TATSUMAKI 特命捜査対策室7係 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062935364

作品紹介・あらすじ

未解決事件を専門に扱う警視庁特命対策室7係に配属になった新人刑事・鬼切壮一郎。さっそくドS女刑事・辰巳麻紀警部補らメンバーとともに5年前に未解決となった失踪事件捜査にあたる。男が突然姿を消し、刑事だった兄が容疑者となった事件。壮一郎は麻紀にイビられながらも真相を突き止めるべく奔走するが……。

感想・レビュー・書評

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  • 警察小説としての雰囲気は悪くない。ただタイトルの元でもある女刑事のキャラが弱いかなぁ。現場をかき回すから竜巻なんでしょうけど、少し強引なところはあるものの、かき回すってほどでのなかった。その点で、やや小説としての核がぼやけちゃってる感じはあるかな。

  • 成る程。実質的な主人公が女性刑事の辰巳麻紀ということで『TATSUMAKI』なのか。

    未解決事件を専門に扱う警視庁特命捜査対策室に配属された新人刑事の鬼切壮一郎はアマゾネスのような先輩女性刑事の辰巳麻紀と共にコンビを組む。

    それにしても、扱われている事件が非常につまらない。再捜査の必要性が感じられず、ストーリーも今一つ。登場人物が一癖も二癖もある面白い人物ばかりなのに、勿体無い。

    曽根圭介の初期の作品『沈底魚』『鼻』は面白かったが、最近の作品では劣化が止まらないように思う。

  • 新人刑事、ドS女刑事とともに未解決失踪事件に挑む!
    新人刑事・鬼切が配属された先は未解決事件専門の特命捜査対策室7係。そこにはドSな先輩女刑事、"たつまき"こと辰巳麻紀ら個性的な捜査員たちが。壮一郎はたつまきにイビられながらも、未解決失踪事件を追う!

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著者プロフィール

1967年、静岡県生まれ。早稲田大学商学部中退。漫画喫茶の店長などを経て執筆活動を開始。2007年「鼻」で日本ホラー小説大賞短編賞、同年『沈底魚』で江戸川乱歩賞を受賞。09年「熱帯夜」で日本推理作家協会賞短編部門を受賞。2011年『藁にもすがる獣たち』で第2回山田風太郎賞の最終候補作となる。トリックの効いた異色の作風で注目されている。

「2017年 『暗殺競売』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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