ホテルモーリスの危険なおもてなし (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
3.12
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本棚登録 : 232
感想 : 22
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  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062934138

作品紹介・あらすじ

毎日ギャングがやってくる。彼らを迎え撃つのは、伝説のホテルマンの妻、元殺し屋のチーフ・コンシェルジュ、そして新人支配人。アガサ・クリスティー賞作家がもてなす、劇場型ミステリー!

感想・レビュー・書評

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  •  力で全て解決。
     キザで笑いを取る芸人が滑ったような語り口。比喩、暗喩が外して滑りまくり。
     ストーリーも腹立たしければ、語り口も鬱陶しい。
     悪い意味で期待を裏切られた。

  • ミステリーというのは謎があって、なるほどそういう事かと続くのが多いけど、このお話は謎が無くて、なるほどそういう事かだけがある感じ。なるほどのバラエティが少ないかな。

  • y

  • 荒唐無稽な設定なんだけど、ギャグっぽいノリなので楽しめます。

  • ちょっと辛口評価です。
    「ドタバタコメディー」として書かれているのでしょうが、文章に躍動感があまり感じられず、盛り上がりもなく、平坦な印象を受けました。

    ラヴェルへのこだわり、映画へのこだわり、そして准が幾度となく繰り返す「ホスピタリティは世界全体に作用する重要な思想」との言葉。
    これらが諄くて、コメディータッチを殺してしまっている気がしました。
    この作家さん、私には向かないかな~

  • 経営の危機にある高級リゾートホテル「ホテル・モーリス」に派遣された准。現オーナーるり子に心惹かれ、元殺し屋のコンシェルジュ日野をはじめとする個性豊かなスタッフに振り回されながら、ホテル常連ギャングをおもてなしする。コメディタッチで気楽に読める。作中で紹介されるホテル映画の数々。「ホテルルワンダ」と「ベニスに死す」は今度見てみていな。

  • 伯父である社長の命令で毎日ギャングがやってくるために傾いた元高級リゾートホテルの立て直しを命じられた主人公。憧れのオーナー夫人や元殺し屋のコンシェルジュ等、個性豊かなホテルスタッフと一緒にギャングを含めて訳ありのお客様をおもてなし。最初は右往左往するだけだった主人公も、だんだんホテル支配人として成長し、お客様の問題とスタッフの問題も解決していきます。

  • 【収録作品】グリーン・ビートルをつかまえろ/ローチ氏を始末するには/けじめをつけろ、ドラゴン・フライ/シェルの歌でも聴け/バタフライを見失うな/ホテルモーリス滞在備忘録

  • 思ってたより軽いドタバタなミステリーだったけどよかった。みんなキャラが立ってたのでもう少し一人一人のエピソードをしっかり読みたかったかも。アニメ化とか良さそう。

  • この作者の作品はお上品な面白さがある。
    設定が少しヤンチャな気もしたけど、真面目な主人公が周りに巻き込まれる様子はおもしろい。

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著者プロフィール

1979年、静岡県浜松市生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。日本大学大学院芸術学研究科博士前期課程修了。ライターとして漫画脚本などを手掛けながら小説の執筆活動を続け、『黒猫の遊歩あるいは美学講義』で第1回アガサ・クリスティー賞を受賞(早川書房刊)。同作は続刊も刊行され、「黒猫シリーズ」として人気を博している。ほか、『名無しの蝶は、まだ酔わない』(角川書店)の「花酔いロジックシリーズ」、『ホテル・モーリス』(講談社)、『偽恋愛小説家』(朝日新聞出版)、『かぜまち美術館の謎便り』(新潮社)などがある。

「2021年 『使徒の聖域』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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