京都西陣シェアハウス 憎まれ天使・有村志穂 (講談社文庫)

  • 講談社 (2017年1月13日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (480ページ) / ISBN・EAN: 9784062935715

作品紹介・あらすじ

京都西陣にあるシェアハウスに住むのは、悩み多き、トラウマを抱えた住人たち。死亡事故を起こした元自動車販売会社の営業マン、不倫相手のために犯罪寸前のOL、過去の恋愛を隠し続ける老人……。そんな“ワケあり”住人たちの心に、ズケズケと踏み込む、就活連敗中女子大生の有村志穂。このお節介は吉と出るか凶と出るか。超ド級のキャラクター・志穂の振る舞いから、もう目が離せない

みんなの感想まとめ

悩みを抱えた住人たちが集まる京都西陣のシェアハウスを舞台に、主人公の女子大生・有村志穂が彼らの心に踏み込んでいく姿が描かれています。志穂の独特な性格は最初は取っつきにくいものの、物語を進めるうちに彼女...

感想・レビュー・書評

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  • ★が少ないから期待はしてなかったが、京都が舞台という私好みの小説だったので読んでみた。
    が、京都っぽさが全く感じられない。
    なんか拍子抜け…
    でもストーリー自体は面白くない訳ではなく、志穂にイラッとしつつ、最後はほっこり。

    京都っぽさが欲しかったな.

  • 有村志穂にすごく苛立たされるのが、お見事。笑
    途中でやめちゃってたけれど、少し耐えて読み進めたら、意外と後味はすっきり。

  • 図書館でシェアハウス経営の本に紛れて借りたのがこの本との出会い。
    1話の舞台が京都西陣だったり、飛騨高山だったり、名古屋だったりと自分に関係ある場所だったので個人的に盛り上がった。交通事故の加害者の苦しみを描くストーリーには考えさせられるものがある。

  • 欠けた部分を補って完全な美にするのは、人の想像力

  • さらさらと読める軽い内容かと思っていたら良い意味で違った。就活中の主人公が同じシェアハウスの住民のプライベートな部分に首をつっこみ、その住民を良い意味で変えてしまうストリー。交通事故で少女を死亡させPSTDに悩む男性、不倫相手の上司を信じ不正に加担することに迷っている女性。若い頃に傷つけた女性、裏切った友人に対する罪の意識でがんじがらめになってる還暦過ぎの男性。その3人を主人公がある意味追い詰め辛い真実に向き合わせるところが見もの。主人公の性格、クセあり過ぎ。私は苦手。

  • 鏑木蓮『京都西陣シェアハウス 憎まれ天使・有村志穂』講談社文庫。

    京都西陣にあるワケあり住人が住む町家をリフォームしたシェアハウスを舞台にした連作中編集。主人公の性格がちょっと変わっていて、最初は取っつきにくいのだが、読み進むうちに爽快感に変わっていく、不思議な魅力を感じる作品。就活中の女子大生・有村志穂がワケあり住人の生活はおろか、心の中にも土足でズケズケ上がり込み、お節介を焼くが…

    『第一話 泣いた雛人形』。自動車販売会社の営業職だった大迫寛雄は仕事中の交通事故で少女を死亡させてしまう。以後、良心の呵責に責め苛まれながら、シェアハウスで妻と娘の三人でひっそりと暮らしていたが…ミステリーの要素も。

    プロローグとエピローグに加え、他に『第二話 でんでん虫』『第三話 ムーンライト・セレナーデ』を収録。

  • 京都西陣シェアハウスには就活77連敗の娘有村志穂がいるが、同居の住人の触れられたくない心にズケズケと入り困惑しているうちに最大のヒミツを暴かれる・・・憎まれ天使の副題の通り、嫌がる同居人の長年の問題が解決してしまうのだが、どうして此処まで熱心に世話焼き婆あの行動をとるかと言えば・・・プライベートを蹂躙する悪魔は交通死亡事故を起こした男のPSTDを軽減し、仕事大好きな女性が上司と不倫し不正に加担しかける女性も味手も救い、若気の至りに縛られた熟年夫婦の罪の意識と奥さんの不満も変換させる魔術のような手腕に脱帽(´・ω・`)

