探偵の鑑定1 (講談社文庫)

著者 : 松岡圭祐
  • 講談社 (2016年3月15日発売)
3.74
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  • 本棚登録 :486
  • レビュー :68
  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062933490

作品紹介

二大シリーズ完結・運命の終着点

美女目当てに大金が舞う秘密交際クラブで、超高級バッグのバーキンをオトリにした連続詐欺事件が発生。対探偵課探偵・紗崎玲奈は、証拠品のバーキンを鑑定する万能鑑定士・凜田莉子の危機を救う。バーキン詐欺女の驚くべき正体とその目的とは? 二大ヒロインが並外れた探偵力と鑑定眼を駆使して立ち向かう。

妹を殺され家族がばらばらになった紗崎玲奈は、これまで暴力も厭わない態度で悪徳探偵をはじめとする敵に対してきた。一方、凜田莉子は南の離島で、祖父母と両親に囲まれて人を疑うことなく育ってきた。人をまず疑ってかかり力には力で対抗する玲奈。人の善意を疑わない莉子。紗崎玲奈と凜田莉子という二人のキャラクターが互いの個性を生かし、さらには互いに影響を与えながら、悪の組織に挑む!―西上心太(文芸評論家)

探偵の鑑定1 (講談社文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 今回は万能鑑定士Qの登場人物は前半は然程活躍せずに探偵の探偵の登場人物の謎が解けたり。発売元の出版社が変わったのに伴い劇中の登場人物の所属まで現実同様に角川から異動になるし目の離せない展開に。

  • 探偵と鑑定士。 
    探偵の探偵と万能鑑定士。  
    Qシリーズが最近全然出てこなくなったから久しぶりにあの二人が読めて嬉しい。  
    内容はどちらかというと探偵寄りか。 
    探偵のやり方、鑑定士のやり方、両方を織り交ぜながら敵と対峙していく。 
    それぞれ内心に変化を携えながら、莉子がさらわれる。

  • 「探偵の探偵4」(http://mogura7.zenno.info/~et/wordpress/?p=3025)の巻末にあった、

    「探偵の探偵」新章・・・とはこれだったのか。予想もしてなんだ。

    万能鑑定士Qちゃんとのコラボレーション。

    本の帯には、「両シリーズ完結・運命の終着点」とあったが、本書はあくまでⅠの上巻で、これも予想もしてなんだ展開。

    続きのⅡを読まなくっちゃ。

    (2016/5/1)

  • Mazinger Z vs. Devilman.

  • 対探偵課女子の依存関係の変化、男性陣の過去、莉子に振り回される玲奈、など探偵シリーズを読んでるほうが楽しめる。Qのほうは設定だけわかってればいいかも。
    Tポイントカードの個人情報設定は知らなかったので早速…。

  • もう、終わったと思ってた探偵シリーズが復活。しかもこれがファイナル章とは、、
    1度も読んだことのない万能鑑定士Qの凛田さんが出てきたり新鮮だった。
    それに、今までの探偵業務に正面から向き合う玲奈が気になる。探偵辞めるのかなぁ?
    次が気になる!

  • 爽快で明るい万能鑑定士シリーズの莉子と、暗くて好きではなかった探偵の探偵シリーズの玲奈のコラボ。どちらもこれでシリーズ完結とは寂しい。講談社から出版されているので探偵シリーズ寄りかな?
    死神もラスボスも退治して今後どう探偵を続けていくか揺れる玲奈が莉子の影響で変わっていったり、須磨社長と桐嶋の過去がわかったり…巻末まで気が抜けない作品!4月が待ち遠しい

  • ふだん小説を読まないながら,初めて発売前予約というかたちでネット購入.

    万能鑑定士Qの方は,まだ読んだことないので,そちらからの登場人物に関してはまったく知らずですが.

    最後の最後で,え,そういう意味だったの? がありました.所々考えてみれば意味深な伏線もあったか.
    続きが気になります!


    本作は2冊目で完結とのことで,寂しいなぁと思い☆ひとつマイナス.

  • 二大ヒロインの共演には胸踊るものがあるが、終わってしまうのは寂しい。相変わらず話の進め方は上手い。

  • 〇 評価
     サプライズ ★★★★☆
     熱中度   ★★★☆☆
     インパクト ★★★☆☆
     キャラクター★★★☆☆
     読後感   ★★★☆☆
     希少価値  ★☆☆☆☆
     総合評価  ★★★☆☆

