永遠に、私を閉じこめて (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062934251

作品紹介・あらすじ

信じないけど愛してる。
女性作家が紡ぐ、傷つき迷う性愛。
少女の頃の封印された記憶。今また、あの男に虜にされた私は……。
どこにある? 私の愛。

11歳の時、想いを寄せる年上の少年に犯され、沙織は性愛にわだかまりを持つようになる。17年後、モデルとして成功し婚約者と帰郷をした沙織は、その男、恭司と予期せぬ形で再会、さらわれ監禁される。男の不思議な心遣い、物々しい拘束、沙織への行為は続いてゆく。二人の奇妙な生活、そして異形の愛の行き着く先は?

映画『溺愛』(2016年公開予定)原作者が綴る最新性愛小説。
体の奥底から想いは溢れて止まらない。

夕刻、暴力的にこの身を責めた炎が、まだ体内でくすぶっていた。
可哀想、私よりこの人が、可哀想--
彼に貫かれ、神経がばらばらに刻まれる中で、ずっと思っていた。なぜこの人はこうなんだろう。激痛に蝕まれているのは自分だけではなく、彼も同じだった。
(本文より)

感想・レビュー・書評

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  • 官能小説
    なるほどそういう展開かと
    半分以上は交わりシーンですが
    展開もちょっと気になったりした

    この著者の別な作品も読んでみようと思う

  • 応援している作家の一人だが、この小説に限っては失敗作。登場人物の描き方が不十分でありきたでつまらない。

  • 沙織と恭司が打ち解けちゃったのが残念。
    プライド高く、過去の幼い自分を恥じて、勘違いでも恭司を軽蔑して一人相撲とって苦しんで抵抗してる沙織のが良かった。

  • 信じないけど愛してる。女性作家の性愛恋愛小説

    想いを寄せる年上の少年に犯され、性愛にわだかまりを持つようになった沙織。17年後、帰郷し、その男、恭司と再会、攫われ監禁される。奇妙な、そして異形の愛の行き着く姿は? 女性作家が紡ぐ、傷つき迷う性愛。

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著者プロフィール

大阪生まれ。奈良に育つ。2011年『指づかい』(幻冬舎アウトロー文庫)でデビュー。2012年『蝮(まむし)の舌』(小学館クリエイティブ)で第2回団鬼六賞大賞受賞。近刊に『甘く薫る桜色のふくらみ』(幻冬舎アウトロー文庫)、『ドミソラ』(幻冬舎)、『贖罪(しょくざい)の聖女』(イースト・プレス)などがある。『姉の愉悦』(幻冬舎アウトロー文庫)は2016年『溺愛』と改題、映画化された。

「2016年 『永遠に、私を閉じこめて』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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