  • 詐欺書籍。京都西陣を謳う割には全然京都らしさもなく、時折えせ京都弁や京都界隈の通りや建物の名称が出るだけで作者は京都贔屓のひとなんだろうかと紹介文読んだら京都人じゃん、なんだよ、こいつはw
    文学部の割には意味不明なところで”、”が打たれているから流れが悪くなるし、手前勝手なスーパーエスパー女子大生が次々にシェア住民のパーソナルスペースにずけずけと入っていく様は後半からくりがわかったところで不快でしかなく、その意義もまったく納得できるものではなく漫画でも採用されないような発想で引く。
    地域の図書館では定期的にテーマを決めてそれに沿った本をコーナーに並べてくれるんだけど、絶対館員さんこの本読んでないと思う。単にタイトルだけで京都特集とか組んだんであろう、その浅はかさに辟易だ。もう信用しないw
    ほんと無駄な時間を費やしてしまったと感じる一冊だった。

  • 図書館で目について借りてみた。
    最近、京都行けてないなー。
    最初はカチンと始まり、次はハラハラしながら読み進めることになり、最後はホッとする、そういう展開でよかった。

  • 憎まれ天使というサブタイトルが示す通り、意識的に悪役を演じながらシェアハウスに同居する隣人の悩みを解決するという構造の中編集。
    志穂は実はいい奴だという結論にもっていきたいみたいですが、接触を始める時や途中の追い込み方などがあまりにも無神経で気持ち悪いと感じてしまう。
    目的を果たすにしても、もっとやり方がないのかな。

  • 主人公・有村志穂が、よく言えば(?)率直に、悪く言えばズケズケと他人の悩み事に切り込んでいく様子。あとがきで「(この振る舞いに)拒絶反応を起こしてしまう人も少なくないと思われる」とありますが、私は拒絶反応を起こしてしまいました。

    いくつかのエピソードがあり、それぞれが良い結末を迎えるのですが、どうしても途中経過における志穂の無神経さにイライラしてしまって、スッキリしない気分になってしまうのです。

    結局最後までその印象は変わらず。同作者の他の刑事ものが好きだっただけに期待が高かった分、ちょっと落胆しちゃった感じです。

  • 主人公だけでなく、回りの人たちもイライラさせる人ばかりで、読んでて疲れた・・・

  • これほどまでに好かれない主人公がいるのだろうか!!!

    憎たらしいけれど、憎めない、というわけでなく
    もう、イライラする。

    彼女が住んでいたら、きっと私はこのシェアハウスをでるな。

    題材が面白かっただけに残念。

  • 女子大生のお節介が、崖っぷち住人たちに奇跡を起こす!? 京都西陣のシェアハウスに住む〝ワケあり〟住人たちに救いの手をさしのべるのは、就活中の女子大生・有村志穂。そこの住人たちの心にズケズケと踏み込む志穂のお節介は、果たして吉と出るか凶と出るか―。

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著者プロフィール

鏑木 蓮(かぶらき・れん)
1961年京都府生まれ。広告代理店などを経て、92年にコピーライターとして独立する。2004年に短編ミステリー「黒い鶴」で第1回立教・池袋ふくろう文芸賞を、06年に『東京ダモイ』で第52回江戸川乱歩賞を受賞。『時限』『炎罪』と続く「片岡真子」シリーズや『思い出探偵』『ねじれた過去』『沈黙の詩』と続く「京都思い出探偵ファイル」シリーズ、『ながれたりげにながれたり』『山ねこ裁判』と続く「イーハトーブ探偵 賢治の推理手帳」シリーズ、『見えない轍』『見えない階』と続く「診療内科医・本宮慶太郎の事件カルテ」シリーズの他、『白砂』『残心』『疑薬』『水葬』など著書多数。

「2022年 『見習医ワトソンの追究』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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