真田を云て、毛利を云わず(下) 大坂将星伝 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
3.50
  • (1)
  • (6)
  • (4)
  • (0)
  • (1)
本棚登録 : 38
レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (544ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062934107

作品紹介・あらすじ

豊臣政権の次代を担う器と目された毛利勝永の眼前に、徳川家康が立ちはだかる。太閤秀吉の遺志を継いだ石田三成を首領にした西軍は、関ヶ原で徳川家康を迎え撃つも敗戦を喫してしまう。家康に反した毛利勝永は、豊前小倉を追われ土佐藩山内家預りの身に。十余年の隠遁生活の中、勝永の志の火は燃え続けていた。豊臣恩顧の武将らが大坂城に馳せ参じた時、勝永が見据える先は、家康が本陣のみ!(『大坂将星伝』改題)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 時代は関ケ原から、大坂冬の陣、夏の陣へと進んでいく。

    秀吉、三成から引き継いだ大きな「志」のため、最後まで大坂方に立って戦い続けた勝永の活躍が描かれる。

    残念なことに、今一つ、武将としてのキャラが立っていないというかなんというか。
    大勢の武将たちの間に埋もれてしまったというか。
    五歳の太郎兵衛の頃の、強烈な印象が感じられなかった。

    会話の言葉遣いが、現代人っぽい。
    例えば。
    「戦の前みたいだな」(統久)
    「みたいじゃなくて、まさに戦の前なんだ」(勝永)
    三十を超えた戦国武将にしては…と思わなくもないけど、今の時代小説はこんな感じなのかな?

  • 関ケ原の後、大坂冬の陣・夏の陣を通して勝永の生き様が美しい。これと決めた志を持ち続けることの難しさを知る私には眩しいほどだ。

  • 秀吉没後、三成から国外の情勢にも目を向けた秀吉の遺志を引き継ぎ、その志を貫き、家康の国家運営方針に反対し、最後まで戦った武将として、描かれている。

    戦闘場面は詳しく描かれているけれども、その志は、どういうものであったのか、秀頼に味方してどうしようとしていたのかは、書かれていない。少しもの足らない気がする。

    時代小説にして、もっと自由に描いてもらった方が、良かったかもしれない。

  • 豊臣政権の次代を担う器と目された毛利勝永の眼前に、徳川家康が立ちはだかる。太閤秀吉の遺志を継いだ石田三成を首領にした西軍は、関ヶ原で徳川家康を迎え撃つも敗戦を喫してしまう。家康に反した毛利勝永は、豊前小倉を追われ土佐藩山内家預りの身に。十余年の隠遁生活の中、勝永の志の火は燃え続けていた。豊臣恩顧の武将らが大坂城に馳せ参じた時、勝永が見据える先は、家康が本陣のみ!(『大坂将星伝』改題)

全4件中 1 - 4件を表示

著者プロフィール

1973年大阪府生まれ。信州大学人文学部に入学後、北京に留学、2年間を海外で過ごす。2006年『夕陽の梨─五代英雄伝』で第12回歴史群像大賞最優秀賞、同年『僕僕先生』で第18回日本ファンタジーノベル大賞を受賞。「僕僕先生」シリーズは読者の圧倒的支持を集め、ベストセラーとなる。著書に「千里伝」シリーズ、「くるすの残光」シリーズ、「黄泉坂案内人」シリーズ、「立川忍びより」シリーズ、『撲撲少年』『真田を云て、毛利を云わず 大坂将星伝』『三舟、奔る!』など多数。

「2019年 『黄泉坂案内人 愛しき約束』 で使われていた紹介文から引用しています。」

真田を云て、毛利を云わず(下) 大坂将星伝 (講談社文庫)のその他の作品

仁木英之の作品

ツイートする