水鏡推理3 パレイドリア・フェイス (講談社文庫)

  • 講談社 (2016年6月15日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (400ページ) / ISBN・EAN: 9784062934381

作品紹介・あらすじ

〈人の死なないミステリ、謎は深まる〉大地震の後、山中に出現した巨大な土の塊。人の顔そっくりの隆起は「人面塚」と名付けられ、マスコミが殺到する。地球の成り立ちの常識を変える現象に、文科省タスクフォースのヒラ事務官・水鏡瑞希が挑む。 「最近の事件とも共鳴する、胸躍るミステリー。その膨大な知識と緻密な構成に脱帽。水鏡瑞希は、時代が求めるヒロインだ!」―茂木健一郎(脳科学者)


腐敗に塗れた霞が関、官僚支配にたった一人立ち向かう女子事務官。話題沸騰の下克上ミステリ第3弾。

大地震の後、山中に出現した巨大な土の塊。人の顔そっくりの隆起は「人面塚」と名付けられ、マスコミが貧村に殺到する。その隣村では地球のN極S極が逆転する現象の新たな証拠が見つかる。立て続けに発見された地球の成り立ちの常識を変える二大現象に、文科省タスクフォースのヒラ事務官・水鏡瑞希が挑む。

最近の事件とも共鳴する、胸躍るミステリー。その膨大な知識と緻密な構成に脱帽。水鏡瑞希は、時代が求めるヒロインだ!―茂木健一郎(脳科学者)

松岡圭祐の物語構築力は驚くばかりだ。シリーズの通しテーマともいうべき文科省の伏魔殿ぶりも詳らかにされ、社会派作品としても読み応えのあるものになっている。―香山二三郎(コラムニスト・文芸評論家)

科学の不正を糺すため、真理の鉄槌をおろす女神。ここに降臨! 地震によって起こった土地の隆起が、人の顔に見えることから起こった騒動を解明していく、女性国家公務員。人々の善意と悪意が交錯し、官僚たちの思惑に踊らされる庶民を助けるため、たった一人で立ち向かう。実に痛快な物語である。―東えりか(書評家)

パレイドリア(Pareidolia)とは?
雲の形が顔に見えたり、壁のしみの形が動物や虫に見えたりと、不定形の対象物が違ったものに見える現象。一度その現象に陥ってしまうとその知覚からなかなか逃れられない。

(同内容の金箔豪華装丁単行本版『パレイドリア・フェイス水鏡推理』も同日刊行です。)

みんなの感想まとめ

科学とミステリーが交錯する物語が展開され、主人公の水鏡瑞希が一人で官僚たちの陰謀に立ち向かう姿が描かれています。大地震後に現れた「人面塚」と地磁気逆転の謎を解明する過程では、緻密な構成と豊富な知識が光...

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ第3作
    面白かったです。
    今回は、地磁気逆転とか聞き慣れない用語から始まる地質学の内容で理解できない部分もありましたが、よくぞ捏造をあばき見事解決に導いてくれました。
    まともな官僚も登場し嬉しくなりました。

  • 感想
    ここに出てくる官僚は吐き気がするな。事なかれ主義の極みみたいな。

    地磁気逆転と人面塚の話がどう繋がるのか最後らへんまでわからなかったが、最後に一気にまとめた感じ。水鏡がどうやって不正トリックにたどり着いたのかはちょっとよく分からなかった。


    あらすじ
    文科省の一般職の事務官である水鏡は、頭が切れるが省内から厄介視されていた。

    ある日、栃木の山奥で人面の形をした地面の隆起が発生する。文科省では、ある教授のグループが挙げた地磁気逆転の年代について問題になっており、水鏡らはその調査の妥当性を見るために派遣される。

    地磁気を調査していた教授のグループは人面隆起の調査も依頼される。人面隆起はその山の地主が調査を強硬に反対していた。また、人面隆起が起こった少し前に中間貯蔵施設に指定されそうになっていたことが分かる。

    水鏡は調査を進めて情報を集め、地磁気逆転調査と人面塚の不正のカラクリを暴く。

  • 松岡さんの本は相変わらず爽快。
    雑学も増えるし面白い。
    一歩下がれと言っていいのは駅員さんだけ、は面白いフレーズ。

  • 研究室タスクフォースシリーズ。今回は、旧石器時代の発掘調査の真相と、突如現れた謎の人面岩について。スリルのある展開と、捻りのある真相はいつも通り楽しめる。毎回、パートナー候補の男性が違ってみんないい男なのだが、これってもしかして女性向けでそういった楽しみ方もあるのかな?

