唐玄宗紀 (講談社文庫)

  • 講談社 (2016年8月11日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (432ページ) / ISBN・EAN: 9784062934275

作品紹介・あらすじ

則天武后以来の女禍の時代を終わらせ、唐全盛期をもたらした玄宗には影の如き名臣があった。唐6代皇帝、玄宗。彼が「将軍」と呼んだ宦官にして名臣に高力士(こうりきし)があった。二人は女禍の時代に幕を引き、開元の治と呼ばれる繁栄を実現する。しかしやがて、楊貴妃の出現、安禄山の大乱によって国は止め処なく乱れゆく。唐帝国最盛期をもたらした皇帝の一生とその影となり支えた忠臣を見事に描く歴史大河小説。


皇帝と忠義の宦官の大河長編。圧巻の面白さ!
則天武后以来の女禍の時代を終わらせ、唐全盛期をもたらした玄宗には影の如き名臣があった。
玄宗皇帝と「将軍」と呼ばれた名臣の波乱万丈。

唐6代皇帝、玄宗。彼が「将軍」と呼んだ宦官にして名臣に高力士(こうりきし)があった。二人は女禍の時代に幕を引き、開元の治と呼ばれる繁栄を実現する。しかしやがて、楊貴妃の出現、安禄山の大乱によって国は止め処なく乱れゆく。唐帝国最盛期をもたらした皇帝の一生とその影となり支えた忠臣を見事に描く長編歴史小説。

(本文より)
玄宗は四海の民を肩に乗せて屹立していた。その姿は眩いばかりの光輝を放っている。
「大家……」
高力士は身体の芯が熱くなるのを感じながら平伏した。玄宗は身の安全よりも民の幸せを優先しようとしている。このような考え方のできる皇帝が他にいたであろうか。玄宗の偉大さに改めて触れて、高力士はこれまでの人生を肯定されたように思った。この人を選んで、支えてきたのは間違いではなかった。

感想・レビュー・書評

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  • 全1巻

  •  パラっと見た瞬間に「ゔっ…!」と躊躇するほど、文字が詰まっていて会話文もほとんどなく、さぞ読みにくいだろうと覚悟していたら……思いのほか引き込まれて、さほど苦はなく読み進められました。しかしさすがに時間は要した;
     これだけの人物がとっかえひっかえ舞台に上がってくるにも関わらず、一人一人をしっかり認識して展開を追えるのは、人物描写の巧みさ故でしょうか。もちろん外見描写のみの話ではなく、各人物の思考や信念、目的のための手段が十人十色で、それぞれにそれぞれの理があるなぁと感心させられました。
     玄宗が主人公と見せかけて、高力士の視点による話なので、どうしても「がんばれ高力士ー! まけるな高力士ー!」という気分になってしまいます(笑) それだけに、ラストがあまりに酷でつらかった……。

  • http://wp.me/p7ihpL-jQ

    最近日本の時代小説が続いてたけど、中国ものもやっぱりおもしろいなと思わせてくれた本書。
    この本は読んだなぁっていう感じがした。
    物語は玄宗と玄宗に仕える宦官高力士との昔を思い出す会話から、その時代を登極までの課程から安史の乱まで時系列に進む。

  • 玄宗皇帝と「将軍」と呼ばれた名臣の波乱万丈

     皇帝・玄宗と彼が「将軍」と呼ぶ宦官にして名臣、高力士。二人は乱世に幕を引き、唐帝国全盛期をもたらす。だが楊貴妃の台頭と安禄山の大乱で再び国は乱れゆく。皇帝と影となり支えた忠臣を見事に描く歴史大河小説。

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著者プロフィール

小前亮/1976年、島根県生まれ。東京大学大学院修了。専攻は中央アジア・イスラーム史。2005年に歴史小説『李世民』(講談社)でデビュー。著作に『賢帝と逆臣と 小説・三藩の乱』『劉裕 豪剣の皇帝』(講談社)、『蒼き狼の血脈』(文藝春秋)、『平家物語』『西郷隆盛』『星の旅人 伊能忠敬と伝説の怪魚』『渋沢栄一伝 日本の未来を変えた男』「真田十勇士」シリーズ(小峰書店)、「三国志」シリーズ(理論社 / 静山社ペガサス文庫)などがある。

「2023年 『三国志 5 赤壁の戦い』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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