どんどん橋、落ちた〈新装改訂版〉 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 192
レビュー : 12
  • Amazon.co.jp ・本 (496ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062935517

作品紹介・あらすじ

ミステリ作家・綾辻行人に持ち込まれる“問題”はひと筋縄ではいかないものばかり。崩落して誰も渡れなくなった〈どんどん橋〉の向こう側で、燃える〈ぼうぼう森〉の中で、明るく平和だったはずのあの一家で……勃発する難事件の”犯人”は誰か? 超絶技巧がちりばめられた五つの超難問に挑め! ミステリシーンを騒然とさせた好評の作品集が読みやすい改訂新装版に!

感想・レビュー・書評

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  • 読者側がどう考えるか、ソコのみを狙って、一枚も二枚も上をいかれた感じ。ちょっとずるいって思ったけど笑。あと綾辻先生の文章、平易って訳でないのに読みやすいなと感心。

  • 伏線はすでに提供されているにもかかわらず私には犯人が誰かまったくわからなかった
    面白おかしく読めます!
    とにかくおすすめです!

  • 綾辻行人が仕掛ける五つの罠。あなたに挑戦! ミステリ作家・綾辻行人のもとに持ち込まれる〝問題〟は超難問ばかり。崩落した橋の向こう側で、明るく平和なあの一家で、勃発する難事件の〝犯人〟は誰か? 本格ミステリシーンを騒然とさせた掟破りの傑作集!

  • まんまと騙された!悔しい!

  • ミステリ作家綾辻氏が仕掛ける読者への挑戦状。犯人当てクイズの傑作集。掟破りどころかもう反則じゃないかって思うような問題ばかり。第一話 解答編を読み終わった直後 読んでた本をぶん投げたくなった。それくらい予想外。アンフェアすれすれ。でも伏線は確かにある。 とある一家の悲劇は衝撃的 え、これいいの? ちらほら懐かしい登場人物が登場したり同じ名前が何度も登場したりと読者を楽しませる要素も沢山含まれてる。読み進める度読み進めば進めるほど ありえない結末に本をぶん投げたくなる。それでも最後まで読んだ。さらっと軽く読める短編ってのも悪くない。

  • ではでは、健闘をお祈りします。

  •  5つの短編から成る読者挑戦型のミステリ小説。5つの内4つには読者への挑戦という題目が挟まれる。作中作の形式をとっているものが多く、外枠で若干話のつながりがあるが、その点はたいして注目すべきところではない。特にミステリ好きとして本を手に取った読者には。やはり語られるべきはその作中の作である。

    表題作である、『どんどん橋、落ちた』の第一印象は、反則だろう、だった。ただ、思い返せば見抜けるように伏線があることも事実。解ける人には解けるようにも思える。それでも、心地の良い騙され方はしない作品になっている。
    全作品において、作中作の外枠で作者の綾辻行人が解説をする、解説をされる形をとっている。それがどことなく作品の言い訳に聞こえてしまう。きっと、作者本人もその自覚がある故に、こういった形式をとったのではないかと疑う。それくらいのクオリティの集まりだ。
    館シリーズ他、綾辻作品の叙述トリックは読者を騙すことはもちろん、作品としての質を上げるために非常によく洗練されていると思う。しかし、この短編集は読者に回答を導かせない事だけを念頭において作られている気がする。答えが分からない=ミステリとして上質、といった方程式は否定したい。答えが存外簡単でも、上質なミステリは存在するだろう。今作は、答えが非常に難しいが、作品として稚拙な物になっている。
    なんとなく、この本は綾辻行人が思いついたトリックをところかまわずぶちまけた作品だと思う。1冊の小説には昇華できないけれど、溜めていた発想を吐き出しているように感じる。それでもやはり、どの作品においても伏線の妙は素晴らしく、解答では説き伏せられる。ゲームのような感覚で、さらっと読んで楽しむ小説だと思う。
    ちなみに、個人的には『伊園家の崩壊』が好き。一番ミステリをしていたし、ある一家を彷彿とさせるのも読んでいて楽しかった。それ故の怖さもあったけれど。

  • フェアだけど反則すれすれのネタだとか、この作品に綾辻さんの苦悩が表れているとか、ターニングポイントだとか、世間ではいろいろ言われている作品ですが、個人的には読み終えた後、これに気付いた時が一番愉快でした。

    「伊園家の崩壊」=「磯〇家の崩壊」

    題名見てすぐ気付けよ、って感じですが、自分としてはこの話だけで十分満足です。楽しかった。ありがとう綾辻さん。

  • 推理してみたりするけど、見事にミスリードされる。近づいたと思った答えがひっかけのほうだったり、そして注意しながら読みたいのに先が気になっちゃってどんどん読んじゃうっていう

  • 新装版が出たので再読。綾辻作品の中では、いい意味で軽ーく読める一冊。とはいえ、それは再読だからかも。初読だと犯人分からなくってぐるぐるしちゃいそうです。実際私はぜんっぜん見抜けなかったなあ(遠い目)。
    遊び心がいっぱいあって愉しいなあ、という印象。特に「伊園家の崩壊」がなんといっても……ねえ?(笑)

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著者プロフィール

綾辻 行人(あやつじ ゆきと)
1960年京都市生まれ。京都大学教育学部在学中、京大推理小説研究会に所属。研究会同期に、後に結婚する小野不由美がいる。1982年、同大学大学院教育学研究科に進学。1987年、大学院在学中に『十角館の殺人』で作家デビュー。講談社ノベルス編集部が「新本格ミステリー」と名付け、その肩書きが広まった。1992年大学院を卒業後、専業作家に。
1990年『霧越邸殺人事件』で「週刊文春ミステリーベスト10」1位。1992年『時計館の殺人』で日本推理作家協会賞長編部門を受賞。2011年『Another』で「ミステリが読みたい!」1位。
主な代表作として、デビュー作『十角館の殺人』以来続刊されている、長編推理小説「館シリーズ」。

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