旅猫リポート (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 9598
感想 : 696
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062935616

作品紹介・あらすじ

この絆は、恋愛を超える。カギしっぽのナナと心優しい青年サトルの、最後の旅の物語。

感想・レビュー・書評

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  • ナナという猫の目線と飼い主である宮脇悟の目線の話が交互に展開され、目線の違いによる出来事の捉え方の違いにユーモアを感じながら、楽しく読み進めることができた。「旅猫リポート」というタイトルから、旅と猫にかかわる内容だろうなと推測しながら読み進めた。読みながら分かった旅の目的は、悟がナナの新たな飼い主を見つけるということ。悟がナナを飼えなくなった理由は、ラストに近づくにつれ明らかになっていく。ユーモアたっぷりの楽しいストーリーから、一気に切なく哀しい展開になる。胸にぐっとくるものがあり、涙が出た。全体的に、悟の過酷な家庭環境を、優しく包み込むような周りの人々や猫との繋がりと温かさが伝わってくる。ほほえましいやりとりに、そんな気心の知れた関係性をいいなとも思う。

    初めの旅は、小学生の頃からの友達である幸助に会うための旅。回想シーンとして、悟が小学2年生、4年生、6年生の時の話が順次展開されていく。その中で、当時、悟の家で飼うことになるハチという猫との出会いと暮らし、両親との死別、友達である幸助との日々が丁寧に描かれていく。これが伏線になっていることは気づかないまま、悟と幸助の温かい友達関係を感じた。そんな中で、ナナ目線の言葉がユーモアたっぷりで面白い。

    次の旅は、中学2年生の頃からの友達である吉峯に会うための旅。吉峯と悟とのやりとりは、分かり合った者同士の互いを思いやる言動が心地よい。吉峯の家で飼っているチャトランという子猫とナナのやりとりも面白い。ナナが先輩としてチャトランに狩りや喧嘩の仕方を伝授する。その様子を気にしながら見る悟と吉峯の視線がずれていて、そこも想像が広がる。

    3カ所目の旅は、高校からの友人で夫婦となった杉と千佳子に会う旅。千佳子への思いを寄せていた杉と悟、2人の会話がぎこちなく、揺れ動く気持ちが伝わってくる。結婚してもなお、千佳子と悟の関係を心配する杉の不安さも伝わってくる。しかし、その心配は杞憂のものであることが明らかになっていく。この家庭には、モモという猫とトラマルという犬が飼われていて、ここでもナナとのやりとりが面白い。

    「最後の旅」というタイトルで始まる北海道への旅。不穏なタイトルにどきっとしながら読み進めた。旅の目的は両親の墓参り。ナナと一緒に来たかったという悟の思いが明らかになり、さらに不安な気持ちが大きくなりながらも読み進めた。北海道の美しい景色が繊細に描かれていて、悟の旅の目的を知ることが不安になる。そして、そこに現われたのは、母の妹、悟の叔母である法子。両親が亡くなった後に、悟を引き取ってくれた人。そして明らかになる悟の状態。ラストに向かう中で、予想はしていたのだけれど、実際に明らかになると辛い。「僕の猫をもらってくれませんか」と親しい友達の暮らす町を訪ねる旅が、ぐっと切なさに変わっていく。今までの友達との楽しいやりとりやナナとそれぞれのペットとのやりとりも、この状況で一変する。どの友達にも、もらってもらえなかったことはよかったことなのだと、しっくりと沁みていく。そして、悟とナナが美しい風景を見ながら、愛車の銀色のワゴンで出かけた2人旅は、悟にもナナにも大切な記憶として残る、かけがえのないものとなったのだろうなと想像する。

    登場人物のやりとりと風景描写の繊細さに、想像力を膨らませて読み進めることができた。最後は温かさとやるせなさが同居するものとなったが、やわらかい気持ちに満たされていた。「空飛ぶ広報室」以来の有川浩さんの作品を読了した。これから手にする有川浩さんの作品を読むのが楽しみになる作品となった。

