一〇〇〇ヘクトパスカル (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 125
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062934176

作品紹介・あらすじ

大学生の城山義元は、空を見ていた。やりたいこともなく、ただ友人とつるんで毎日を過ごす。そこに現れたのは“天気オタク”の女の子だった。空が、友人が、猫が、歌が、写真が、彼女と過ごした時間が、義元の上に降り積もる。
特別なことは起きない。それはだめなことなのか? 就職活動が始まる。何を話せばいいのか? 漠然と、好きなことをやりたいと思う。それは甘い考えなのか? 
からっぽの冒頭から、忘れられないラストへ――この小説が、答えだ。

感想・レビュー・書評

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  • 自分には共感出来なかったですね。
    現実味が無いと思う。
    こういうのが青春小説なのかな。

  • 大学生の城山義元は、空を見ていた。
    やりたいこともなく、ただ友人とつるんで毎日を過ごす。
    そこに現れたのは“天気オタク”の女の子だった。
    空が、友人が、猫が、歌が、写真が、彼女と過ごした時間が、義元の上に降り積もる。
    特別なことは起きない。
    それはだめなことなのか?
    就職活動が始まる。
    何を話せばいいのか?
    漠然と、好きなことをやりたいと思う。
    それは甘い考えなのか?
    (アマゾンより引用)

    マリーさんがめっちゃ好きだわ

  • シリーズの中では珍しく恋愛にフォーカスが当たっている小説だった。

  • 学生のうちの一番の悩みであるこれからについて、未来について自分なりの答えを見つけるためになにをすればいいかをもがきながら模索している。胸を熱くする言葉が多く学生である自分も心を動かされました。
    是非、今未来に不安を感じている方やりたい事に素直に進めない方に読んでもらいたい一冊です。

  • 空が青い理由なんて、自分自身も考えたことなかった。

    でも、この小説を読んで空の魅力を少し知った気がした。

    301ページ、涙の雨が降ると帯に書いてあったで期待をしてたのですが??って感じでそのページを過ぎてしまってた。


    とりあえず、行き詰まったり、息詰まったり、ふとした時に空を見上げてみよう。

  • 彩雲、笠雲、吊るし雲、環天頂アーク、幻日、グリーンフラッシュ。とにもかくにも空を見上げたくなる一冊。
    「いいんじゃないですか」が口癖で何事にも自己主張が薄い大学二年生の義元。空に心惹かれてやまない友恵との出会い、そして彼女の言葉が、彼に変化をもたらしていく。
    人生は取捨選択の結果、だから今の自分に言い訳はできないはず。色々な出会いに恵まれ、自分たちが積み重ねてきた時間に、「これでいいのだ」と言おう。
    大学生が読むといいかもしれない。

  • 空をとても見上げたくなった。

  • 301ページで涙の雨が降る!

    というオビに、こんなに苦笑させられたのは初めてである。
    思えば、◯ページで涙!商法?の先駆けは『西の魔女が死んだ』ではなかったかと思う。(違っていたらごめん)でも、あれは、確かに泣けた。

    ストーリー自体は読みやすくて、就職活動をしている大学生にとっては、きっと何かを感じる一冊になるように思う。
    けれど、何をテーマとしているのかは分からなくて、魅力が散漫な印象も否めなかった。

    私としては娘の「デスペラード」シーンのほうが、良かった。
    そんなわけで256ページも、必見です。

  • いいんじゃないですか。
    大学生時代に誰もが思いそうな事ですが、終盤に向けていい感じな話になってます。
    特にばばぁの存在感がよい。
    しかし、気象予報士を受けてみようかと思ってしまったのはヤバかった。ま、受験料が高くて思いとどまったわけだが。

  • 大学生の城山義元は、空を見ていた。やりたいこともなく、ただ友人とつるんで毎日を過ごす。そこに現れたのは“天気オタク”の女の子だった。空が、友人が、猫が、歌が、写真が、彼女と過ごした時間が、義元の上に降り積もる。
    特別なことは起きない。それはだめなことなのか? 就職活動が始まる。何を話せばいいのか? 漠然と、好きなことをやりたいと思う。それは甘い考えなのか? 
    からっぽの冒頭から、忘れられないラストへ――この小説が、答えだ。

    第一章 天女
    第二章 空へいざなう
    第三章 そら見やがれ
    第四章 ゆきあいの空
    第五章 長い夏
    第六章 テキーラサンライズ
    第七章 ライク・ア・シューティングスター
    第八章 斜陽の輝き
    第九章 天使の梯子
    第十章 グリーンフラッシュ
    エピローグ

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著者プロフィール

安藤祐介
一九七七年生まれ。福岡県出身。二〇〇七年『被取締役新入社員』でTBS・講談社第一回ドラマ原作大賞を受賞。同書は森山未來主演でドラマ化もされ、話題を呼んだ。近著に『本のエンドロール』『六畳間のピアノマン』『就活ザムライの大誤算』などがある。

「2023年 『崖っぷち芸人、会社を救う』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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