大東京23区散歩 (講談社文庫)

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  • 講談社
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感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (672ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062934190

作品紹介・あらすじ

相次ぐ再開発で変わりゆく都心、江戸の情緒を色濃く残す下町、バスが便利な
郊外……いろんな顔をもつ東京を歩こう! 
これまで数多くの東京本を世に送った街歩きエッセイストによる決定版。村松昭画伯のオリジナル区地図も収載。文庫化に際し最新情報に改め、思わず誰かに話したくなるマニアックな特選クイズ30問が新登場!

感想・レビュー・書評

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  • 大著です。
    街歩きファンには楽しい。著者の表現はニヤリとさせられる。

  • あえてマニアックな方向へ行かずに泉麻人氏の気の赴くままに歩いている。昭和から平成、そして平成も終わろうとする〈いま〉の東京という町の息づかいを活写した記録文学である。

  • 東京23区を、一つづつ巡るもの。しかも、一つの区について、2~3回に分けられて書かれているので、中々の分量の本になっています。元々は、『おとなの週末』の連載。

    もちろん、普通の有名スポットではなく、路地裏の様なディープなスポットを巡っているので、中々興味深いです。これをもとに、書かれたところに行ってみるか・・・?

  • 著者の東京散歩シリーズはずっと読み続けてきたが、本書はその集大成という感じで、中身もより濃い内容になっている。ただ、ちょっと過激で面白いと感じでいた表現が今回はかなり抑えられているようにも感じられる。時代の要請なのかもしれないけれど、散歩もそれだけ気を配る必要が出てきたということだろうか。

  • 知らないところは行ってみたくなり、知っているところは現在の姿を確かめに行きたくなる。
    かなりの情報量で、読み通す人は同病人...

  • 書店で平積みになっているのを無視できず買ってしまった。
    「これを参考に散歩を」というわけではなかったが、「自分の散歩の参考に」くらいは思って、買ったのだと思う。しかし、散歩の目的、着眼点みたいなものが違って、参考にはならない。
    やはりここは、泉さんの着眼いいよな、と思って、泉さん流散歩をするのがいいと思う。

    っていうか、これはそういう実際的なガイド本として作られているのか?
    私が勝手にそう思っているだけではないのか。そんなことだと東京以外では売れないではないか。

    まだ見ぬ場所を、多分この先も行くはずのない場所を、泉さんと歩いているかのように味わう本ではないのか。
    地図のイラストも楽しく、本来なら行くはずもないような場所も、いつか行きたい、歩いてみたいと思わせる、すてきな本だった。

  • 東京二十三区の各所を散策して丁寧に描いたエッセイ。
    知ってるところがあると描写しやすくて凄く良い。
    ぢ、墨田区や江東区といった下町メインのところは、散策上級者向けなせいか、少し退屈してしまった(こればかりは仕方が無い?)。

    暇があれば散策したくなる本

  • 泉麻人による町探訪。東京23区をすべてフォローする大作であるが、ところどころに小ネタをきちんとちりばめている。これをもとに東京23区を散歩するもよし、東京にはこういうところがあると思いにふけるのもよし。

  • すごく面白かった。こんな身近な場所の紀行文を上手に書いてみたい。
    東京に住んでいるときに読めばよかった。
    もっとも毎週毎週野球見てたので、どこにも行く余裕は無かったが。

  •  かつての東京23区物語から、氏の散歩物エッセイのファンでありました。今回の大著も一気読み。660pもあったが、速攻読破。新ネタも盛り込まれ、臨場感もばっちし。多くの場が知っていたり、行ったことのあるところなのもますます良い。氏の記事の最後の方にちょくちょく出てくる、その後なくなってしまった、というところも、いくつも体験を共有しており、感慨深くもなった。
     東京はすぐに景色が変わるので、また10年後にでも新大東京~を刊行いただきたい。多くの人が独自の~散歩をしているが、そのはしりとして氏の著書は貴重であります。

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著者プロフィール

1956年、東京生まれ。慶應義塾大学商学部卒業後、東京ニュース通信社に入社。テレビ雑誌の編集者を経てフリーに。東京、昭和、サブカルチャー、街歩き、バス旅などをテーマに数々のエッセイ、コラムを発表している。著書は『大東京23区散歩』『東京23区外さんぽ』『大東京 のらりくらりバス遊覧』『冗談音楽の怪人・三木鶏郎〜ラジオとCMソングの戦後史』など多数。

「2019年 『1964 前の東京オリンピックのころを回想してみた。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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