    • りまのさん
      ヤンジュさん おはようございます。
      早朝、たまたま目を覚ましたら、ヤンジュさんが、私の さだまさしの歌の ? レビューに いいね く...
      ヤンジュさん おはようございます。
      早朝、たまたま目を覚ましたら、ヤンジュさんが、私の さだまさしの歌の ? レビューに いいね くださっていて、驚きました。朝早いのですね!とても嬉しかったので、コメント来ちゃいました。
      。。。私も『旅猫リポート』、大好きです。有川浩さんが好きなのですが、その中でも、一番好きかもです。ラスト近くのナナのいじらしさと、悟のナナへの愛情と交流… 、泣き虫の私は、涙 ぽたぽた、しばらくぽたぽたしてしまいます。
      ヤンジュさん、とても丁寧で読みやすく、心のこもった 素敵なレビューを書かれるのですね。
      読んでいて、グッときました。
      私にはとても無理なので、尊敬します。
      では、朝からしつれいしました。朝の貴重なお時間ですので、返信は大丈夫ですよ。

      ステキな一日を、お過ごしくださいね (•ө•)♡
      2023.11.29 早朝にて りまの
      2023/11/29
    • シマリスさん
      前のねこがかわいいですね。
      前のねこがかわいいですね。
      2023/12/08
  • 事情により飼えなくなった猫の引き受け手に名乗り出てくれた友人へ、主人公と猫が会いに旅に出るという物語。

    【レインツリーの国】【阪急電車】につづき著者作品3作品目の連読。

    どうやら最近の私は、心の豊かさが不足しているのか、著者が各作品の人物に吹き込む、生きる懸命さや弛まぬ愛情がとても響く。

    本作もまた、胸がぐっと締め付けられ、読後感の聡明な余韻が未だに続いている。

    主人公の不幸な生い立ちが堪らなくしんどい。
    だが、本人は幸せそうに生きてきた。
    そして、擬人化した猫視点が交互に描かれている斬新な構成に、初めは少々馴染めずにいたが、読み進めるうちに、無くてはならないパートとなっていった。

    最後はウルっと。

    人間と、家族であるペット。
    会話は出来ないが、注ぐ愛情はちゃんと伝わっているのだと、またペットも主への愛情をしっかり体現してくれているのだと、確信をくれた作品であった。