     万能鑑定士Qシリーズと探偵の探偵シリーズのコラボ作品。万能鑑定士Qの世界観と探偵の探偵の世界観がミックスされている。とはいえ,この作品は,万能鑑定士Qの世界観が中心となっている。
     「トランプ」という言葉が何を意味するのか?という謎が中心であるかのように描かれている。莉子の調査で,トランプだと思われるカードを見付け出す。「万能鑑定士Q」シリーズならこれで終わりだが,最後に,全てが罠だったと明かされる。
     すなわち,万能鑑定士Qシリーズの世界観そのものがミスディレクションに使うというプロット。全てを明かしたと思わせた上で,莉子が獅靭会に連れ去られる。
     須磨も玲奈も莉子も出し抜かれてしまうという展開。サプライズは高い。その分,これまでの作品より熱中度は低かった。
     小笠原が週刊角川の記者を辞めたり,玲奈と琴葉の仲が変わっていくなど,これまでのお約束を破る展開。この点もサプライズにつながる。
     物語は明らかに途中。これからどうなるか気になるところで終わる。この作品だけでも,一応の謎と解決はある。万能鑑定士Qシリーズの1に近い終わり方である。
     サプライズはなかなかだが,ストーリーの持って行き方がやや散漫。松岡圭佑らしくない部分がある。これは,物語の途中で終わるという構成上,仕方がないともいえるが…。
     トータルの評価は★3で。

    〇 メモ
     男女交際の裏サイトで,300万円を騙し取られた男のエピソード。穴の開いたエルメスのバーキンが残される。
     株式会社スマ・リサーチに,300万円を騙し取られた男が依頼に来る。
     東京都調査業協会中央支部から株式会社スマ・リサーチの社長である須磨康臣が呼び出される。エルメスのバーキンの詐欺の被害者多数いて,スマ・リサーチ以外にも依頼がされていた。しかし,バーキンは万能鑑定士Qに鑑定に出したという。こういったことに脅威を感じた東京都調査業協会は,事実上の探偵である凜田莉子についての調査をスマ・リサーチの対探偵課に依頼する。 
     紗崎玲奈が凜田莉子を調査する。玲奈は莉子と小笠原悠斗が探偵ではない素人と判断する。万能鑑定士Qの店を偽警官が襲う。
     スマ・リサーチの桐嶋と佐伯は,バーキン詐欺を行った「濱野陽佳梨」の調査を行う。形態素解析などを行い,東峰律子という女性の名を騙っていることを突き止める。桐嶋は更に調査を進め,「東峰律子」を名乗っている女性が「蔦暮亜芽里」であることを知る。
     凜田莉子は,玲奈の住むスマ・リサーチの801号室に泊まることになる。玲奈は莉子のマンションに泊まる。莉子のマンションを男が襲う。玲奈は男を追い返す。そのとき,「トランプを確認」というメモを見付ける。
     玲奈,莉子と峰森琴葉は,バーキンについての調査をする。渋谷のクローディーヌの店長である里田真由美に聞き込み。バーキン詐欺に使われたバーキンは,全てこの店で預かっていたバーキンだった。莉子は店のデータを盗み出し,バーキンの持ち主を見つけ出す。
     小笠原は,桐嶋に同行する。須磨と桐嶋は,小笠原を通じ,編集部からの取材ということで,獅靭会に接触する。
     バーキンの持ち主である鶴巻夕美についての調査。鶴巻は恵比寿という探偵に依頼をしたことがあった。恵比寿は悪徳探偵であり,ペット探偵をしている。恵比寿から坂梨清志がバーキンを盗みだしたと聞き出す。
     月刊角川からの取材が認められ,須磨達は獅靭会に向かう。若頭の釜瀧や会長の蔦暮洸基に会う。須磨は蔦暮れから亜芽里の行方を調べるという依頼を受ける。
     莉子と玲奈は坂梨が経営する焼き肉店に向かう。玲奈は吐かせようとするが,莉子は坂梨のアリバイを崩し,聞き出そうとする。
     自由が丘での調査。着ぐるみを利用した坂梨のアリバイを崩す。莉子のやり方で坂梨が「トランプ」と思われる紙を矢崎という人物に売り渡した情報を引き出す。そして「接待に行く」という情報から,矢崎の逃走先と思われる長野県小県郡長和町和田,中山道沿いにある接待という場所に向かう。
     須磨と桐嶋は,亜芽里の行方を捜すために,小笠原を利用する。ザ・テレビジョンの編集部のサーバをハッキングし,記事の内容を変える。亜芽里が沖縄向かうと考え,沖縄で亜芽里を見つけ出す。
     莉子と玲奈は,矢崎の隠れ家と思われる家から「トランプ」と思われるカードを見つけ出す。カードにはURLが書いてある。亜芽里の助言もあり,パスワードを入れ,獅靭会が密輸サイトに入る。密輸専用船が寄港する港と時間を見つけ出す。
     小笠原はハッキングが原因で週刊角川の編集者を辞めることになる。 
     須磨は坂東警部に密輸サイトの情報を提供する。
     スマ・リサーチの伊根涼子は,鞍澤という男に騙され,獅靭会にとらわれる。莉子は万能鑑定士Qの事務所に出勤する。
     獅靭会から,涼子を助けたいなら,須磨,桐嶋,玲奈,琴葉,小笠原の5人で来いと言われたことで,須磨は罠に気付く。
     獅靭会の探偵は亜芽里だった。獅靭会は莉子を誘拐するために罠を張っていたのだ。
     須磨と桐嶋は涼子を助け出す。しかし,莉子は獅靭会に連れ去られる。

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