地図のない場所で眠りたい (講談社文庫)

  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062934633

作品紹介・あらすじ

探検部を卒業し、今を時めく人気ノンフィクション作家となった高野秀行と角幡唯介。未知の世界への憧れを原動力とする点は共通するが、テーマの選び方やアプローチの仕方は大きく異なる。高野は混沌とした人の渦へ頭からダイブし、角幡は人跡未踏の地をストイックに攻める。夢追い人二人の、仕事の流儀!

感想・レビュー・書評

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  • 早稲田大探検部恐るべし。本書を読んでノンフィクション作家や冒険家に憧れるというような事はないが、ある意味の「強い人間」とはこういう事なのではないかと思わされる。2人の著作を中心にノンフィクション作品を通して価値観を揺るがされたいと感じた。

  • その飽くなき好奇心と行動力は、別のDNAを持つ生物としか思えない。
    自分はせいぜい彼らの書いた本を読むことを楽しむしかできない。

  • 探検部出身の作家二人が語る、仕事の流儀! 

    探検部卒の人気ノンフィクション作家、高野秀行と角幡唯介。未知の世界への憧れを原動力に、高野は混沌とした人の渦へ頭からダイブし、角幡は人跡未踏の地をストイックに攻める。夢追い人二人の、仕事の流儀!

  • 高野さんと角幡さんの対談。

    辺境への思いのほかに、文章について思ってることなんかが多く語られている

  • 大好きな著者さんどうしの対談なので、ゆっくり味わって読もうと思ったのに、面白いので、ついつい一気読みしてしまった。
    クスッと笑えるところあり、名フレーズありで、またまたお二人の著作を読みたくなってしまう。
    印象的だったのは、二人の共通点。
    後先考えずに行動して、緻密に文章を組み立てるところ。
    何をしたかより、どう文章化しているかで勝負したいところ。
    既存のジャーナリズムに限界を感じているところ。
    自分が読んで感じていたことは、あながち外れてもいないなぁとと思った。
    あと、高野さんが子どもの頃に好きだった本が、私の好きだった本と同じで嬉しかった。『ドリトル先生』のシリーズは、冒険・探検好きの入り口として、案外、王道なのかもしれない。

  • 2022/06/30

  • 探検部なるものが存在することをはじめて知った。早稲田大学探検部の先輩後輩の2人による対談エッセイ。作家を多く輩出する探検部が、変人の巣窟(いい意味で!)であることがよくわかった。

    高野秀行さんが「俺が話が合う人って、いまだに宮田珠己さんと内澤旬子さんのふたりしかいないんだ。」と書いていて、へーと思った。3名とも好きだし、作者名で買うことが多い。特に意識してはいなかったけれど、文章で読ませるノンフィクションという同じジャンルの人たちなのかと納得した。

    探検の背景を知ると、その話も読みたくなる。紹介されている本をメモした。

  • 対談で本の紹介してる。

  • <目次>
    第1章  僕たちが探検家になるまで
    第2章  早稲田大学探検部
    第3章  作家として生きること
    第4章  作品を語る
    第5章  探検の現場
    第6章  探検のフィクションとは何か

    <内容>
    名前を知っている「探検家」二人の対談集。そのレベルで借りたのだが、意外と奥が深かった。二人とも早稲田大学探検部の出身。そして、このサークルは一癖も二癖もある連中の巣窟。そこの企画書などを書くことで文章力が磨かれるようだ。この本は、探検の話よりもノンフィクションの書き方、題材の選び方、文章の書き方、売り込み方まで書かれた、文筆業(作家を除く)の指南書となっている。「へえ」の連続だった。

  • むちゃくちゃいい
    紹介してる探検本がまたよい

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著者プロフィール

1966年、東京都八王子市生まれ。ノンフィクション作家。早稲田大学探検部在籍時に書いた『幻獣ムベンベを追え』(集英社文庫)をきっかけに文筆活動を開始。「誰も行かないところへ行き、誰もやらないことをやり、それを面白おかしく書く」がモットー。アジア、アフリカなどの辺境地をテーマとしたノンフィクションのほか、東京を舞台にしたエッセイや小説も多数発表している。

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