    週末によく子どもたちと行く公園に、決まってくつろいでいる野良猫がいる。エサをあげずとも兎角人懐っこく老若男女から大人気の猫だ。

    公園で一緒になったお婆様曰く、名前は各々好きに付けて呼ぶスタイルらしく、お婆様は『おもち』と呼んでおられ、うちの娘は『おこめちゃん』と名付け愛でている。

    私はいつも遠目でみているクチだが、今度『頭を撫でてみる』というミッションを自分に課した。

    最近、作品に触れて、自分の価値観や習慣に変化が生まれることが、うれしい、たのしい、大好き。まさにドリカム状態だ。

    さて、次作選びに積読棚と睨めっこしよう。

    • りまのさん
      akodamさん

      ありがとうございます!こちらこそ、よろしくお願いいたします!(*^^*)
      akodamさん

      ありがとうございます!こちらこそ、よろしくお願いいたします!(*^^*)
      2021/07/18
    • moboyokohamaさん
      愛猫ナナの目で見たサトルの終活とも言えるかな。
      愛猫ナナの目で見たサトルの終活とも言えるかな。
      2021/12/11
    • akodamさん
      moboyokohamaさん、こんばんは。
      コメントありがとうございます。
      確かに、最後にサトルの終活だったのだなぁと私も感じました。映画も...
      moboyokohamaさん、こんばんは。
      コメントありがとうございます。
      確かに、最後にサトルの終活だったのだなぁと私も感じました。映画もあるみたいですね!
      2021/12/11
  • みなさんは本をどこで読むでしょうか?自宅?図書館?喫茶店?それとも通勤電車の中でしょうか。読書を始めてその世界に入っていくと次第に周囲のことが気にならなくなります。一方であなたが気にならなくても、あなたがその場で浮いた行動をとれば周囲はあなたが気になります。自宅以外で本を読む場合には読む本を選ぶ必要があります。『人前で読んではいけない本』。まずは、ゲラゲラ大笑いさせてくれる本。隣に座っている人がいきなり笑い出したら、これは怖い!です。その瞬間にあなたも晴れてアブナイ人の仲間入り。イライラするような内容もどうかと思います。本の世界の内容にムシャクシャして、何かに当たり散らしかねません。でも一番ヤバイのは、思いっきり感動する内容、しかも心のど真ん中の奥深くにまでググッと入ってくるような本ではないでしょうか。電車の隣の席の人がいきなり泣き出してもこれは怖い!です。次の駅でさりげなく席を立たれるでしょう。恐らくそれは本人もわかるところなので逆にググッとくるのを必死で我慢することになるかもしれません。でも、感動がズシズシ入ってくるのに、泣きたいのに、泣けない、もうこれは読書ではなくて、それは単なる苦行に変わってしまいます。これではあまりにもったいない。読む本は読む場所もきちんと選ばないといけません。
    …とここまでくどく引っ張れば分かりますよね?

    『この本はヤバイやつや!電車で読んだらあかんやつや!』

    『吾輩は猫である。名前はまだ無い。』どこかで聞いたことがあるような文章で始まるこの作品、『その猫がどれほどえらかったのか知らないが、僕は名前があるという一点においてのみ、そのえらい猫に勝っている』という記述から分かるように『猫視点』が登場します。『僕はその頃、とあるマンションの駐車場に駐めてある銀色のワゴンのボンネットがお気に入りの寝場所だった』という猫は『夜中に道路を渡っていると、カッと車のライトに照らされた。驚いて一瞬ダッシュが遅れた。…骨が飛び出してる』ということをきっかけに主人公・宮脇悟に拾われ一緒に暮らすようになります。『額には八の字にぶちの入った猫だ。7の形の黒いカギしっぽ』ということで『ナナ』と名付けられます。相思相愛の悟とナナの生活。しかし、作品はそこで『サトルと暮らした五年間、僕はいつだって聞き分けのいい猫だった』とこれがナナによる過去の振り返りであることを示唆します。『突然で申し訳ないけど、僕の猫をもらってくれませんか?』という悟からのメールを受け取ったのは澤田幸介。小学校時代の友人という澤田を訪ねる悟。ナナを見て『「ハチにそっくりじゃないか。」あの日、二人で拾った猫によく似ていた』という小学校時代に場面はさらに遡ります。案内板の下に段ボールを見つけた二人。幸介の思いに反して飼育に反対する親に『任せて、僕にいい考えがあるから!』という悟。『家出作戦』により結局、悟の家で飼育が始まりました。名前は『ハチ』。猫がいる幸せな暮らし。そんな中、二人が修学旅行に出ている時のことでした。幸介も知らないうちに『事情があって』先に帰ったという悟。予定通り帰った幸介は、父母に旅行の話をしようとしますが、『父親にいきなり小突かれた。「能天気にはしゃいでるんじゃない!」』という展開。『悟が途中で帰っちゃったんだ。何かあったの?』と訪ねる幸介。悟に起こったことを知る幸介。普通だった日常が大きく動き始めます。

    『猫視点』が登場するこの作品。ただし、視点は決して猫だけでなく、悟や幸介など様々な人に場面場面で細かく移っていきますが、『猫視点』ならではのこんな表現が出てきました。『一体どうして人間はゴキブリがこんなに嫌いなんだろうね。構造的にはカブトムシやカナブンとさほど変わらないし、カブトムシやカナブンならそんな悲鳴を上げないのに。むしろ猫的には動きが速いぶん手強くて楽しいくらいですよ』。まあ本当かどうかは別にして『猫視点』だからこその説得力を感じさせるセリフです。また、『ざわざわと風が鳴る。ススキの穂がうねる。うねりは目で追えないほど遠くにまで広がっていく。果てて消えたうねりを追いかけるようにまた次のうねりが生まれる。まるで地上の海だ』という表現。これは最後の最後に効果的に意味を持ってきますが、悟とナナが目にした美しい自然の描写として、とても印象に残りました。

