イコン 新装版 (講談社文庫)

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  • 講談社 (2016年11月15日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (512ページ) / ISBN・EAN: 9784062935067

作品紹介・あらすじ

「十七歳ですよ。死んじゃいけない」連続少年殺人の深層に存在した壮絶な真実とは!?熱狂的人気を集めるも正体は明かされないアイドルのライブでの殺人事件。被害者を含め現場にいた複数の少年と少女一人は過去に同じ中学の生徒だった。警視庁少年課・宇津木と神南署・安積警部補は捜査の過程で社会と若者たちの変貌に直面しつつ、隠された驚愕の真相に到達する。『蓬莱』に続く長編警察小説。


「十七歳ですよ。死んじゃいけない」
連続少年殺人の深層に存在した壮絶な真実とは!?

世紀末日本が軋(きし)む。
バーチャルアイドルの影に隠されたものは?
傷つけあう未成年の衝撃のリアル!
警視庁少年課・宇津木と神南署・安積警部補が動く!
『蓬莱』続編ともいうべき今野敏警察小説の源流。

熱狂的人気を集めるも正体は明かされないアイドルのライブでの殺人事件。被害者を含め現場にいた複数の少年と少女一人は過去に同じ中学の生徒だった。警視庁少年課・宇津木と神南署・安積(あづみ)警部補は捜査の過程で社会と若者たちの変貌に直面しつつ、隠された驚愕の真相に到達する。『蓬莱(ほうらい)』に続く長編警察小説。

みんなの感想まとめ

テーマは、連続少年殺人事件を背景にした壮絶な真実と、社会と若者たちの変貌に迫る警察小説です。著者は、アイドル文化を巧みに取り入れながら、事件の核心に迫る捜査を描いています。ページ数は500ページ弱と長...

感想・レビュー・書評

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  • 1995年の作品

    文庫本で500ページ弱、おそらく自分が読んだ今野敏さん作品で最長のような気がすーる
    最澄空海

    うん、深い
    このくらい長いとちゃんと深い
    いや、いつもが浅いってわけじゃないんだがね
    このくらいの長編もっと書いてくれないかなと思うんだが、たぶん無理だろうな
    そういう方向性じゃないもんな
    明らかに数こなそうとしてるもんな

    まぁ、それはそれで嬉しいから良い

    そして、今野敏さんと言えばファンならみんな知っているアイドルオタクでもあります
    この人どんだけ多趣味やねん

    そしてオタクは語り始めると長いw
    延々語る
    登場人物の口を借りて延々と語る今野敏さん

    でもこの当時にこのアイドル論は先見の明がありすぎてちょっと引く

    そして実は安積班シリーズ
    わいの大好きな村チョウがここでも貧乏くじを引いていて萌える
    そんな村チョウが好き

    つまりわいのアイドルは村雨巡査部長
    っておっさんやん!( ゚д゚ )クワッ!!

    • 1Q84O1さん
      私も村チョウすき(*´ェ`*)ポッ
      私も村チョウすき(*´ェ`*)ポッ
      2025/01/20
    • ひまわりめろんさん
      まきちゃ

      今野敏さんは恐ろしいほど多趣味です
      遊び歩いてますw
      それでいてこの多作ぶり
      人間じゃないかもしれない
      まきちゃ

      今野敏さんは恐ろしいほど多趣味です
      遊び歩いてますw
      それでいてこの多作ぶり
      人間じゃないかもしれない
      2025/01/20
    • ひまわりめろんさん
      一Qさん

      だよねー
      一Qさん

      だよねー
      2025/01/20
  • 感想
    各人の同僚に関する印象や細かい心情が書かれている点について、部下を上手く使って事件を解決するかと結びつくところがポイントのように感じた。刑事は対人商売なのでまずは身内がどう考えるのか理解するところが大切なのかもしれない。

    最終的にな犯人は中盤あたりである程度予測はついたが、最後まで楽しく読めた。内容は暗いが。

    あらすじ
    神南署管内で、地下アイドルのライブにおいて、高校生の少年が刺殺された。当日はハコに200人はいたが、乱闘騒ぎもあり、目撃者情報はゼロ。安積も慣れないパソコンを使っての情報のやり取りなど、刑事たちには新しい世代の事件といった印象。

