誰も書けなかった「笑芸論」 森繁久彌からビートたけしまで (講談社文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062935678

作品紹介・あらすじ

「笑い」と共に生きてきた伝説の放送作家だからこそ、ここまで書けた!森繁からたけしまで、その伝説のすべてを晒す「体験的笑芸論」
第一章 「体験的・笑芸六〇年史」 
森繁久彌の横の家に生まれ、森繁氏の庭の柿を盗み、子犬まで捨ててしまった少年時代。日大落語研究会で森田芳光の先輩として飲み歩いた日々。塚田茂に弟子入りし、預けられた「ドリフ」の毎週続く地獄の会議。
森繁久彌、三木のり平、青島幸男、渥美清、林家三平、永六輔、古今亭志ん朝、森田芳光、立川談志、三波伸介、景山民夫、大滝詠一、坂本九
番外編 脱線トリオ、クレイジーキャッツ、コント55号、ザ・ドリフターズ を収録。

第二章 「ビートたけしと笑芸の夜明け」
「浅草にすげぇ奴がいる!」という噂を聞きつけ足を運んだ浅草で出会ったビートたけし。その出会いから伝説の「オールナイトニッポン」まで。笑いの歴史を塗り替えた瞬間を、その横で「バウ、バウ!」と目の当たりにした著者がすべて語る。

第三章 「東京の笑芸私史」
東京の笑いの中心・有楽町日劇ホール。戦後の「笑い」から現在の東京の「笑い」への系譜を、場所と出来事・人を縦横に繋ぎ浮かび上がらせた、私的笑芸六十年史。

解説 宮藤官九郎

感想・レビュー・書評

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  • 高田文夫さんの笑芸論。それも単なる紹介ではなく、実際自分が一緒に仕事をしたり飲み明かした人たちの生の交流が語られる。その体験的なお方は、森繁久彌、三木のり平、青島幸男、渥美清、林家三平、永六輔、古今亭志ん朝、森田芳光、立川談志、三波伸介、景山民夫、大瀧詠一、坂本九、そうそうたる人との交流記録、もう60年前の昭和の笑いもどんどん過去のものになっていきますな・・・生き証人としての「笑芸論」早めにお読みください。

  • ふむ

  • 出てくる芸人さんたちは幼い頃にギリギリ間に合った人たちが多く、遺していきたいと思う、ビートたけしとの出会いからの話も面白く、初期のオールナイトニッポンに間に合いたかった。反面、文章が少し合わず、読みづらい面があった。

  • 文庫化に伴い再読。

  • 誰も書けなかった「笑芸論」 森繁久彌からビートたけしまで 太田光氏、阿川佐和子氏ほか各界激賞の名著、遂に文庫化 森繁久彌の隣家で育ち、卒業文集には「青島幸男になりたい」と。森田芳光と飲み歩いた大学時代から、浅草のすげぇ奴〝ビートたけし〟との出会い。笑いを生きる男が語る、自伝的「笑芸論」。〈解説・宮藤官九郎〉

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著者プロフィール

■高田 文夫(タカダ フミオ)
1948年、渋谷区生まれ、世田谷育ち。日本大学芸術学部放送学科卒業と同時に放送作家の道を歩む。
83年に立川談志の立川流に入門、立川藤志楼で88年に真打昇進。
89年『高田文夫のラジオビバリー昼ズ』(ニッポン放送)スタート。
「週刊ポスト」(小学館)、「月刊HANADA」(飛鳥新社)にて連載中。「笑芸」に関する著書多数。

「2021年 『ギャグ語辞典』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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