    『僕の猫をもらってくれませんか?』と、小・中・高時代の友人の元へ『銀色のワゴン』で旅する悟とナナ。それによって色々なことが次第に明らかになっていきます。そして、結末がおぼろげに見えていきます。でも有川さんはそれだけでは決して終わらせません。結末に向けて、全く予想もできなかった、まさかの人物、まさかの真実、そしてまさかの展開が次から次へと襲ってきて、二段、三段上の読後感へと読者を導きます。そして、さらに感動的なのが、そのそれぞれのまさかに対応する伏線が、それぞれにきちんと張られていたというまさかの説得力。もうこれは読者にはどうにもできません。そのまま、素直に自分の心の感じるところに身を委ねるしかありません。そうです。もう、もう信じられないくらいに心が反応してしまって大泣きをしてしまいました。この感想を書いているだけで、また涙が、という結末。それを包み込むやさしさとあたたかさの幸せな感情。

    『この本はヤバイやつや!電車で読んだらあかんやつや!』

    猫が好き、猫が嫌い、そんなことなどあまりにどうでもよく、『感涙にむせぶ』という言葉は今日この瞬間にあったのだと感じた、読む場所に最大限の注意を払うべき圧倒的な傑作、名作だと思いました。

    • さてさてさん
      いるかさん、コメントありがとうございます。
      本当に胸が熱くなる思いのした作品でした。思わぬ収穫でした。
      今後ともよろしくお願いします!
      いるかさん、コメントありがとうございます。
      本当に胸が熱くなる思いのした作品でした。思わぬ収穫でした。
      今後ともよろしくお願いします!
      2020/05/21
    • たけさん
      さてさてさん、こんにちは!
      「旅猫リポート」とてもおもしろそうですね!
      さてさてさんのレビュー読んでとても読んでみたくなりました!
      さてさてさん、こんにちは!
      「旅猫リポート」とてもおもしろそうですね!
      さてさてさんのレビュー読んでとても読んでみたくなりました!
      2020/05/23
    • さてさてさん
      たけさん、こんにちは!
      いつもありがとうございます。

      はい、書名だけだとピンと来ないのですが、これはとても良かったです。…と書いていたら、...
      たけさん、こんにちは!
      いつもありがとうございます。

      はい、書名だけだとピンと来ないのですが、これはとても良かったです。…と書いていたら、また、涙が…。

      引き続きよろしくお願いします。
      2020/05/23
  • 想像していなかった結末
    こういう話には弱い。。。(><)
    ラスト読み進める手は止まらず涙腺は緩み、読了後深いため息が出た
    可愛い猫(=^x^=)と旅するサラッと読める話だと思っていたが、ちょっと違っていた

    車に轢かれて動けなくなった野良猫ナナはサトルに助けてもらい五年間一緒に生活するが、ある事情で手放さなければならなくなり、ナナの引き取り手(サトルの友人)を探す旅に出る
    ナナが見た事ない景色を楽しみながら思い出を沢山作りながらの最後の旅
    『7(ナナ)の形の僕の鍵しっぽは、通りすがりの素敵な物を全部引っ掛けてくれるはずだ』

    話はサトルの友人目線とナナ目線で展開していく
    サトルと友人達との思い出話からもわかるサトルの優しい人柄、そしてナナとサトルの強く深い絆、そして流れる風景が美しい