  • 松岡さん、相変わらず、クセのない、読みやすく、丁寧な文体。ところどころ、何度も読み返したくなる。トリックと描写も秀逸。

  • 水鏡瑞希3冊目。今回はある地震で突如現れた人面塚が偶然できたのか?意図的か?瑞希と静岡大出身でキャリア官僚の廣瀬が迫っていく。今回、文科省だけではなく、環境省、自治体職員、研究者、カメラマン、不法労働者などが出てきて意外な方向で決着してゆく。勿論、瑞希が最後の遠山の金さんの桜吹雪で終了!今回、スカートの瑞希が3人のエロ不法労働者への撃退法として「猪木のアリ状態」。今回は絶体絶命か?と思いきやギリギリセーフで、元気ですかぁ!廣瀬とはいい感じになったのですが、残念なお別れ。次の金さんも楽しみです。

  • 小さな山村に突如出現した人面塚と隣の村で起こった地磁気逆転現象という謎に文科省職員(事務官)である水鏡瑞希が挑むことになります。何故、文科省が?と思いきや今回起こった地磁気逆転現象を教科書に記述するか否かということで謎にかかわることになるのですが、関係者たちの嘘や隠し事を瑞希が暴いていく中で最大の謎である人面塚の発生と地磁気逆転の真相に行きつく様子は面白いのですが、そう見せかけて官僚をも駒にする省庁への批判も描かれていたように思います。

  • 3巻でも相方は総入れ替え
    新しいパートナーと新たな問題に挑みます

    捏造に荷担しているのがだれか
    前巻よりは意表をつかれました

  • 今回も理系の専門分野の所は難解だったので斜め読みになったけれどそれでも楽しめるのは文章力によるものなのか、、
    著者の作品にヒロインはなんとなく似ているけれど水鏡瑞希は特等添乗員シリーズの浅倉絢奈と似ているような…
    それぞれのシリーズでいろんな知識が身につくような気がする。そして必ずヒロインを助けるイケメンが登場するので安心して読める。

  • 省庁の裏側では
    こんなことって起きているのか?
    起きていないと信じたいけど
    物語って
    いかにも
    ありそうな雰囲気で描くからこそ
    でも
    フィクションだよね
    流石に・・・
    程度の問題で
    あったりするのか
    中のことはわからないこそ
    物語の敵役としての描き方なのだろうけど
    実在の名前があるとね

  • 実は買ったままずっと読まずに放置していたんですが、思い出して読んでみたら…やっぱり面白い。
    地磁気がどうとかって言うのは???だけど、人の欲って度し難い…ってことはわかった。特に紀伊さんは度し難い…。
    今回はずっと泥まみれになりっぱなしの瑞希でしたが、廣瀬さんとはまたどこかで絡んで欲しい。
    このシリーズは今何冊出てるんだろう?
    早速本屋に行かねば…(笑)

  • 面白かった

  • 今回も大変面白く読めました。今回は期待してましたが 初めは 前回とは違う感じで 期待外れかなと思いましたが 最後は いつもの水鏡探偵でした。今後も期待して楽しみたいと思っております。このシリーズはあまり色恋が無く 私的にはストーリーに集中出来ます

  • タスクフォースシリーズ3作目。

  • 瑞希さんにはいつも感心させられる。自分も世の中で正しいと思う事に正直に生きたいとは思っているものの、長い物に巻かれてしまう事がある。
    あれだけ信念を貫くには、相当の根性が無いと出来無いだろう。素晴らしい事だと思う。
    今回は、官僚としては若手の落ちこぼれ(?)である廣瀬さんが、瑞希さんの監視役としてタスクフォースに異動配属となるところから話は始まる。
    年配官僚の意向にそぐわない報告書にイチャモンつけられ、それでも信念を曲げず立ち向かう姿には惚れ惚れさせてもらいました。
    地震で出来た奇妙な隆起と地磁気逆転の調査に対し二人ペアで取り組む。最初はお堅そうだった廣瀬も根はいいヤツで、トラブルに巻き込まれた瑞希を助け出すシーンなどはちょっとカッコイイと思ってしまった。
    最初は官僚としての順当路線から外されていた廣瀬も今回の一件を期に良い方向へと異動となり、最後はタスクフォースを去る事となる。いつかまた二人が再会する時が楽しみです。

  • 100第三弾は専門的な説明が多くエンタメとしての興味が削がれ、今までの作品より低評価にしました。ステレオタイプの主人公が多すぎでわちゃわちゃしました。

  • 死体のでないミステリー。静岡大出身官僚の廣瀬さん。
    C0193

  • いつもの水鏡推理シリーズより、インパクトが弱かったような…。
    それでも最後まで楽しく読めました。

  • 人面塚と地層の謎を追う

  • 今回は相方の感じが良かったなぁ


    ちょいちょい本当にあった不祥事ディスるのが良い

    2018.11.3

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著者プロフィール

1968年、愛知県生まれ。デビュー作『催眠』がミリオンセラーに。大藪春彦賞候補作「千里眼」シリーズは累計628万部超。「万能鑑定士Q」シリーズは2014年に映画化、ブックウォーカー大賞2014文芸賞を受賞。『シャーロック・ホームズ対伊藤博文』は19年に全米翻訳出版。NYヴァーティカル社編集者ヤニ・メンザスは「世界に誇るべき才能」と評する。その他の作品に『ミッキーマウスの憂鬱』、『ジェームズ・ボンドは来ない』、『黄砂の籠城』、『ヒトラーの試写室』、「グアムの探偵」「高校事変」シリーズなど。

「2023年 『高校事変 16』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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