- 講談社 (2016年3月15日発売)
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感想 : 10件
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Amazon.co.jp ・本 (384ページ) / ISBN・EAN: 9784062933339
作品紹介・あらすじ
薬剤師の早乙女瑠璃は、神風特攻隊の生き残りで祖父の修吉から、『太平記』を渡される。だが、楠木正成に関する部分を読むよう告げた修吉は、何者かに毒を射たれ、瀕死の重体に。事件の背後には秘密結社〈南木の会〉が。瑠璃は、祖父の命を救うため、元同級生で作家の京一郎とともに、正成の死に纏わる謎を追う!
みんなの感想まとめ
歴史と現代が交錯する中で、楠木正成の実像を探る物語が展開されます。著者は、正成を無条件の忠臣や超人的な軍神として描くのではなく、彼の人間性や戦略的思考に焦点を当てています。後醍醐天皇に仕えた彼の姿は、...
感想・レビュー・書評
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鎌倉の幕が下り京と地方の価値観がせめぎ合う南北朝の世。時代のうねりと同時代の人々との関わりの中で楠木正成の実像を掘り起こす。
後醍醐天皇に殉じた「無条件の忠臣」、少数で大軍を翻弄する「超人的軍神」、滅私奉公の模範――正成は後世こうした分かりやすい像に作り替えられてきた。しかし史料が語る彼は足利尊氏や新田義貞と緊張関係を保ち、公家や武士、土地の民衆の思惑を読み切る現実主義者だった。地の利を生かし人心と補給を掌握する軍略は神話ではなく共有され継承される知恵の体系だったのではないか。
現代、史料の行間から浮かぶのは神格化された軍神ではなく制約の中で選択と進言を重ねた一人の人間の姿である。忠義とは盲目的な服従ではなく人と人との関係の中で磨かれる知恵ある自己防衛の策略のひとつの現れであろう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
最近注目している楠木正成に関する作品を大好きな高田氏も書いていたので読んでみた。
QEDと同じく現代の事件から歴史の謎に発展する流れで、今回はなんと楠木正成は湊川では死んでいなったという節に至る。ただ、命を懸けて天皇家に尽くした忠臣かどうかは別として、人格も軍師としての才能も非常に優れた人であったことは誰の説でも同じなんだなあ。
もはや事実かどうかは分かる術がないだろうけど、今回も楽しく読めました。 -
本作品も高田崇史ワールドが全面に出ていて興味深い作品です。
楠木正成と果ては特攻隊の既成概念を独特の理論から根底を覆すストーリーとなっています。
個人的には歴史的内容もストーリー性もまとまりがあって読みやすい作品でした。 -
楠木正成について詳しく知らなかったけど面白かった。
もう少し深く知りたくなった -
楠木正成の湊川での最期にまつわるミステリー。
あの軍略家、楠木正成ならば本当に打ちそうな芝居で面白かったです。
太平記での最後の戦い方を彼らしくないと感じていたので本当にこうだったらどんなに良いだろうと思いました。 -
久々に高田崇史が読みたくなって、読んでみた。
楠木正成とか足利尊氏に興味が湧いたから、次はそっちに進んでみよう。 -
2015年11月29日に開催されたビブリオバトルinいこまで発表された本です。テーマは「ミステリー」。
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楠木正成の謎を追う歴史ミステリー。説得力があり大いに引き込まれてしまい一気読み。こういうのははまるな。
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薬剤師の早乙女瑠璃は、神風特攻隊の生き残りで祖父の修吉から、『太平記』を渡される。だが、楠木正成に関する部分を読むよう告げた修吉は、何者かに毒を射たれ、瀕死の重体に。事件の背後には秘密結社〈南木の会〉が。瑠璃は、祖父の命を救うため、元同級生で作家の京一郎とともに、正成の死に纏わる謎を追う!
著者プロフィール
高田崇史の作品