    サトルっていいヤツだけど、不幸過ぎる環境・人生のせいで、早く大人にならざる得なかったんだろうなあ
    叔母のノリコさんの不器用さが微笑ましかった

    読んでいる途中で結末に気付くと思うが、ラスト読む時は一人で居る時にゆっくり味わう事をおすすめします

    余談だが、アイヌの伝説の小さい民族コロポックルの話は知らなかった
    あと二重の虹の根元、是非見てみたいと思った



    • hibuさん
      ハッピーアワーさん、こんばんは。

      この作品泣けますよね、私もズルズルでした(T ^ T)
      ハッピーアワーさん、こんばんは。

      この作品泣けますよね、私もズルズルでした(T ^ T)
      2023/04/17
    • ハッピーアワーをキメたK村さん
      hibuさん

      こんばんは♪
      はい、すっかりやられちゃいましたよ(笑)
      サトルの事を思うと。。。(><)
      ナナの忠犬ハチ公じゃなくて、忠猫ナ...
      hibuさん

      こんばんは♪
      はい、すっかりやられちゃいましたよ(笑)
      サトルの事を思うと。。。(><)
      ナナの忠犬ハチ公じゃなくて、忠猫ナナ公ぶりが健気で。。。(><)
      素敵な作品でした
      2023/04/17
  • 元野良猫ナナとサトル、五年を共に過ごした後、ナナの引き取り手を探す旅に出かける。小・中・高各時代の親友達が、彼等を待つ。束の間のサトルの人生と友情の確認の旅。
    猫目線の語りとサトルと友人達の思い出の文体が絶妙に混ざり合うので、ストーリーに入りやすい。猫好さん達は、より同期していきそうですね。
    愛猫を人に託さなければならない理由は、途中から予測から確信に変わります。
    ただ、不幸設定追加が多すぎるかなと。サトルの少年期からの誠実な生き方の基礎ではあると思うのですが。

  • さてさてさんの素晴らしいレビューを読んで、速攻でポチりました。

    猫目線の本。
    僕は断然犬派なので、猫の本には全くそそられない。夏目漱石の「吾輩」を途中挫折した経験すら持つ。
    そんな感じなので、ブクログやってなかったら恐らく読まなかったであろう本。

    よかったです。
    目から熱いものと鱗が落ちました。

    サトルとの最後の旅を描いた(どうでもいいけど、「猫」と「描」ってほんと字が似ていて、「描く」って書く時、いつも猫の絵を描くことを想像してしまう)  ロードノベル。
    「最後の旅」というところがね…ほんと、切ないのです。涙が止まりません。

    サトルとナナの関係は最強だな。こんな強い信頼で結ばれたペットと飼い主、理想的ですね。
    そして、幼くして両親を亡くし辛いはずのサトルの人生。でも、とてもいい人たちに囲まれて幸せだったんだな、と最後にほっこりできて、大きな感動を得ました。

    癒されます。
    少し疲れた時に再読したい。

    あと、なぜか「吾輩は猫である」に再度チャレンジしたくなった。

    • たけさん
      さてさてさん、こんばんは。
      コメントありがとうございます。

      確かに、この小説は、猫好きか、嫌いか、それを超えてますね。ほんとに。

      でも、...
      さてさてさん、こんばんは。
      コメントありがとうございます。

      確かに、この小説は、猫好きか、嫌いか、それを超えてますね。ほんとに。

      でも、この本読んで、猫もいいな、と少し浮気をしてしまう僕もいたのでした。
      それほどナナは魅力的。
      2020/05/31
    • りまのさん
      たけさん
      フォローありがとうございます! 私もこの本大好きで、何度も再読しています。本当に、感動で、涙してしまいます。
      どうぞよろしくお願い...
      たけさん
      フォローありがとうございます! 私もこの本大好きで、何度も再読しています。本当に、感動で、涙してしまいます。
      どうぞよろしくお願いいたします。
      2021/01/09
    • たけさん
      りまのさん、こんばんは!
      こちらこそ、フォローありがとうございます!

      何度も再読する本があるって幸せなことですよね。この本はそういう要素が...
      りまのさん、こんばんは!
      こちらこそ、フォローありがとうございます!

