超高速!参勤交代 リターンズ (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 818
感想 : 89
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  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062934084

作品紹介・あらすじ

日本アカデミー賞最優秀脚本賞など数々の名誉に輝いた大ヒット映画の続編原作小説が文庫化! 前作では、巨悪の老中による5日以内に江戸へ参勤せよという難題を乗り越えた東北の弱小藩の面々に、帰りは2日で戻れとの命が下る。さらに江戸城天守の再建という途方もない沙汰まで加わり絶体絶命の窮地に陥る。知恵と勇気と馬力を武器に、奮闘する貧乏藩主とその藩士たちの運命はいかに?9月に公開決定の映画版原作。

感想・レビュー・書評

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  • 「超高速!参勤交代」の続編です。
    エンタメ要素満載、勧善懲悪の私が大好きな要素満載の作品でした。
    仲間っていいなぁ。
    家老の相馬の様々にアイデアを凝らした策が楽しいかった^_^

  • 参勤交代に続いて読みました。ちょっと間が空いて、その間に映画も見てしまったので、映像がチラついてしまった。佐々木蔵之介がとにかく浮かぶ、西村が苦虫を噛み潰したように浮かぶ。映画は面白くてワクワクして満足して、内容が違い参勤交代の交代だから道中がメインだったのです。ラスト4行のお咲のやり取りは少ないので、湯本温泉は何度も行って感慨深い。江戸時代は好きだが人を斬る場面が苦手で吐き気が、そこだけですかね。のぶちかがのさばる世の中はいつの世も同じ、腐った自民党も同じ。コロナで困った人民を救わない

  • 感想
    お沙汰を恐れて、雁字搦めの掟縛りの中で、それを打破して生きる痛快さがある。なんとなく何してもダメ、これしてもダメという現代に足りない活力を内藤達に見せつけられているような気がした。

    あらすじ
    湯長谷藩に再び松平信祝が立ちはだかる。金の力で復権した信祝は、湯長谷藩をなんとか取り潰そうと、二日で湯長谷に帰ること、江戸城の天守の普請工事をすることを命ずる。

    内藤は家臣を、普請工事の沙汰を止める者と、湯長谷に帰る者の二手に分ける。道中、参勤交代の目付けや尾張柳生の者の邪魔などあったが、何とか湯長谷に帰還。それでも湯長谷では一揆の疑いで入城できず、また田畑が買い占められており、百姓もいなくなっていた。

    内藤は徳川から離れる決心をして、城を取り戻し、信祝との決戦に望む。

  • 前作の参勤交代の帰路。
    こっちは結局映画を見れなかったと思う。
    続編書くつもりはなかったけど、声に押されて書いたらしく、エンタメ要素大盤振る舞い。
    前作で蟄居申し付けられた老中のヒールっぷりが凄い。
    表紙で殿は1人馬に乗ってますが、そんなシーンはないんじゃないの……?という時代物表紙あるある。

    カバー装画 / ホセ・フランキー
    カバーデザイン / 谷口 博俊(next door design)
    挿画 / 市川 興一
    注記 / 『超高速!参勤交代 老中の逆襲』改題、加筆・訂正。

  • あー、楽しかった♪

  • 領主として何が一番大切なのか、しっかりと軸を持って判断しているので、行動がブレずに読んでいて気持ちがいいですよね。こんな主人公のもとで働いてみたい!

  • いやいやいや、前回退治したはずの悪い老中にいたぶられるわいたぶられるわ大変大変。
    最後は12000対7でバトルか、でも悲壮感ないよね~。
    次から次へとでてくる仕掛けが楽しいです。
    20160630

  • いやー、面白かった!楽しかった!
    娯楽時代小説が大好きなので、本当にこの作品は好みド真ん中。お話のスケール感も良いですし、テンポも抜群。笑える場面がちょいちょい含まれているのも、大好きです。
    湯長屋藩の面々のお話をもっと読みたい気持ちになりました。続編となると難しいと思うので、もっと以前の話とか、スピンオフとか。
    待ってます。

  •  こんなにライトな時代劇も珍しい……何度「少年ジャ〇プか!」と突っ込みたくなったことか(笑)湯長屋藩ご一行のコントのようなやりとりと怒涛の展開に呑まれ、呆気に取られているうちに読了。滅茶苦茶ではありましたが、馬鹿馬鹿しくて面白かったです。

  • ・金と権力に妄執し、民を虫けら扱いする信祝VS貧乏だけど、藩と民と仲間を愛する政醇
    ・政醇が言うように「人の大事は誰と出会ったか」であり、湯長谷藩の家臣たちのような良き仲間は金では買えないという意味では、信祝は孤独な存在だと思った。
    ・7人対120,000人の対決は普通に考えたら勝利はありえないが、権力に決して屈しない政醇と政醇を支える家臣たちの気迫はかっこよかった。
    ・善悪がはっきりしていて、サクサクと読める時代小説

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著者プロフィール

1969年大阪府生まれ。2011年「超高速!参勤交代」で第37回城戸賞を受賞し、同名映画は第38回日本アカデミー賞最優秀脚本賞、第57回ブルーリボン賞作品賞を受賞。さらに同名の小説で作家デビューを果たす。他の著書に『幕末まらそん侍』『超高速!参勤交代 リターンズ』『引っ越し大名三千里』『スマイリング』『チャップリン暗殺指令』など。

「2022年 『決戦!賤ヶ岳』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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