トランプ殺人事件 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 197
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062936330

作品紹介・あらすじ

洋館で行われたトランプゲームの最高峰コントラクト・ブリッジの最中、女性が鍵のかかった部屋から消失。別の場所で屍体で見つかった。天才少年囲碁棋士・牧場智久らは、洋館で発見された暗号を解読にかかるが……。ゲーム三部作完結編は密室&暗号ミステリ! 書下ろし短編「麻雀殺人事件」収録。

感想・レビュー・書評

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  • トランプのルールとか読むのつまんなくて飛ばした。メインの登場人物が精神科医ということで、分裂症やその他精神疾患に関する部分は面白かった。

  • ルールや用語説明部分は途中で断念
    ?と感じながらもすっ飛ばしちゃったら、案の定そこに暗号が仕掛けられていたなんて…

    「涙香迷宮」とこの作品の2冊しか読んでないけど、暗号以外にはあまり魅力が感じられないかな

  • ゲーム三部作完結編。コントラクト・ブリッジは名称しか知らなかったのでそんな私でもちゃんと読めるのかしらんとちょっと不安だったけれど説明は中に詳しく載っていたしそこらへんのルールなどは物語の根幹に関わっていなかったので安心した。しかし、途中で挟まる詳細なルール説明の記述においてもきちんと暗号という意味を持たせていたところは流石。まぁ智久くんの説明を見てようやくわかったんだけどね。ミステリとしては囲碁はだいぶ本格だったのに対して今作はアンチミステリと本格の中間ぐらいとは感じたかな。

  • 『将棋〜』に続き、竹本作品四作目。ゲーム三部作、完結編。本編も面白かったけど、こんな暗号文を作れることにより大きな感嘆を抱いた。この作品の上位互換が『涙香迷宮』なのか…。恐ろしい……。星三つ半。

  • コントラクト・ブリッジを題材にしたミステリー。コントラクト・ブリッジの説明文に組み込まれた複雑な暗号を解き明かす。コントラクト・ブリッジを知らなくても十分に楽しめる型破りな小説。シリーズの登場人物の須藤と典子の関係にも進展が・・・。トランプと麻雀との繋がりがあることが解る麻雀殺人事件を含む。

  • 2018年49冊目。ゲーム三部作通して言えることだけど、キャラクターは良いのに事件そのものが今一つハマり切れない。魅力的な謎には明快な解答が欲しい身としては、満足の行くものではなかったと言わざるを得ない。

  • 復刊分、3冊目。
    囲碁、将棋ときてトランプ。主題となっているのはブリッジだが、翻訳小説の主人公がやっているゲームという印象しか無いw
    ここまで読んだ三部作の中ではこれが一番好みだった。

  • ええー…なんか、色々とひどいような。
    暗号はそれなりによくできているんだけど、密室の方はなんじゃそりゃって感じだし、それ以上に全体の構成も…。
    併録の「麻雀殺人事件」も、なんとも言えない出来。

  • 2017/04/25読了

  • ゲーム3部作完結編。天才少年棋士、女性消失事件に挑む!

    トランプゲームの最高峰・コントラクト・ブリッジの最中、女性が鍵のかかった部屋から消失。別の場所で屍体で見つかる。天才少年囲碁棋士・牧場智久らは事件の謎に挑むが……。書下ろし短編「麻雀殺人事件」併録。

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著者プロフィール

竹本健治:
一九五四年兵庫県生れ。佐賀県在住。中井英夫の推薦を受け、大学在学中に『匣の中の失楽』を探偵小説専門誌「幻影城」上で連載。デビュー作となった同書は三大奇書になぞらえ「第四の奇書」と呼ばれた。
ミステリ・SF・ホラーと作風は幅広く、代表作には『囲碁殺人事件』『将棋殺人事件』『トランプ殺人事件』の「ゲーム三部作」をはじめとする天才囲碁棋士・牧場智久を探偵役としたシリーズや、自身を含む実在の作家たちが登場するメタ小説「ウロボロス」シリーズなどがある。近著に大作『闇に用いる力学』。

「2022年 『竹本健治・選 変格ミステリ傑作選【戦後篇Ⅰ】』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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