未明の闘争 (下) (講談社文庫)

  • 講談社 (2016年2月13日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (384ページ) / ISBN・EAN: 9784062933230

作品紹介・あらすじ

かつて私が話をしたという「前世の記憶」という言葉に触発されてずーっと考えてきたことをアキちゃんは熱く語り、私は十五歳も年下なのに高校生に戻ってうずうずした村中鳴海といきなり旅に出たときの記憶を鮮やかによみがえらせる。その間にも猫と人間に流れる時間は続いていく……。野間文芸賞受賞作。


年老いて目が離せなくなった猫たちとともにある暮らしに、
友がやって来て小説やマンガについて語り合い、
音楽を聴き、思いは時空を超えていく……。
私たちの生(リアル)のすべてがここにある!

*内容紹介*
かつて私が話をしたという「前世の記憶」という言葉に触発されてずーっと考えてきたことをアキちゃんは熱く語り、私は十五歳も年下なのに高校生に戻ってうずうずした村中鳴海といきなり旅に出たときの記憶を鮮やかによみがえらせる。その間にも猫と人間に流れる時間は続いていく……。野間文芸賞受賞作。

「小説の作者とは、書き手でも、読み手でもない、小説自身こそが真の作者なのではないか? そんな捨て台詞でも吐いてやりたくなるほどに、『未明の闘争』は汲み尽くせない。私など足元にも及ばない、作者である保坂和志も見上げる遥かな高みに、ただ『未明の闘争』という小説だけがそびえ立っている。」
――磯崎憲一郎「解説」より

小説の概念をはるかに凌駕する傑作長編

みんなの感想まとめ

多様な情景が次々と展開され、語り口が場面ごとに変化することで、読者は常に新鮮な驚きを感じながら物語に引き込まれます。年老いた猫たちとの暮らしや、友人との語らいを通じて、音楽や文学についての思索が時空を...

感想・レビュー・書評

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  • 次から次へと情景が移り変わる。情景だけではなく、場によってその語り口も変わってしまう。この小説は作者が飽きないように、飽きないようにと書かれている。だから読者としてはずっと振り回されるのだけれど、それ故にもっとも筆に油の乗った小説だけが楽しめる、という構造になっている。私は最後の章である、猫のお母さん一族の興亡史がいちばん好きだ。

  • 年老いて目が離せなくなった猫たちとともにある暮らしに、
    友がやって来て小説やマンガについて語り合い、
    音楽を聴き、思いは時空を超えていく……。
    私たちの生(リアル)のすべてがここにある!

    *内容紹介*
    かつて私が話をしたという「前世の記憶」という言葉に触発されてずーっと考えてきたことをアキちゃんは熱く語り、私は十五歳も年下なのに高校生に戻ってうずうずした村中鳴海といきなり旅に出たときの記憶を鮮やかによみがえらせる。その間にも猫と人間に流れる時間は続いていく……。野間文芸賞受賞作。

    「小説の作者とは、書き手でも、読み手でもない、小説自身こそが真の作者なのではないか? そんな捨て台詞でも吐いてやりたくなるほどに、『未明の闘争』は汲み尽くせない。私など足元にも及ばない、作者である保坂和志も見上げる遥かな高みに、ただ『未明の闘争』という小説だけがそびえ立っている。」
    ――磯崎憲一郎「解説」より

    小説の概念をはるかに凌駕する傑作長編

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著者プロフィール

1956年、山梨県に生まれる。小説家。早稲田大学政経学部卒業。1990年『プレーンソング』でデビュー。1993年『草の上の朝食』で野間文芸新人賞、1995年『この人の閾(いき)』で芥川賞、1997年『季節の記憶』で平林たい子文学賞、谷崎潤一郎賞、2018年『ハレルヤ』所収の「こことよそ」で川端康成文学賞を受賞。主な著書に、『生きる歓び』『カンバセイション・ピース』『書きあぐねている人のための小説入門』『小説の自由』『小説の誕生』ほか。

「2022年 『DEATHか裸(ら)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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