キウイγは時計仕掛け Kiwi γ in clockwork (講談社文庫)

  • 講談社 (2016年11月15日発売)
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本棚登録 : 996
感想 : 59
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  • 本 ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062935418

作品紹介・あらすじ

建築学会が開催される大学に、γの字が刻まれたキウイがひとつ届いた。銀のプルトップが差し込まれ手榴弾にも似たそれは誰がなぜ送ってきたのか。その夜、学長が射殺される。学会に参加する犀川創平、西之園萌絵、国枝桃子、海月及介、加部谷恵美と山吹早月。取材にきた雨宮純らが一堂に会し謎に迫るが。

感想・レビュー・書評

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  • 犀川先生、萌絵、島田さん
    期待したが、えー・・・。謎

  • 加部屋と雨宮のやりとりが軽快で楽しかったです。そして犀川と萌のいつもの感じが、少し大人びて面白かったです。海月はどんどん犀川の思考に近づいているようですが、犀川が何か仕込んでいるのでしょうか、と深読みしてしまいます。

  • 動機や犯人、γなど謎だらけ。森博嗣らしい作品!
    次作以降で伏線がどこまで回収されるか楽しみ。

  • まあ、面白かった。
    オールスター出演で豪華キャスト。
    面白かったんだけど、最初から最後まで起伏がなく、これといった山場もなく終わった印象かなぁ、、、。

  • Gシリーズ九作目。
    久しぶりの《キャラクタ》がたくさん登場。
    ひたすらに学会に徹する舞台設定といい、初期のようなアカデミック臭が嬉しくなる。

    萌絵、すっかり大人になったねえ。
    犀川も世間話ができるほどになったとは。
    たびたび二人がイチャイチャ?していて、微笑ましくなる。
    犀川が禁煙ときいてびっくり。
    次回作では、萌絵の赤ちゃんでも登場するのかな。
    相変わらず謎解きはあまりないけど、だんだん収束していくストーリー、先が楽しみ!
    加部谷が普通の人ぽくて良い。雨宮との掛け合いが賑やかで面白い。

  • 久しぶりのGシリーズ。
    いつもの面々がなんだか懐かしく感じました。
    相変わらず加部谷さんは応援したくなってしまうし、海月くんは大人しいし。

  • 今作でも謎は深まるばかり、いや解明せずにいる。
    いつまで続くのだろうと悶々とする。

  • Gシリーズの最新文庫ですが、
    発売日から随分経ってから読み終わりました。

    森博嗣らしさ爆発の本作でして、
    殺人は起こるし密室ものなのですが、
    登場人物がそこにあまり執着しないで
    どちらかと言えば真賀田四季のことばかり
    気にしているのが何とも味わい深いです。

    そしてそのトリックに親子が絡んでくるあたり、
    やはりあえて真賀田四季に寄せて
    本作は書かれたんだろうなぁと言う気がするのは
    たぶん森博嗣ファンだけでしょうね。

    それを差っ引くと、
    ミステリーなのに何故か熱量の低い
    不思議な小説という感想になりそうです。

    ということでシリーズを通読されてる方には
    当然の如くおすすめしますが、
    そうでない方にはちょっとダメかも?
    という作品でした。

  • Gシリーズ9作目
    今回も面白かった。
    媚びないねぇ。全くもって媚びない。動機も結果も放置したまま終わりよった。なのに読後不快感はなくむしろ満足。清々しいほどだ。長編小説でありながら大きな物語のほんの一瞬でしかなかった。
    何やら次からの3作がまた面白くなるそうで俄然楽しみでしかたない。

    国枝先生はなぜあんなにご機嫌だったのだろうか。むしろその謎を解き明かしてほしい。

  • 日本科学大学で開催される建築の学会に犀川、萌絵、加部屋一行が参加した。副学長のもとに「GOSIP」と書かれた段ボールの包みが届き、その中にはλと刻まれたプルタブ付きのキウイが入っていた。
    まるで爆弾のように見せかけたキウイだが、犀川は「なぜアボカドじゃないんだろう」の一言。そしてついに犠牲者が出る。

    全体的なシリーズとして、真賀田四季の存在を匂わせるのは島田文子の存在。彼女は時田玲奈が自殺したことは、真賀田四季が仕組んだ事件ではなく、本人が絶望して行ったことだといった。真賀田四季に関わる人間は、ある種の起爆スイッチを埋め込まれるのだと。

    クラゲくんに手作マグカップ渡そうとしてた加部屋ちゃん少女すぎでしょ!!私も思わずやめとけやめとけやめとけと言ってしまった。

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著者プロフィール

工学博士。1996年『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞しデビュー。怜悧で知的な作風で人気を博する。「S&Mシリーズ」「Vシリーズ」(ともに講談社文庫)などのミステリィのほか「Wシリーズ」(講談社タイガ)や『スカイ・クロラ』(中公文庫)などのSF作品、エッセィ、新書も多数刊行。

「2023年 『馬鹿と嘘の弓 Fool Lie Bow』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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