    有森恵美というアイドルのイベントが学園祭で開催されたが、そこでも少年が殺された。警察は捜査本部を設置して捜査を始める。

    殺された少年は同じ中学に通っており、アイドルイベントを主催したのが、その少年たちの中学校の元担任だったことも分かってきた。

    また、有森恵美は姿を見せず、ネット上で有名になった教祖的存在のアイドルであることが分かる。

    イコンとはロシア正教で崇拝されている宗教画。

  • 前作の「蓬莱」とあわせてこの2作は安積班シリーズのなかでも秀でた作品ではないかと思います(尤もまだシリーズ全作を読了したわけではありませんが…)。

    事件は架空のアイドルを軸としたものというところも「蓬莱」同様、ちょっと事件から”遠い”ところにある要素をもってきて、これを警察小説に仕立てているという点に著者の非凡さがあらわれています。しかも、底の浅いトリックではなく、犯人とその周辺人物の人間関係に事件を解く鍵が隠れており、これをたどってゆくことで事件の真相に迫る面白さがあります。これまた「蓬莱」と同じく、ページ数の多さが気にならない一冊といえるでしょう。

    そして驚くべきは、アイドルに対する著者の知識・認識であり、作中の登場人物にそれを投影し語らせているとみることもできそう。それだけの知識量が著者にあるということなのですね、それゆえ薄っぺらな物語に陥らずにすんでいるのでしょう。

    それにしても(これも「蓬莱」で登場したファミコンと共通)パソコン通信という語句自体、現在(2020年)ではもはや死語ですね、、、令和の世の中的にはインスタやツイッターでしょうか、ならば、令和版「イコン」を今野敏に書いてもらいたいなと思わずにはいられません。

  • 今野敏さんは大好きな作家さんでいつも楽しく拝読していますが、今作はどうしても納得できない部分がありました。

    パソコンやアイドルに関する設定がかなり古かったですが、執筆当時はこんな感じだったんだろうなぁと想像できましたし、そのあたりは面白かったです。

    ただ、葉山由里子が強姦されたあとにもその犯人である相川に抱かれ続けたという部分だけ、絶対にありえないと感じてしまってスッキリできませんでした。

    たとえ強姦のせいで精神を病んでしまって自暴自棄に近い感覚だったとしても、それでも無抵抗でまた抱かれるというのは絶対にないと思います。しかもこの時、葉山由里子は中学生。身も心もまだ大人になりきっていない中学生の時に、彼氏の前で3人に強姦されて、その犯人のことを好きになれれば楽だと思ったからラブホテルでまた何度も抱かれた…なんて心底ありえないと思いました。強姦後、自分のことを避けるようになった彼氏への当てつけだったともとれますが、それよりも強姦された気持ち悪さや怖さの方が遥かに上回ると思うんですよね…。

    もしこれが大人の女性なら、ショックすぎて相当病んでしまったんだろうなと思えなくもないですが、中学生という設定では無理があると感じてしまいました。

  • パソコン通信のころの作品なのに全く色あせない。さらにこの頃に新しいアイドル像を作り出してるのがすごい。ただ時代がそれに追いついていない。速水や宇津木たちの活躍も見逃せない良作です。

  • ネットアイドルの話でした。

    最後まで犯人がわからなかった。
    動機がわかってくるにつれてとても苦しく辛かった 須田さんと同じように固まってしまったです。(((^^;)
    17歳ですよ。どういう状況であれ、死んじゃいけない…。

