家電の神様 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 128
レビュー : 22
  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062935630

作品紹介・あらすじ

街の電器屋さんvs.大型家電量販店!
デフレの時代にまさかの「高売り」戦略?!リストラされた「ゆとり世代」の俺に、勝機はあるのか。

大手家電メーカーで働く轟雷太は長引くデフレの影響で入社三年目にして突如リストラされてしまう。転職活動を諦めた彼は実家の母が経営する店を継ぐ決意をする。そこは昔ながらの地域密着型の「街の電器屋さん」。だがそこも近所の大手家電量販店に客を奪われ、経営は風前の灯火だった!<文庫書き下ろし>

「安けりゃいいってもんじゃない!」

感想・レビュー・書評

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  • 町の電器屋さんが、巨大な電器屋と渡り合っていくにはどうすればいいか?という経営戦略を、青春物語を交えながら、わかりやすく解説した小説。
    安売りに反抗して「高売り」する方針の真髄が面白かった。

  • 記憶は不確かだが、東京のどこか(少なくとも23区内ではない)に、似たような売り方をしている家電店があったような(テレビで見た気がする)。もしかしたら、それがモデルになっているのかもしれない。

    この物語は、中小の家電店が、いかにして量販店に対抗していくかということが、登場人物の人間関係も絡みながら描かれているが、書かれていることにはマーケティングのセオリー通りのことが少なくない。

    例えば、顧客を選別するといのは企業でもやっていることであるし、何を基準にするかの目安としてRFM分析がよく使われている。

    マーケティングや経営学を学ぶ際は、教科書を読んで新聞やビジネス雑誌、ケースを見ながら考えるというのがもちろん定石であるが、こういった経済小説を活用するというのもアリだと思う。

  • 家電業界を地域の電気屋さん目線で描いた作品。物語は非常に軽快で、読む手は進むものの、想像していた「ビジネス小説」ではなく、少し拍子抜けした。ホームドラマとして楽しむべき小説。

    気に入った言葉↓
    *『言うは難く、行うは易し』(現実社会でもPLANで行き詰ることは多く、また経営目線で言えばそこに一番の責任が伴うものであり、真理を突いた言葉だと思う。)
    *九十九の失敗ではなく、一の成功に目を向けよ

  • 先の読める展開と、都合のいいストーリーで
    ワクワクテカテカドキドキ感ゼロ。

    あーーそうすかそういうお話なんですねと
    なんの面白みもなく、読んだ後ほとんどが忘却の彼方。
    ドラマの原作なんかであるあるなかんじ。

    読みやすいので、グイグイ読んでしまい
    読んだのを後悔してしまうという....。

  • まあまあの作品である。最初は惹きつけられたが、江上剛は、もっと面白い作品を書くが、これは、少し落ちる作品です。

  • 家電屋をモデルにリストラだの販売競争だのをコメディータッチで展開。リストラのあたりはなかなかリアル。半分くらいフィクションではなく実話をパロっている感じ。

  • 検査入院中に読んでしまった。

  • 大型家電量販店に客を奪われる街の電器屋さんが、生き残りをかけて高値売りをはじめる。この非常識な戦略の意味するところは・・・電器屋をとりまく、因縁めいた人間関係を上手にストーリーに生かしつつお話しは展開する。現実は小説よりも苛烈なのだろうことは、この小説を読んで感じられた。

  •  面白いんだが、終わった感がない。続編が出るのかな?

  • 20170523読

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著者プロフィール

江上 剛(えがみ ごう)
1954年、兵庫県生まれの作家、コメンテーター、実業家。本名、小畠晴喜(こはた はるき)。元日本振興銀行取締役兼代表執行役社長。元(旧)みずほ銀行築地支店長。
早稲田大学政治経済学部政治学科卒業後、1977年から2003年まで旧第一勧業銀行(現みずほ銀行)に勤務。2002年『非情銀行』で作家デビュー。2004年から2010年までは日本振興銀行に関わっていた。 
代表作に『隠蔽指令』、『庶務行員 多加賀主水が許さない』、『ザ・ブラックカンパニー』、『ラストチャンス 再生請負人』など。それぞれドラマ化されている。

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