水鏡推理4 アノマリー (講談社文庫)

  • 講談社 (2016年10月14日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (416ページ) / ISBN・EAN: 9784062935159

作品紹介・あらすじ

山に消えた「非行」少女たち……世にも珍しい〈気象ミステリ〉命危うい遭難少女たち。近づく72時間の壁! 1分1秒を争うタイムリミットサスペンス。天才エンタテイメント作家の最高傑作。霞が関の常識は世間の非常識! 遭難少女の身の安全も二の次か? 理解不能の伏魔殿に水鏡瑞希はひとり斬り込む。


山に消えた「非行」少女たち……世にも珍しい〈気象ミステリ〉

命危うい遭難少女たち。近づく72時間の壁!
1分1秒を争うタイムリミットサスペンス。
天才エンタテイメント作家の最高傑作。

霞が関の常識は世間の非常識! 遭難少女の身の安全も二の次か? 理解不能の伏魔殿に水鏡瑞希はひとり斬り込む。

〈アノマリーとは?〉
法則や理論と比較して説明不可能な事象。物理学から経済学まで様々な局面で出現する。

自由になりそうでならない気象と、過去を持つ少女たち。ふたつの間で展開するストーリーに心震えた。-中江有里(女優・作家)
魅力的な謎と湧き上がる知識欲のシナジー効果で、ページをめくる指が止まらない!-知念実希人(作家)

あらすじ)
気象庁と民間気象会社の予報の食い違いから、少女集団遭難という前代未聞の悲劇が発生する。天候が急変した山中に少女と共に失踪した官僚は、同僚の水鏡瑞希に謎の書類を預けていた。新進の民間気象会社の驚異的な予報的中率のからくりとは? 人命さえ軽んじる霞が関の巨悪に、文科省ヒラ職員が立ち向かう!

豪華銀箔装丁単行本版『アノマリー 水鏡推理』も同時発売!

みんなの感想まとめ

緊迫感あふれるタイムリミットサスペンスが展開される本作では、少女たちの遭難を巡る謎が描かれています。気象庁と民間気象会社の予報の食い違いが引き起こした危機に、主人公の水鏡瑞希が立ち向かう姿が印象的です...

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ第4作も面白かった
    4作目は気象予報に関しての不正。
    水鏡瑞希は絶体絶命のピンチに!

  • 感想
    スーパーブラック労働に、事なかれ至上主義。官僚も大変だ。国会対策とか本当にスーパーどうでもいい仕事。全部AIにやらせれば良いのに。

    テーマは親子愛かな?


    あらすじ
    女子少年院に収監された少女4人が、更生プログラムの一環で登山に挑戦する企画が世間で話題となった。

    彼女たちは民間の気象会社が提供する予報を信じて登山を計画する。文科省では国会答弁に備えて、気象庁と民間会社が出す予報がなぜ異なるのか調査していた。

    そんな折、民間気象会社の予報を信じて登山をした少女たちが遭難したと連絡が入る。瑞希が調べていくうちに、少女たちは実際には本当の山に登山しておらず、NPOと民間気象会社、気象庁がグルになって国の助成金を不正に取得するためのやらせだったことを突き止める。

  • タスクフォースシリーズ。高精度を誇る民間気象予報会社のカラクリと、少女集団遭難事件に迫る。
    相変わらず面白いが、今回の事件の動機は、めちゃくちゃ官僚の論理で周りくどく、リアリティがあるのかないのかすら分からない不思議さがあった。

  • 水鏡4作品目。今回は民間気象予報会社の不正&女子少年院の山登り虚偽行為を水鏡と官僚浅村が暴く。少女が抱く親との確執、水鏡・浅村も質は異なるが共有。誰しもが持っているこの確執は人生を左右する。法務教官の仕事の大変さは一言では語れないが、濱浦、紀香のバカさ加減には、really?あり得ない!と唸った。私も経験していますが、研究費を頂くのは難しいし、そうあるべきだと思います。なので、研究内容を理解出来る評価者による審査が必要ですね。しゃんしゃん的なのは反対

