使者 百万石の留守居役(六) (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062932820

作品紹介・あらすじ

初めて直系ではない将軍となる綱吉を支える老中堀田正俊。その野望に、各藩の緊張は高まる。加賀藩主前田綱紀は早くに正室を亡くしている。外様第一の継室の座をめぐり、各藩の留守居役たちが動き出す。親幕の保科家の会津に向かった若すぎる留守居役数馬も、老獪な筆頭家老相手に微妙きわまる外交に臨む。そして、加賀を追われ恨みをもつ刺客たちが数馬に襲いかかった! 文庫書下ろし人気シリーズ、第六弾!

感想・レビュー・書評

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  • 瀬能数馬少し活躍
    このシリーズは説明が多いし、何度も同じ説明をするところがダメ
    とりあえずこのシリーズは6巻まてで休憩します。

  • シリーズ第六弾。

    数馬in会津。という事で、会津・保科家でも若い数馬相手に、老獪な筆頭家老が何とか加賀藩の弱みを握ろうと微妙な外交をしかけてきます。
    そして、例の“逆恨みトリオ”が会津まで追ってきて最後の襲撃に出てきます。
    どこへ行っても敵ばかりの数馬ですが、従者・石動さんとの結束が固いのが救いですね。

  • 外様組の罠から逃がすため、藩主綱紀の継室探しを口実に保科家へと挨拶に行くこととなった数馬。後のない猪野らとの最後の戦いの舞台は会津。
    去らば猪野。にっちもさっちも行かない武家の憐れさがあったが、いい加減鬱陶しくもあったのが、これで一段落。そして、数馬よりも石動が格好いいのだった。

  • 第六弾
    矛先をかわす為に藩主の無くなった内室の実家へ死者に、
    此処から藩主の継室問題が浮上、そして旧藩士の御為派の生き残りに襲われ討ち果たすが、このことで会津藩に貸を作ることに

  • まだまだ甘いようですが、運には恵まれてる?

  • 上田先生の主人公は未熟者ばかり
    後知恵ばかり自慢される読者

  • 若手留守居役として大したこともできず、弱みに付け込もうとされ、急に殿の嫁探しの旅にでることに。しかし恨みを抱く元藩士が狙ってくる。老中、将軍らの陰謀から藩をそして自らの命を守りぬけるのか。

  • 第1巻はすごくのめりこめたが、2巻以降ちょっとつまらなかった。
    それがここにきて一気に主人公の成長がわかるようになった。
    ここからどう展開していくのか楽しみ。

  • 百万石の藩主綱紀(つなのり)の亡くなった正室は、会津保科家から迎えていた。格別な関係の保科家へ、若き留守居役数馬(かずま)が使者として遣わされた。前田家の継室は幕府も各藩も狙っている。老練な者でも難しい微妙な相談事、その相手は親藩会津藩の国家老。そして、難題に奔走する数馬に仇敵が襲いかかる!

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著者プロフィール

上田秀人
一九五九年大阪府生まれ。大阪歯科大学卒。九七年小説CLUB新人賞佳作。二〇〇一年作家デビュー。歴史・時代小説を中心に活躍。主な文庫シリーズに「闕所物奉行 裏帳合」(中公文庫)、「禁裏付雅帳」(徳間文庫)、「聡四郎巡検譚」「惣目付臨検仕る」(光文社文庫)、「奥右筆秘帳」(講談社文庫)、「町奉行内与力奮闘記」(幻冬舎時代小説文庫)、「表御番医師診療禄」「高家表裏譚」(角川文庫)、「日雇い浪人生活録」(ハルキ文庫)、「辻番奮闘記」(集英社文庫)、「勘定侍 柳生真剣勝負」(小学館文庫)など。一〇年『孤闘 立花宗茂』(中央公論新社)で第十六回中山義秀文学賞を受賞。二二年「百万石の留守居役」
シリーズ(講談社文庫)で第七回吉川英治文庫賞を受賞。『翻弄 盛親と秀忠』(中公文庫)など著書多数。

「2023年 『夢幻(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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