旅猫リポート (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 1669
レビュー : 154
  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062935616

作品紹介・あらすじ

この絆は、恋愛を超える。カギしっぽのナナと心優しい青年サトルの、最後の旅の物語。

感想・レビュー・書評

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  • あらすじを読んだだけで結末は想像がつく。
    絶対に泣くと思ったので心に余裕ができてから読んだ。
    ボロボロに泣いた。
    予想はついていても、この展開は泣いてしまう。
    眼が腫れるほど泣きたいときにオススメ。

  • 外で読むべきではなかった。
    もっと早く読んでおくべきだった。
    いや、今読んだから良かったのかも。 .
    .
    「例え悟が早く死んでしまうとしても、それでも悟に出会わないより出会ったほうが僕は幸せだったんだ。
    だって僕は、悟と暮らした五年を、ずっとずっと覚えておける。
    ナナっていう雄猫としては微妙な名前も、ずっとずっと名乗っていられる。」 .
    .
    「僕らは旅の思い出を数えながら、次の旅へと向かうんだ。
    先に行った人を思いながら。
    後から来る人を思いながら。
    そうして僕らはいつかまた、愛しいすべてのひとびとと、地平線の向こうで出会うだろう。」.
    .
    どちらかが先に死んでしまっても、それでも出会わないより出会った方が幸せに決まってる。
    どちらかが先に死んでしまっても、一緒に過ごした年月を「得た」だけで、何も「失う」ものはない。
    そんな当たり前の事に何で今まで気づかなかったんだろう!.
    .
    .
    私が眠気に負けて1人にしちゃったからとか、あの時あと2時間一緒にいてあげられてたらとか色々思うと最近夜寝るのが本当に怖くて全然寝られなかったけど、今日は久しぶりにぐっすり眠れそうだ。
    茶々のいない家に帰る決心も付いた。.
    .
    .
    これだから、有川さんは、憎いなあ!

  • "置いていくなよ...そばにいてくれよ"

    やっと言ってくれたサトルの本音...。ナナにだってちゃんとわかっている。
    一緒に暮らしていれば、猫と人との感情はちゃ~んと伝わりあっていますよね。

    我が家はわんこだけれど、出かけて留守にするときはいつも
    まさに「置いていくなよ....」のしぐさでじっと見つめられながら見送られる。
    そして帰ってくれば、車や自転車、歩くその音だけで、姿が見えなくても
    「おかえり」のしっぽを振って迎えてくれる。

    ナナはしっかりものさん。
    サトルの支えになって、サトルにとってのかけがいのない家族だったね。

    ありがとう...ナナ。

  • 野良猫のナナは、瀕死の自分を助けてくれたサトルと暮らし始めた。それから五年が経ち、ある事情からサトルはナナを手離すことに。『僕の猫をもらってくれませんか?』一人と一匹は銀色ワゴンで〝最後の旅〟に出る。懐かしい人々や美しい風景に出会ううちに明かされる、サトルの秘密とは。永遠の絆を描くロードノベル。

  • とある事情で愛猫を飼えなくなり、新たな飼い主を求めて友人たちに会いにゆくサトルと、元野良の雄猫ナナの2人旅。サトルの事情は早々に予想がつくが、青春時代の美しかったり、ほろ苦かったりする思い出に触れつつ、賢く情の深いナナとの仲もさらに深まるのをみながら、どこかに感じる不安と切なさは胸に迫るものがある。
    とにかく、猫は可愛い!例えナナほど賢くはなくても死ぬほど可愛い!なので、猫ものはつい読んでしまう。切ない話だと立ち直るのに時がいるので困るが、切なくも明るい終わりかたでよかった。

  • 俳優さんの話で、「子供と動物にはかなわない」というのがありましたが、合わせ技ですからね。参りました。

  • 泣きます。動物好きでもない私でも、堪えるのが大変でした。思わず猫が好きになってしまいます。

  • 猫好きには何も書けないほどドストライク。
    作者も相当な猫好きに違いないと確信。
    とはいえ、この話の展開は、猫好きでなくても、きっと気に入る1冊だと思います。

  • 最初から最後まで完璧。感動しました。
    悟はとてもいい人だしナナもツンデレでとてもかわいい。
    悟みたいな男の人に出会いたいな()
    自分も猫と一緒に旅したいなと思った。
    猫視点を表現するのがとても上手だと思った。
    327ページから今まで旅したところを思い返すシーン?で涙腺崩壊した...

  • 泣きすぎた〜。ナナの語りが絶妙で〜笑って泣いて癒された〜。

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プロフィール

有川 浩(ありかわ ひろ)
1972年高知県生まれ。PN由来として、「有川」は書店に本が並んだ時に「あ」から始まる名前として、著者五十音順で棚の最初のほうにくるから。「浩」は本名から。
2003年『塩の街 wish on my precious』で第10回電撃ゲーム小説大賞を受賞。2006年『図書館戦争』で「本の雑誌」が選ぶ2006年上半期エンターテインメントで第1位を獲得し、さらに2008年には同シリーズで第39回星雲賞日本長編作品部門を受賞。映画化もされた代表作となる。
『植物図鑑』で第1回ブクログ大賞小説部門大賞、『キケン』で第2回ブクログ大賞小説部門大賞を2年連続で受賞。2011年には『県庁おもてなし課』で「ダ・ヴィンチ BOOK OF THE YEAR 2011」で総合1位と恋愛小説1位、第3回ブクログ大賞小説部門大賞を3年連続で受賞。2012年『空飛ぶ広報室』が「ダ・ヴィンチ BOOK OF THE YEAR 2012」で小説部門第1位。
その他、ドラマ化作『フリーター、家を買う。』、映画化された『阪急電車』『県庁おもてなし課』『植物図鑑』などが代表作。

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