  •  もうかれこれ40年近く近くになるが、学友が少年院の教官という職に就くことになり驚いたことがある。条件は夫婦で院内に住込で生活できること。彼は慌てて妻になる人を説き伏せて結婚、地方の少年院に閉ざされてなかなか会いにくい存在となった。その後彼と再会した時にそこそこ話してもいいと彼の判断する範囲内で少年院事情というものを聞かせてもらった。
     彼が就任した少年院は実は少女少年院であったこと。家で生徒たちとの共同生活を営まねばならないこと。彼女たちがそこに送り込まれた原因はほとんどが少女売春によるもの。生徒に誑かされ職を失った若き教官の話、少女の誘惑の手口、心の暗黒、といったところまで話は及んだと思う。
     さて 本作は少年院の院生たちが、登山を通して早期退所を果たそうというプログラムを、某NPO法人のリードで実験するところからスタートする。例によってスピーディに話は進むが、少女たちはスマホやタブレットで登山の自撮り実況中継を行い、瞬く間にネット・アイドル的存在になってゆく。しかし民間天気予報会社が気象を読み違えたことにより、誤った気象判断をした彼女らは八甲田山において遭難事件を起こしてしまう。
     話はどんどんスケールアップし、文部科学省や気象庁などの国家的陰謀へと広がってゆく。手品のような小説作法を得手とする松岡圭祐は、もちろんそれらから巧みに目線を反らす話術、仕掛けられた伏線の山、思いもよらぬどんでん返しの連続によって展開してゆく。もちろんメディアやマスコミ、インターネット世界までを駆使しての、一大イベントでもあるかのように仕上げてしまうのである。
     現代という葉脈にアンテナを這わせ、話題や興味をディープに掘り下げての小説化という作業は、もはや彼の独壇場と言うしかない。早書きと多作も、彼の特徴であるゆえ、常にライブ感溢れる社会現象や政治汚職など現実のリアルタイム素材は油断なくペン先を向けられる。下地を作るための情報収集努力と分析の鋭さを武器に、松岡ノベルワールドはさらにその地平を容赦なく広げてゆきそうである。
     アノマリー。気象用語で「特異日」のことらしいが、アノマリー(特異)なのは少年院にスポイルアウトされた少女たちの存在にもかけられた言葉でもあると思う。何が間違っていたのか、どう対処するのか、徹底的にとは言えないまでも作者の眼が優しく彼女らの未来に注がれてゆくあたりが、この小説の真価ではなかろうか。

  • 今の仕事ついてから読んだら悪夢のような小説だろうな。

  • 今回も楽しく読めました。今回は以前程 爽快感は少なかったが 瑞稀は 変わりません。今後も楽しいシリーズを続け貰えたら嬉しいです。

  • 気象庁と民間気象会社の食い違いから発生してしまった少女集団遭難とそれに関わる手の込んだ不正を、主人公である水鏡瑞希が解いていく内容。少女集団遭難、官僚の失踪、民間気象会社の驚異的な予報的中率のカラクリが真相に結び付いていく様子や真相にたどり着いたことで窮地に追い込まれた瑞希が生還する様子は読みごたえがありました。

  • 巻が進むごとに、面白さアップ

    最終的に騙しているのが誰か、分かりにくくなってより楽しめます

    扱われるテーマもどんどん変わっていきます
    既刊同様に相方も

  • 知らず知らずのうちに親に洗脳され、それ故かは定かではないが不幸な未来を背負わされて育ってしまった子どもたち
    その子どもたちを使って金儲けをしようとする国家公務員

    相も変わらず黒い人たちですなぁw
    はぁ~、フィンクション、フィクション♪

    瑞希を取り巻く人達の心にも若干の変化が現れ始めてちょっとうれしくなってくる。
    最後の締めもいい。今まで以上に瑞希の心の成長が感じられたシーンだった。
    親目線で成長を見てるとジンとする。

