年、父親とクリスマスを一緒に過ごせないでいる理由。
    父親は確かに嘘をついていたけど、その嘘が悲しすぎる。

    読んでる時は何とも思わんかったけど、読み終わった後にくる、父親の優しさ、真面目さ。

    家族はバラバラになってたけど、もっと娘に早くこの状況が知らされていたら、何もかも変わってた気がする。

    そう思ったら、よかれと思ってついてた嘘も、よくなかったんかな、なんて思ってしまった。

  • クリスマスのお話だけど恋愛ものではない。
    優しい嘘と、あたたかい人たちのお話。

  • 突如として宣告された進行癌。三十歳で独身、中島育子はクリスマス・イヴに手術室にいた。終始ツキのなかったこれまでの人生。朦朧とした意識の中、毎年クリスマスには家を空けていた父親のことを思い出す。嘘ばかりついていた父はあのとき何をしていたのだろう。現代版「クリスマス・キャロル」がここに。

  • 突如として宣告された進行癌。三十歳で独身、中島育子はクリスマス・イヴに手術室にいた。終始ツキのなかったこれまでの人生。朦朧とした意識の中、毎年クリスマスには家を空けていた父親のことを思い出す。嘘ばかりついていた父はあのとき何をしていたのだろう。現代版「クリスマス・キャロル」がここに。

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プロフィール

加藤 元(かとう げん)
1973年神奈川県生まれの女性作家。日本大学芸術学部文芸学科中退。日本推理作家協会会員。2009年、『山姫抄』で第4回小説現代長編新人賞を受賞しデビュー。
『泣きながら、呼んだ人』が盛岡さわや書店が主催する「さわベス」1位を獲得。その他代表作に『蛇の道行』『嫁の遺言』『四月一日亭ものがたり』『ひかげ旅館へいらっしゃい』など。

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