      何度も再読する本があるって幸せなことですよね。この本はそういう要素がありますね。

      今後ともよろしくお願いします!
      2021/01/09
  • まさしく名作。
    構成も内容も素晴らしい。
    世界へ翻訳される意味が理解できる。
    次回は英語で読んでみるつもり。

    • さてさてさん
      いるかさん、はじめまして
      いつもありがとうございます。

      この作品、書かれているとおり私も名作という言葉が似合うとても思いました。それで、い...
      いるかさん、はじめまして
      いつもありがとうございます。

      この作品、書かれているとおり私も名作という言葉が似合うとても思いました。それで、いるかさんの感想の『次回は英語』に反応しました。調べてみました。英語版あるんですね。海外での受けはどうなんでしょう。感覚のようなものが同じなのか興味あります。

      今後ともよろしくお願いします。
      2020/05/19
    • いるかさん
      さてさてさん はじめまして。。

      さてさてさんが書かれているように、この作品は電車ではやばいですね。
      読み終わってすごくよかったので、...
      さてさてさん はじめまして。。

      さてさてさんが書かれているように、この作品は電車ではやばいですね。
      読み終わってすごくよかったので、本屋さんで洋書で見つけたときにはすぐに買ってしまいました。
      すぐには読み切れず、少しずつ読んでいます。

      いつもレビューを楽しみにしています。
      これからもよろしくお願いいたします。。
      2020/05/19
  • ナナの生涯のリポート。
    ナナはサトルの相棒だった。
    サトルが入院してからもずっと。
    サトルにあうため、家出してまでお見舞いに通っていた。もう、涙が止まらない。
    サトルと同じ景色をみて感じ、サトルをアシストしてた。なかなか辛口な猫だけど、サトルの気持ちがよくわかっていて、また泣ける。
    偉い、ナナ。
    みとりネコって、そういうことだったんかあーって納得。

    • ひまわりさん
      おびのりさん、いいね、ありがとうございます。
      おびのりさんの本棚にもお邪魔させていただきました。
      旅猫リポート、緩む涙腺との戦いでした。
      こ...
      おびのりさん、いいね、ありがとうございます。
      おびのりさんの本棚にもお邪魔させていただきました。
      旅猫リポート、緩む涙腺との戦いでした。
      これからも、よろしくお願いします
      2023/04/09
  • もう大号泣。涙と鼻水で顔がべしゃべしゃになりました。ほんとに家でよかった。
    ここまで泣いたの、久しぶりです。

    飼い主サトルと飼い猫(元野良)のナナが、やんごとなき事情によりナナの引き取り先を求めてサトルの親しい人達の巡る旅をする物語。
    物語の語り手がちょっとお澄ましでツンデレなナナがメインで、猫目線での語り口が新鮮で可愛くておもしろい。うちにいるワンコもこんなこと考えたりしてるのかなって思ったり。

    サトルの人生はあまりにも苦難の連続すぎて同情しそうになるけど、きっとそうじゃないよな。サトルは幸せだった。ナナと出会えて。素敵な両親がいて。不器用ながらも一生懸命なおばさんがいて。素敵な友人たちがいて。不幸に囚われず、手にある幸せを大切にするサトルの人柄がとても胸に染みます。
    サトルの心情が直接描かれることはないけれど、サトルの心情にすべてナナは気が付いていて、共に生きている。ベースナナ目線の語り口が後半効いていきます。ナナはサトルが大好きで、サトルもナナが大好きで。その想いが痛いほど伝わってくる。

    犬猫飼っているいないに関わらず、どなたにでも胸を張っておすすめしたい本です。終盤人には見せられない顔面になってしまう確率が高いので、うっかり電車やカフェなど人目のあるところで読まぬようご注意ください(笑)。



  • H30.10.28 読了。

    ・飼っていた猫を思い出しながら読みました。ナナみたいに散歩やドライブ出来たら、素敵だな。
     連作短編集で、「スギとチカコ」が特に良かった。

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著者プロフィール

高知県生まれ。2004年『塩の街』で「電撃小説大賞」大賞を受賞し、デビュー。同作と『空の中』『海の底』の「自衛隊』3部作、その他、「図書館戦争」シリーズをはじめ、『阪急電車』『旅猫リポート』『明日の子供たち』『アンマーとぼくら』等がある。

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