海と月の迷路(下) (講談社文庫)

著者 : 大沢在昌
  • 講談社 (2016年10月14日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062935098

作品紹介

もう誰も信用できない? 疑心暗鬼になる「軍艦島」のなかで、ひとつの正義を貫くことはできるのかーー。若き警察官・荒巻の”許されざる捜査”は、「全島一家族」を標榜する島に波紋を広げる。八年前にも小女が水死しており、裏には信じがたい事実が秘されていた。密室ともいうべき島でつながる二つの不審死。その謎を解く鍵は、満月の夜にあった。著者の新境地に達するハードボイルドの最高峰。吉川英治文学賞受賞作

海と月の迷路(下) (講談社文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 限られた空間、特別な人間関係のもと、若き主人公が犯人を追う物語。最後は少々あっさり。もう少し余韻があってもよかったかも。

  • 久しぶりに面白い大沢在昌を読んだ感じ。

  • 大沢在昌ぽくなかった。

  • 久しぶりの大沢小説。軍艦島の描写は興味深かったけれど、推理のプロセスがちょっと稚拙では?

  • 新宿鮫を昔読んで、好きになれなかつたので以来大沢さんの本から遠ざかっていたが、これは面白い。ドラマがある物語

  • 地味だね

  • 若さゆえの幼い捜査。真犯人が分かりはしたけれど、めでたしめでたしの状態には届かない。取り組む意欲はそのままに組織としての手法と個人としての熟練が欲しい気がします。今活躍している名探偵や名刑事さん達にも"名"が付かない時期があったんだね。

  • 5000人を超える人々が暮らす軍艦島。本土と隔絶されたその島では他人を疑うことはタブーとされていました。その状況下で発生した少女殺人事件。真相を究明しようとする新任巡査の荒巻。その行動は島の行動規範から外れ、島の秩序を乱すものとして一層孤立します。
    次々と浮かぶ犯行への動機をもつ人物。その一人一人の可能性を限られた捜査環境のもと調査し、そしてついに一人の男に行き着きます。更なる犠牲者が生まれようとしていた時、ついに荒巻は真犯人と対峙します。そしてその結末は…。
    上巻の初めの方に張られていた伏線が真犯人の決め手となるなど、作者の手の内でいい意味で弄ばれた読後感でした。
    さすが、吉川英治文学賞受賞作品。

  • 渋い

  • 炭鉱という常に危険と隣り合わせの職場で、小さな島という閉鎖された環境、採炭のため作り上げられたシステム、そこに生活した人々の思いや葛藤が感じられる。
    やはり、炭鉱という特殊な環境は、一種の極限状態なのだろうと思う。なかなか実感できないものなのだろうと思う。

    そんな特殊な環境の中、状況に反発し、孤立する中、ひとりで事実を明らかにしようと行動する若い警官。その苦しさは分かる気がする。

    そして、警察学校長が若いときの苦い記憶を回想するとうい形で始まった、この話は、回想が終わって、最後に本人がそのときの行動について、反省を後輩に聞かせるという形で、主人公に気持ちを合わせた読者を、軽く裏切る。

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