旅猫リポート (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 2074
レビュー : 197
  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062935616

作品紹介・あらすじ

この絆は、恋愛を超える。カギしっぽのナナと心優しい青年サトルの、最後の旅の物語。

感想・レビュー・書評

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  • H30.10.28 読了。

    ・飼っていた猫を思い出しながら読みました。ナナみたいに散歩やドライブ出来たら、素敵だな。
     連作短編集で、「スギとチカコ」が特に良かった。

  • あらすじを読んだだけで結末は想像がつく。
    絶対に泣くと思ったので心に余裕ができてから読んだ。
    ボロボロに泣いた。
    予想はついていても、この展開は泣いてしまう。
    眼が腫れるほど泣きたいときにオススメ。

  • 飼えなくなった猫の引き取り先を探す旅を描いた物語。猫の視点も入ってて、会話してるような雰囲気がかわいい。
    猫を飼えなくなる理由は想像の通りだが、それだけにとどまらない深みがある。
    引き取り先候補を訪ねる短編連作みたいな構成だが、結果的に主人公・悟の人生を描いた物語になっている。序盤の話から涙腺がやばかった。
    いろんな人に勧めたくなる大切な一冊になった。

  • "置いていくなよ...そばにいてくれよ"

    やっと言ってくれたサトルの本音...。ナナにだってちゃんとわかっている。
    一緒に暮らしていれば、猫と人との感情はちゃ~んと伝わりあっていますよね。

    我が家はわんこだけれど、出かけて留守にするときはいつも
    まさに「置いていくなよ....」のしぐさでじっと見つめられながら見送られる。
    そして帰ってくれば、車や自転車、歩くその音だけで、姿が見えなくても
    「おかえり」のしっぽを振って迎えてくれる。

    ナナはしっかりものさん。
    サトルの支えになって、サトルにとってのかけがいのない家族だったね。

    ありがとう...ナナ。

  • 野良猫のナナは、瀕死の自分を助けてくれたサトルと暮らし始めた。それから五年が経ち、ある事情からサトルはナナを手離すことに。『僕の猫をもらってくれませんか?』一人と一匹は銀色ワゴンで〝最後の旅〟に出る。懐かしい人々や美しい風景に出会ううちに明かされる、サトルの秘密とは。永遠の絆を描くロードノベル。

  • なんとなくストーリーは予想できても、やはりラストは泣いてしまった。
    なぜなら、うちにも最愛の三毛猫がいるから。

    この作品を読んで、うちのはネズミを狩れない猫だと知る。笑

  • 一気読み。後半を過ぎたころから涙が止まらなかった。

  • 外で読むべきではなかった。
    もっと早く読んでおくべきだった。
    いや、今読んだから良かったのかも。 .
    .
    「例え悟が早く死んでしまうとしても、それでも悟に出会わないより出会ったほうが僕は幸せだったんだ。
    だって僕は、悟と暮らした五年を、ずっとずっと覚えておける。
    ナナっていう雄猫としては微妙な名前も、ずっとずっと名乗っていられる。」 .
    .
    「僕らは旅の思い出を数えながら、次の旅へと向かうんだ。
    先に行った人を思いながら。
    後から来る人を思いながら。
    そうして僕らはいつかまた、愛しいすべてのひとびとと、地平線の向こうで出会うだろう。」.
    .
    どちらかが先に死んでしまっても、それでも出会わないより出会った方が幸せに決まってる。
    どちらかが先に死んでしまっても、一緒に過ごした年月を「得た」だけで、何も「失う」ものはない。
    そんな当たり前の事に何で今まで気づかなかったんだろう!.
    .
    .
    私が眠気に負けて1人にしちゃったからとか、あの時あと2時間一緒にいてあげられてたらとか色々思うと最近夜寝るのが本当に怖くて全然寝られなかったけど、今日は久しぶりにぐっすり眠れそうだ。
    茶々のいない家に帰る決心も付いた。.
    .
    .
    これだから、有川さんは、憎いなあ!

  • 猫目線で面白く書かれていて、とても楽しく読んでいましたが、最後がこんなに泣ける物語だなんて! 猫と飼い主の思い出で終わる。悲しい終わりではなくて良かった。
    表紙が村上さんだと思ったら、この本の中にも話題として、コロポックル出てきましたね。

  • 何となく苦手意識を持っていた有川作品。
    (苦手と言うほど読んでいないのだけれど…)
    今回は私が猫二匹と生活している事もあり、スッと自然に物語へと入っていけました。

    主人公のサトルとナナの関係性が抜群に良い。
    言わずと知れた事だけれど、動物と人間は言葉を交わし合うことは出来なくても、心を通わせることは出来るのだと、改めて実感しました。

    『猫』と付く言葉は何故か悪い意味を持っている事が多いけれど、それだけ昔から人間と密着して生活しているからだろうなぁと、私は勝手に思っています。
    付かず離れず、これからも人間と猫は関係を持って生きていくのだろうな。

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著者プロフィール

有川 浩(ありかわ ひろ)
1972年高知県生まれ。PN由来として、「有川」は書店に本が並んだ時に「あ」から始まる名前として、著者五十音順で棚の最初のほうにくるから。「浩」は本名から。
2003年『塩の街 wish on my precious』で第10回電撃ゲーム小説大賞を受賞。2006年『図書館戦争』で「本の雑誌」が選ぶ2006年上半期エンターテインメントで第1位を獲得し、さらに2008年には同シリーズで第39回星雲賞日本長編作品部門を受賞。映画化もされた代表作となる。
『植物図鑑』で第1回ブクログ大賞小説部門大賞、『キケン』で第2回ブクログ大賞小説部門大賞を2年連続で受賞。2011年には『県庁おもてなし課』で「ダ・ヴィンチ BOOK OF THE YEAR 2011」で総合1位と恋愛小説1位、第3回ブクログ大賞小説部門大賞を3年連続で受賞。2012年『空飛ぶ広報室』が「ダ・ヴィンチ BOOK OF THE YEAR 2012」で小説部門第1位。
その他、ドラマ化作『フリーター、家を買う。』、映画化された『阪急電車』『県庁おもてなし課』『植物図鑑』などが代表作。

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