家族はつらいよ2 (講談社文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062935685

作品紹介・あらすじ

熟年離婚の危機を乗り越えた平田周造は、運転好きの頑固な高齢者。しかし自損事故をきっかけに、家族に「免許返納」を求められ憤慨する。そんな折、彼は高校時代の同級生と再会し、互いの境遇の違いを実感させられるのだった。「男はつらいよ」の山田洋次監督が描く新作喜劇映画シリーズ、小説化第2弾!

感想・レビュー・書評

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  • 「東京バンドワゴン」っぽいww
    昭和の、下町の、大家族・・・的なw

    各章、語り手が変わるのが面白いけど、この人はどういう人だっけ?とわからなくなったりwww

  • 熟年離婚の危機を乗り越えた平田周造は、運転好きの頑固な高齢者。しかし自損事故をきっかけに、家族に「免許返納」を求められ憤慨する。そんな折、彼は高校時代の同級生と再会し、お互いの境遇の違いを実感させられるのだった。「男はつらいよ」の山田洋次監督が描く新作喜劇映画シリーズ、小説化第2弾!

  • 渡欧中の祖母が語るという設定は「東京バンドワゴン」と同じ。しかし、視点が動いていく。「家族」の温かいあり方についていかにも山田洋次世界である。

  • 平田周造、大の車好きだが、年齢を考え、車のへこみに傷を見れば、周囲にいる家族は、「免許返納」を考えるだろう。
    今の時代、老人の、ブレーキをアクセルの踏み間違いで、事故が起こっているのだから、、、、

    妻は、北欧の海外旅行の時、憧れのスナックのママと自家用車で、出かけたのは良いのだが、、、高校J代の友人と再会する。
    その友人を家に宿泊させたのは良いのだが、翌日亡くなるのである。
    しかし、この家族、皆、口ではなんやかんや言いながら、その友人と、生前あったこともないのに、葬儀の火葬場に、家族が弔いに行くのは、いい家族なんだと思う。

    書き方が上手い!
    「・・・・・が、語ります」で、一人一人の胸の内を語っている。
    そして、皆、人の良さを感じさせて、人間の嫌らしさを感じさせない書き方が、読者を物語りに引き込ませる。

    さてさて、続編は如何に!!!

  • +++
    熟年離婚の危機を乗り越えた平田周造は、運転好きの頑固な高齢者。しかし自損事故をきっかけに、家族に「免許返納」を求められ憤慨する。そんな折、彼は高校時代の同級生と再会し、互いの境遇の違いを実感させられるのだった。「男はつらいよ」の山田洋次監督が描く新作喜劇映画シリーズ、小説化第2弾!
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    平田家の家族それぞれが語る平田家の日常のあれこれ。その人なりの日々語りをつなぎ合わせると、平田家の全体像が見えてくる。高齢になった平田周造に運転をやめさせようという目論見が大きな流れだが、そこにさまざまな事情が絡んできて、流れがあちこちに派生していくのも愉しい。結局周造の運転はどうなるのか気になる一冊でもある。

  • 「男はつらいよ」の再来! 山田洋次の喜劇映画を小説化 平田周造は、運転好きな頑固親父。しかし、自損事故が家族にバレて、免許返納を求められる。そんな折、彼は旧友と再会し、喜び合うのだが……。「男はつらいよ」の山田洋次監督が描く新作喜劇映画、小説化第2弾!

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著者プロフィール

1961年、北海道生まれ。広告制作会社勤務などを経て、2002年に『空を見上げる古い歌を口ずさむ pulp-town fiction』で、第29回メフィスト賞を受賞して翌年デビュー。温かい筆致と優しい目線で描かれた作品は、ミステリから青春小説、家族小説など多岐にわたる。2013年、代表作である「東京バンドワゴン」シリーズがテレビドラマ化される。おもな著書に、「マイ・ディア・ポリスマン」「花咲小路」「駐在日記」「御挨拶」「国道食堂」「蘆野原偲郷」「すべての神様の十月」シリーズ、『明日は結婚式』(祥伝社)、『素晴らしき国 Great Place』(角川春樹事務所)、『東京カウガール』『ロング・ロング・ホリディ』(以上、PHP文芸文庫)などがある。

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