キウイγは時計仕掛け KIWI γ IN CLOCKWORK (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 345
レビュー : 33
  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062935418

作品紹介・あらすじ

建築学会が開催される大学に、γの字が刻まれたキウイがひとつ届いた。銀のプルトップが差し込まれ手榴弾にも似たそれは誰がなぜ送ってきたのか。その夜、学長が射殺される。学会に参加する犀川創平、西之園萌絵、国枝桃子、海月及介、加部谷恵美と山吹早月。取材にきた雨宮純らが一堂に会し謎に迫るが。

感想・レビュー・書評

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  • Gシリーズの最新文庫ですが、
    発売日から随分経ってから読み終わりました。

    森博嗣らしさ爆発の本作でして、
    殺人は起こるし密室ものなのですが、
    登場人物がそこにあまり執着しないで
    どちらかと言えば真賀田四季のことばかり
    気にしているのが何とも味わい深いです。

    そしてそのトリックに親子が絡んでくるあたり、
    やはりあえて真賀田四季に寄せて
    本作は書かれたんだろうなぁと言う気がするのは
    たぶん森博嗣ファンだけでしょうね。

    それを差っ引くと、
    ミステリーなのに何故か熱量の低い
    不思議な小説という感想になりそうです。

    ということでシリーズを通読されてる方には
    当然の如くおすすめしますが、
    そうでない方にはちょっとダメかも?
    という作品でした。

  • Gシリーズ9作目
    今回も面白かった。
    媚びないねぇ。全くもって媚びない。動機も結果も放置したまま終わりよった。なのに読後不快感はなくむしろ満足。清々しいほどだ。長編小説でありながら大きな物語のほんの一瞬でしかなかった。
    何やら次からの3作がまた面白くなるそうで俄然楽しみでしかたない。

    国枝先生はなぜあんなにご機嫌だったのだろうか。むしろその謎を解き明かしてほしい。

  • Gシリーズ第9作。前作同様、もやっとする読後感。一般的なミステリのように、犯人は誰、動機はなに、トリックはこれと回答があえて明示されないから。でもシリーズを読み進めてくると、次が読みたくなる不思議。早速本屋で次作「χ(カイ)の悲劇」を探したけど、文庫版はまだ出版されていない事がわかる…

  • 久しぶりに森さんのミステリー読んだけど、以前のようなドキドキはなかった

  • みんなすっかり大人になって、それぞれの道を歩いているので、同窓会で事件のことをあれこれ話しているシーンに懐かしさを感じるようになった。
    萌絵は海月くんから答えを得るための質問の仕方が上手いなあ。そこが加部谷さんとの違いだな。
    犀川先生が煙草を止めたのが衝撃。萌絵妊娠してるのかな。

  • 大学卒業後の同窓会みたいなもの。過去に研究室で一緒だった面々を同じ場所に呼んで集まるということに意義がある

  • キウイにプルトップ・・・キウイを見かけるたびに思い出してしまいます。

  • 「ネットというものが、元来そういう装置なのでしょうね」
    「人を縛りつけておく装置?」
    「そうです」

  • メンバが大集合!という楽しさが、ミステリそのものの伏線回収をしていない部分を補って余りあるファンストーリになっている。事件そのものが向かう方向性は、至極真っ直ぐ。今回蒔いた伏線がいつ回収されるかは、今後のGシリーズに期待したい。この1冊で完結させないところにすら満足感を味あわせてくれる、森博嗣の素晴らしさ。

  • Gシリーズ9作目。
    とにかく豪華な今作品! 舞台が建築学会関係だからか、犀川研、国枝研、西之園研と歴代の研究室メンバーが登場!
    加部谷ちゃんじゃなけど、犀川先生と萌絵ちゃん+国枝先生ってもう、ほんとそれだけで豪華!!ポテンシャル半端ない(笑)

    事件は……まぁ、このシリーズあるあるのもやっと感なんだけど、実際の事件だってこんな感じなんだろうし、ある意味リアル。
    それよりも個人的に犀川先生の禁煙が大事件でしたよ! いつの間に!!!
    萌絵ちゃんと本当に結婚するのかしら? ちょっと想像できないけど……でも最近の萌絵ちゃんの大人っぽさを考えたらアリな気もするなぁ。

    そして意外と男気が上がっている気がした海月くん。加部谷ちゃんと話すときが何気に男っぽくってカッコイイ。
    山吹さんの咬ませ感もパネェし(笑)ラストのカップ云々でマジか……となったわ。諦めてないんだね加部谷ちゃん……。

    次はχの悲劇……と行きたいところだけど、森さんのお話は刊行順に読むのを自らに課しているので、次は×シリーズに戻ります。
    ああ。早くχの悲劇読みたい!!

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著者プロフィール

森 博嗣(もり ひろし)
1957年、愛知県生まれ。作家、元研究者。名古屋大学工学部建築学科、同大学大学院修士課程修了を経て、三重大学工学部助手、名古屋大学助教授。名古屋大学で工学博士を取得し、2005年退職。学会で数々の受賞歴がある。
作家として、1996年に『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞し、同作で作家デビュー。S&Mシリーズとして代表作の一つに。『スカイ・クロラ』シリーズは本人も認める代表作で、2008年アニメ映画化された。その他にも非常に多くの著作がある。

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