ほんまにオレはアホやろか (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 97
レビュー : 12
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062933698

作品紹介・あらすじ

子供の頃から勉強嫌い。就職してもすぐにクビ。戦争で片腕を失い、九死に一生を得るも赤貧時代が待っていた。だけどクヨクヨする必要はない。それはそれなり、救いがあるものなのだ。激動の昭和史と重ねつつ、『テレビくん』で講談社児童まんが賞受賞までを綴ったおとぼけ自伝。読めば元気がわくこと必至!

感想・レビュー・書評

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  • 水木しげる氏のエッセイ。
    境港でのくらしや、戦地での思い出や、学生時代、紙芝居作家、貸本漫画家、結婚からの夫婦生活…
    布枝さんのゲゲゲの女房と併せて読むと面白い。
    波乱万丈な経験をたくさんしているのに、水木先生が語るとなんだかユーモラスに感じてしまう。きっと天性の機知を持った方で、人たらしだったのだろう。ああ、お会いしたかった

  •   

  •  漫画家・水木しげるの「ゲゲゲの女房」前史。自伝。只者ではない。付録のオリジナルイラストカードには「好きなことをやりなさい」。でも、好きなことはやるけど、そうでないことも引き受けてしまう。長く続けることはないけど。
     水木しげるは、新聞配達をしていた。魚屋をやっていた。アパート経営もやっていた。松下電器に勤めたこともある(1日ももたなかったけど)。戦地では、片腕をなくし、地獄を見た。しかし、現地の人々と特別な関係も築いていく。

     飄々と生きている、というのは時代背景を考えると軽々しい言葉になるだろう。文体はそんな感じだけど、著者はあとがきでこう書く「人間、つまらんことでも骨をおっていれば、やはり、天の報いみたいなことが、あるように気がする」。本当に一生懸命に生きていた人なんだと、あまり一生懸命に生きてきたと言えない僕は深く深く、恥いるのである。

     水木しげる、格好いいのである。

  • 水木しげる氏の自伝。

    マイペースな幼少期、軍隊へ入り、南国での死と隣り合わせの生活、帰国後の極貧生活…どの時代もなかなか大変そうなのに、腐ることなく、淡々とマイペースに生きる姿にあっぱれ…と感じました。本当にこの時代を生き抜いた人は強いなぁ。自分の悩みなんて小さいものに思えてくる。

    そりゃ朝ドラにもなるよね。
    観ればよかった!と今更思ったりして。

  • 笑った!でも、戦前から戦後を逞しくマイペースに生き抜いて、アホみたいなのに絶対天才だと思う。前向きになれる本。

  • 素直さ、真っ直ぐさ、アホらしさ、
    何かあついもの。

    を感じた

    人の生き方って本来こんなもんかも^ ^

    ステキな方です。ステキな本です。

  • 自叙伝とは、それを書く事を許される地位のある人によるものだから、どうしてもドラマチックな苦労話からの成功体験仕立てになりがちだ。だから、ストーリーの設定は違えど似たような帰結になり、挙げ句の果てに自己啓発的な売り方がされもすれば、これは、読む前から内容が分かってしまうツマラナイ感じがしてしまう。でも、成功とは何なのかという価値観が常識、というか多数派と違うものならば、顛末が変わってくる。水木しげるは、まさにその価値観が違うのだろう、一味も二味も違う自叙伝。土人の生活を理想かなと感じながら、しかし、食うために生活にしがみつく現実。紙芝居から貸本、漫画雑誌へと、戦後の漫画界における変遷と共に、その苦労話をスパイスに。生きる力と勇気を与えてくれる一冊、というと如何にも自己啓発的だが…。

  • 水木しげる先生の生き様がかっこいい!と思った。

    工学域 3年生

  • 子供の頃から勉強嫌い。就職してもすぐにクビ。戦争で片腕を失い、九死に一生を得るも赤貧時代が待っていた。だけどクヨクヨする必要はない。それはそれなり、救いがあるものなのだ。激動の昭和史と重ねつつ、『テレビくん』で講談社児童まんが賞受賞までを綴ったおとぼけ自伝。読めば元気がわくこと必至!

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著者プロフィール

水木しげる(みずき しげる)
1922年3月8日 - 2015年11月30日
大阪で生まれ、鳥取県境港市で育つ。従軍経験で左腕を失いながらも生還。終戦後より紙芝居、貸本漫画などを執筆。1964年に『ガロ』にて商業誌デビュー。2007年、『のんのんばあとオレ』によりフランス・アングレーム国際漫画祭で日本人初の最優秀作品賞を受賞。2010年、文化功労者に選出される。代表作に『ゲゲゲの鬼太郎』『河童の三平』『悪魔くん』『劇画ヒットラー』『総員玉砕せよ!』『のんのんばあとオレ』『日本妖怪大全』など。

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