図書館の魔女 第一巻 (講談社文庫)

著者 : 高田大介
  • 講談社 (2016年4月15日発売)
3.79
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  • 本棚登録 :1071
  • レビュー :87
  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062933650

作品紹介・あらすじ

鍛冶の里に生まれ育った少年キリヒトは、王宮の命により、史上最古の図書館に暮らす「高い塔の魔女(ソルシエール)」マツリカに仕えることになる。古今の書物を繙き、数多の言語を操って策を巡らせるがゆえ、「魔女」と恐れられる彼女は、自分の声を持たないうら若き少女だった。超弩級異世界ファンタジー全四巻、ここに始まる!

図書館の魔女 第一巻 (講談社文庫)の感想・レビュー・書評

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  • タイトルと帯の煽り文句を見て、「私は間違いなくハマる」と確信していた本書。
    文庫本で4巻組だし時間ができたときのお楽しみに…と本棚で寝かせていましたが、我慢ができなくなって読み始めたところ、期待以上のおもしろさ!
    読みながら静かに興奮していたため、普段より体温高かったのではないかと思うくらい、引き込まれていました。

    舞台は大国・一ノ谷。
    王都にそびえる”高い塔”に仕えることになった一人の少年が、山間の里を出立するところから物語は始まります。
    彼の勤めることになる”高い塔”は、古今の書物が集められた図書館、そしてこの図書館を統べるのは「図書館の魔女」と人々が呼んで恐れる1人の少女なのでした。

    描かれるのは剣と魔法のファンタジーではなく、智慧と策謀が渦巻く政の世界。
    図書館の魔女・マツリカの中に広がる知識の海、そしてそこから生み出される言葉に酔いしれてしまいます。
    表面上の会話や手紙の裏に隠された真意や微妙な駆け引き…それを年若い少女が華麗にこなしていく様から目が離せません。
    新たに図書館の一員となった少年・キリヒトをはじめ、一ノ谷の面々も個性的で、はたして腹の底が見えているのか、いないのか…。

    物語にがっつり鷲掴みにされて2巻へ!

  • う、うん。
    面白い。言葉って考え出すと理解しようと思うのを諦めた方が良さそうな気もしてきた。

    そして、地理?地図?が苦手な私にはあっちからこうなって、こっちにこうでと想像できる許容範囲を超えてしまったので「水はいろいろあって、上から下に上手いこと流れていた」でまとめてしまった。

    これは何かの始まりで、水道問題解決作品でないことを祈って二巻へ突入。

  • 途中、何回か読むのを止めようかと思いつつ何とか読み進み、やっと最後のほうになって少しおもしろそうになってきた。

  • 第一巻読了した時点で、この先の展開に期待大大大なので☆5つけておきます。
    大きな物語としてはもちろん、可愛いふたりのゆくさきも!

    文章是世界観ぶりが小説の佇まいとして美しく、読んでいてとても心地よいです。身をゆだねて大丈夫と信頼できるしなやかさ。

  • 山育ちのキリヒトは師の元を離れ、一の谷の「高い塔」に住む、図書館の魔女ことマツリカに仕えることになった。海峡地域の一大勢力である一の谷の政治を左右するほどの実力を持つにもかかわらず、マツリカはキリヒトと同じ年頃の少女だった。キリヒトの使命は、言葉を発することの出来ないマツリカにつき従い、その意思を伝えること。出会ったその日から二人は、一の谷の王宮と議会、辺境領を巡る陰謀、海峡地域に戦乱をもたらそうとする野望の中に投げ込まれる。

    タイトルに惹かれて手に取ったのだが、魔法のないファンタジーだった。丹念に情景を描写してゆくので、初めは物語の展開がもどかしく感じられるかも知れない。その流れに身を任せていると、この世界のイメージが豊かになってきたところで、ストーリーは急速に展開してゆく。全4冊の大長編にもかかわらず、終わってしまうのが残念に感じるほど、面白かった。

  • 長い話、読了しました。
    面白かった。冗長な部分もあったが豊富な知識の吐露と理解して読み進めた。
    マツリカとキリヒトのふたりの秘め事的なからみはかわいかった。まるでちいさな恋のメロディみたいに。根気が必要だが読んで損のない傑作。

  • とりあえず、1巻を購入。読み始めた時は、あまりの説明の多さに挫折しかけ、もう続きは読んであげない、と思った。しかし、読み終わる頃にはすっかり魅了されていた。続巻を一息に買い込んだのは言うまでもない。
    朝まで夢中になったのは久しぶり。
    1巻でうんざりした説明は、物語の単なる背景ではなく、後々の話にちゃんと繋がっている。
    文学の議論より話を進めて!と思うところはあったけど、異世界でなく言葉によって創り上げられたファンタジー、素晴らしかった。

  • 地下水路の記載は面白けど、地図がないと位置関係がわかりにくい。もう少し古文書の読み解きがあると良かった。

  • キリヒトとマツリカのブラタモリ

  • 難解で哲学的な言い回しに手間取り、本作の魅力に気付くまで半分ほど読み進めねばならなかった。だがそれを乗り越えれば最高のエンタメが目の前に。希少な外交戦略ファンタジなのも嬉しい。さっそく続編を取り寄せねば。
    あらすじ(裏表紙より)
    鍛冶の里に生まれ育った少年キリヒトは、王宮の命により、史上最古の図書館に暮らす「高い塔の魔女」マツリカに仕えることになる。古今の書物を繙き、数多の言語を操って策を巡らせるがゆえ、「魔女」と恐れられる彼女は、自分の声を持たないうら若き少女だった。超弩級異世界ファンタジー全四巻、ここに始まる!第45回メフィスト賞受賞作。

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