  • 中学生の子供を持つ親として、色々と考えさせられる話でした。
    子供を持つ親も、もちろん親の子供であり、誰しもが「親と子」なんですよね。
    いっぱいいっぱいになっている瑞希のお子様な振る舞いに若干イラッとしましたが、終わりよければすべてよし。

  • 気象予報ネタで、これだけ面白い話しが書けるのはすごい

  • 2025.12.13読了

    なかなか序盤は読み進めれず、寝落ちした日々ばかりだったけど、後半から一気に読み進めることができた。
    専門用語や霞ヶ関の内部事情など難しい説明もあったけど、さすが松岡さん、終わりはスカッとするなぁ。
    シリーズまだ積読状態なので崩していきたいなー

  • 親も一人の人間だし
    子供も一人の人間
    当たり前のことを
    どれだけ早く気づくことができるか
    気づいただけでなく、
    その気付きを自分のものとして行動することができるか
    その行動でさえ
    誰かから影響を受けていると気づくことができるか
    ただ生きていてくれる事の
    その先をどう考えるのか

  • 山に消えた「非行」少女たち……世にも珍しい〈気象ミステリ〉命危うい遭難少女たち。近づく72時間の壁! 1分1秒を争うタイムリミットサスペンス。天才エンタテイメント作家の最高傑作。霞が関の常識は世間の非常識! 遭難少女の身の安全も二の次か? 理解不能の伏魔殿に水鏡瑞希はひとり斬り込む。

    〈アノマリーとは?〉
    法則や理論と比較して説明不可能な事象。物理学から経済学まで様々な局面で出現する。

    自由になりそうでならない気象と、過去を持つ少女たち。ふたつの間で展開するストーリーに心震えた。-中江有里(女優・作家)
    魅力的な謎と湧き上がる知識欲のシナジー効果で、ページをめくる指が止まらない!-知念実希人(作家)

    あらすじ)
    気象庁と民間気象会社の予報の食い違いから、少女集団遭難という前代未聞の悲劇が発生する。天候が急変した山中に少女と共に失踪した官僚は、同僚の水鏡瑞希に謎の書類を預けていた。新進の民間気象会社の驚異的な予報的中率のからくりとは? 人命さえ軽んじる霞が関の巨悪に、文科省ヒラ職員が立ち向かう!

  • 面白かった

  • 親との関係は、自分と似ていて、親近感が湧いた。

  • 背ラベル:913.6-マ-4

  • 浅村。気象関連。親子関係。仕事への情熱。

  • 中盤、瑞希はやけに子供っぽいし、父親はなんたかやたらと説教じみてるなと思いつつ読んでたんだけれど、こういう結末に落ち着けるためか、と腑に落ちた。前回より面白かった。浅村は絵に書いたような理想の上司像だなと思う。まるで、少女漫画から出てきたみたいだ。ただ、この作品は瑞希にとって救いがない人間ばかり出てくるのでこういう人もいた方が読んでる方も安心できていいなと思った。

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著者プロフィール

1968年、愛知県生まれ。デビュー作『催眠』がミリオンセラーに。大藪春彦賞候補作「千里眼」シリーズは累計628万部超。「万能鑑定士Q」シリーズは2014年に映画化、ブックウォーカー大賞2014文芸賞を受賞。『シャーロック・ホームズ対伊藤博文』は19年に全米翻訳出版。NYヴァーティカル社編集者ヤニ・メンザスは「世界に誇るべき才能」と評する。その他の作品に『ミッキーマウスの憂鬱』、『ジェームズ・ボンドは来ない』、『黄砂の籠城』、『ヒトラーの試写室』、「グアムの探偵」「高校事変」シリーズなど。

「2023年 『高校事変 16』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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