  • パソコン通信というのがやったことはないけど妙に懐かしかった。話はなかなか。

  • 「パソコン通信」時代を感じる。全体の物語の流れは古さを感じさせない。

  • パソコンの普及期に書かれた小説ということで、この事件、今なら速攻で解決できそう。

  • 神南署の安積は、アイドルのライブで起きた殺人事件を担当する。その場に調査の一環で訪れていた本庁少年課の宇津木は同期で久しぶりの再会だった。殺された少年は中学時代は非行に走っており、そのアイドルの別のイベントだった学園祭でつるんでいた少年も殺害される。実体の無いアイドル、中学時代の同級生たち。いったい過去に何があったのか。パソコン通信という新しいデバイスの登場で実際に会わなくても常に会っている状態にいる若者たちの実像と、宗教画のイコンという言葉から生まれたとされるアイコンをクリックした先にあるものから掴んだ犯人は?という話。ここに、家族や部下とうまく行っていない宇津木が、安積に触発され、周りとの交流を試みるところもとてもいい。でも、犯罪の元になった事件が辛過ぎた。相川という少年の不気味さの描き方も良かったです。

  • とあるライブハウスで高校生が殺害される。
    存在するのかしないのか分からない謎のアイドル・・・なんだけど、出版当時読めば楽しめたと思うけどこのご時世バーチャルな世界がそれなりに確立されているのでやや古い。

  • 部を超えた警察内のやりとりがいい。ネットアイドルの流れも今を予測したようにも感じるリアルさ。

  • イコン 遺恨だと思ってたら宗教画のイコン→アイコン パソコン通信につながってった。 今では当たり前、しいて言えばちょっと前の時代のもの感を感じるけど、あぁ、そういう事だったよなぁ。。。と。 今回は安積さんは当然だけど、宇津木さんがステキでした。 人とのかかわりって大事だなぁと、改めて感じた1冊でした。

  • ネットアイドル的な曖昧な存在。そこに絡めたお話なんだけど、気分の良くない被害者たちで、加害者の味方をしたい訳じゃないけど、いちいち言動に不快感が伴いました。前作より安積さんの出番が多くて、速水さんとのやりとりは安定♪宇津木さんの家庭事情が好転していく様子にとても癒やされました。本人はどうあれ、創り出されたものは動いていく。饒舌に語る証言者達に安積さんと同じ違和感を持ってしまう古い世代の私です。

  • なるほど、そうだったのか、イコン。そしてアイコン。SNSなど未だ今ほどではなかった頃の話だけど古い感じしなかったな。そして速水との粋なやり取りと最後の展開の速さはいつも通りw

  • サブカルのイベントに潜入。乱闘が発生。刑事がとめに入る高校生がナイフで刺殺。目撃者なし。被害者の友人はパソコン通信仲間。城南署の安積、須田、桜井、黒木が担当。
    同じネットタレントのイベントで高校生が殺される。刺殺された高校生の友人。連続殺人。イベントの主催者は二人の中学時代の担任。クラスではイジメ自殺。自殺した中学生のGFは不登校で神経を病む。ネットタレントほ実在アカウントがある。GFの主治医。女医で現在、ペンシルバニア州立大に留学。治療の一貫でパソコン通信を体験させ、その時、IDとパスワードを教えた。少女は自分をレイプした少年を復讐するために、ネットアイドルになり、彼らをイベント会場によびよせた。

  • まずまずの作品。
    若干中だるみした感じも…
    後半戦は事件も盛りあがったかな。

  • すぅーと入っていけなかった。時間がなかったのも原因の一つだが、若者についていけないのか?
    また挑戦します。

  • 犯人この人なんだろうなぁってなんとなくわかるけど、やっぱ動機までは読めんくて、
    結構ヘビーな動機だったなー。
    この人の犯人は最後にどうなったのかまでは書かれないからちょっと気になるとこではあるけど、想像すると中々に重たいねぇ。
    この人の作品は読みやすいからガンガン読み進めていく✌︎('ω'✌︎ )

  • "世紀末日本"が軋む。バーチャルアイドルの影に何がある!?
    熱狂的人気を集めるが謎に包まれたアイドルのライブでの少年殺人事件。警視庁の宇津木と神南署・安積は捜査の過程で社会と若者たちの変貌に直面しつつ、隠された驚愕の真相に到達する。『蓬莱』に続く警察長編。

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著者プロフィール

1955年北海道生まれ。上智大学在学中の78年に『怪物が街にやってくる』で問題小説新人賞を受賞。2006年、『隠蔽捜査』で吉川英治文学新人賞を、08年『果断 隠蔽捜査2』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞を受賞。

「2023年 『脈動』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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