三軒茶屋星座館2 夏のキグナス (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 282
レビュー : 24
  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062933469

作品紹介・あらすじ

世田谷にある私設プラネタリウムで「親子3人」の奇妙な共同生活がはじまる。家族の絆と星座にまつわる物語がリンクする人情小説。

感想・レビュー・書評

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  • 東京の裏町に佇むプラネタリウム「三軒茶屋星座館」。店主の和真と家族の元には、歌手、編集者、ヤクザたちが新たな問題を抱えてやってくる。季節は夏、和真に恋する美女が現れるなか、ある一枚の似顔絵が家族の秘密と哀しい過去をつまびらかにしていく。愛しい人から大切にしたい人生讃歌エンタメ小説、第2弾。

    星座を眺めながら、大切な人を想う、幸せな時間をこの本から頂いた。都会の喧騒の中でも、心を分かち合える居場所を見つけられた。
    高橋優

  • 「三軒茶屋星座館」シリーズ2 夏のキグナス。

    月子ちゃん....そして創馬と和真。
    この三人の関わりが創馬の告白によってとうとう見えてきました。
    そうか..だから創馬は和真のところに来たのね...。だけどまだ
    何かあるような気がしてならない....そんな気持ちも残されています。

    「三軒茶屋星座館」のプラネタリウムでは、季節に合わせて店主・和真が
    5つの夏の星座の話をしてくれます。

    ギリシャ神話の星座の逸話には諸説あるようですけれど
    パエトーンに対してのキグナスの友情の気持ちを酌んで、ゼウスは
    キグナスを白鳥の姿に変え、キグナスは天上に昇ることを許され
    夏の夜空を飾る白鳥座になったという逸話は悲しくも美しいお話。

    「三軒茶屋星座館」界隈で出会う人々の心の中に潜む想いは
    和真の話してくれるギリシャ神話の星座の逸話の中に不思議なほどよく似て
    絡められていて、その話を聞くと自然と気持ちがすーっと楽になる....。

    もうね、とにかく月子ちゃんが健気で愛しくて。
    応援してるよ~!

  • 本当にこんなお店があるなら行ってみたい…
    と前作を読んだ時も同じ感想を持ったんであろうなぁ。

    普通の定義がわからないが、普通の人がいない。
    私もお仲間に入れて欲しいなぁ

  • 2巻に入ってもこのシリーズの面白さは健在、というか1巻以上に面白いです。

    和真訳(?)のギリシア神話はユーモアに溢れていて笑いなしでは読めません。
    また、本巻では月子の出生に少しずつ迫っていくためシリアスなシーンも多めですが、そんな場面では仲間たちの一途な思いやり・気遣いに心が温かくなります。

    日常を生きている中で善きことを成そうとすると、嫌でも悪意や打算、下心なんかを勘繰られることもありますが、この小説はそういった邪心に揺さぶられることなく、安らかに読み進めることができます。

    作られた物語とはいえ、純粋に人の良さに触れることができる物語です。

  • 読むのが惜しくて1巻からだいぶ時が経ってしまったけど、和真・創馬・月子・奏太やリリー、ピカ爺や新たな仲間も加わりゆるく、でもとても愛しい日常がここにはある。
    やっぱり三軒茶屋星座館大好き!最高!

    月子とサンの話は泣けて泣けて…

    登場人物たちも可愛いけど
    やっぱり1番はエロゼウスかも(笑)

  • 星座の話も仲間たちも愉快だ。
    2019/9/19

  • 相変わらず和真の語り口は面白いです。
    過保護な親バカ街道をまっしぐらかと思いきや、和真と元カノのお話で急展開。謎はまだ残るものの、この1冊で親子になってきたなぁと。

    個人的には葵が好きになれない。
    でもピカ爺と奏太とリリーが好き。

  • ギリシャ神話の独自の解釈と、地上の人間関係。星座館の常連さんたちは、ますます個性的になり、一方では主人公の過去の恋人の話が明らかになる。三軒茶屋が舞台ではあるけれど、私の知っている三茶とちょっと違っている。でも、雰囲気はよくとらえていると思う。ともかく、前説で登場するゼウスが凄すぎる。

  • シリーズ二作目は、
    和馬の過去、月子の過去が少しずつ彰かになります。

    通勤電車のなかで読んでますが、電車内で泣きそうになります。苦笑

    間に入ってくる神話が本当に楽しくて。

    本作の最後が乙女座で、私の星座だったから、余計に。
    単行本版の前説も読みたかった!

    金城一紀好きな人には読んでほしいかも。

  • 相変わらず星座の説明が面白いw
    奇妙な親子関係も少しずつ見えてみて、面白くなってきたケドあと2冊あんだよねー
    個性が強い常連のお客様達も変わらずで、読んでて楽しい(*Ü*)
    意外な一面が見えたりもするし。
    4冊読むよーって方はぜひ!笑

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著者プロフィール

1976年東京都生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。東京三菱銀行退行後、バーテンダー、香水プランナーなどを経て、小説「シャンペイン・キャデラック」で三田文學新人賞を受賞し作家デビュー。映画「未来予想図 ~ア・イ・シ・テ・ルのサイン~」、ドラマ「レンアイカンソク」など脚本も多数手掛ける。近著に「三軒茶屋星座館」シリーズ、『あなたの明かりが消えること』『あした世界が、』など。本書は「三軒茶屋星座館」シリーズ完結編。

「2016年 『三軒茶屋星座館 秋のアンドロメダ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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