- Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062933469
作品紹介・あらすじ
世田谷にある私設プラネタリウムで「親子3人」の奇妙な共同生活がはじまる。家族の絆と星座にまつわる物語がリンクする人情小説。
感想・レビュー・書評
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現代風ギリシャ神話の解説が、私的には秀逸でした❗️
手違いで2巻から読むことになったけど、それぞれの愛の形や人生、すれ違いにせつなくなり、ギリシャ神話に通じるものを感じるたびに、人間は普遍的な生き物だと感じさせられた詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ほろ苦いけども暖かい。
そしてゼウスはやりたい放題w -
2巻まで読んでくるとゼウスは絶倫エロ大王でイメージが固定されてきますね。
2巻からは藍が出てこなくなって葵が登場します。名前が似てるので、はじめちょっと混乱した。主人公は和真だけど、ここまでのお話の中心は月子だね。 -
東京の裏町に佇むプラネタリウム「三軒茶屋星座館」。店主の和真と家族の元には、歌手、編集者、ヤクザたちが新たな問題を抱えてやってくる。季節は夏、和真に恋する美女が現れるなか、ある一枚の似顔絵が家族の秘密と哀しい過去をつまびらかにしていく。愛しい人から大切にしたい人生讃歌エンタメ小説、第2弾。
星座を眺めながら、大切な人を想う、幸せな時間をこの本から頂いた。都会の喧騒の中でも、心を分かち合える居場所を見つけられた。
高橋優 -
星座にまつわるギリシャ神話がまるで人間同士の話のように面白おかしく語られるから、素人には分かりやすくて、他にはどんな神話があるのかもっと知りたくなる。
和真の過去のことも、小出しにされると余計に気になってしまって、また続きも読まなくちゃ。 -
「三軒茶屋星座館」シリーズ2 夏のキグナス。
月子ちゃん....そして創馬と和真。
この三人の関わりが創馬の告白によってとうとう見えてきました。
そうか..だから創馬は和真のところに来たのね...。だけどまだ
何かあるような気がしてならない....そんな気持ちも残されています。
「三軒茶屋星座館」のプラネタリウムでは、季節に合わせて店主・和真が
5つの夏の星座の話をしてくれます。
ギリシャ神話の星座の逸話には諸説あるようですけれど
パエトーンに対してのキグナスの友情の気持ちを酌んで、ゼウスは
キグナスを白鳥の姿に変え、キグナスは天上に昇ることを許され
夏の夜空を飾る白鳥座になったという逸話は悲しくも美しいお話。
「三軒茶屋星座館」界隈で出会う人々の心の中に潜む想いは
和真の話してくれるギリシャ神話の星座の逸話の中に不思議なほどよく似て
絡められていて、その話を聞くと自然と気持ちがすーっと楽になる....。
もうね、とにかく月子ちゃんが健気で愛しくて。
応援してるよ~! -
一般文庫日本小説。所蔵。
ギリシャ神話好きで星好きならこの本を嫌いになる理由がない。 -
シリーズ二作目は、
和馬の過去、月子の過去が少しずつ彰かになります。
通勤電車のなかで読んでますが、電車内で泣きそうになります。苦笑
間に入ってくる神話が本当に楽しくて。
本作の最後が乙女座で、私の星座だったから、余計に。
単行本版の前説も読みたかった!
金城一紀好きな人には読んでほしいかも。 -
相変わらず星座の説明が面白いw
奇妙な親子関係も少しずつ見えてみて、面白くなってきたケドあと2冊あんだよねー
個性が強い常連のお客様達も変わらずで、読んでて楽しい(*Ü*)
意外な一面が見えたりもするし。
4冊読むよーって方はぜひ!笑