22年目の告白-私が殺人犯です- (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062936484

感想・レビュー・書評

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  • 映画を見たかったけど見られなかったので読みました。
    普通に面白かったです。
    ラストは想像してたものと違っていたが、読んでいくうちに予想ができました。

  • 映画を先に鑑賞。
    こちらは映画を元にしたノベライズ本。映画ありきの小説。
    でも映画と小説、どちらも異なる印象でした。

    ●映画
    22年前の連続殺人事件の被害者でもあり事件を追っていた担当刑事・牧村と、殺人の告白本を出版した殺人者・曽根崎がメインで進行。
    過去に曽根崎が犯した連続殺人の犯行も事細かに描かれており、22年前の事件そのものと、告白本の真相、犯人の追及が主軸。

    ●小説
    出版社に勤める女性編集者・川北未南子が主人公。曽根崎と知り合ったことがきっかけとなり、殺人の告白本の担当者となる。感動できる本を世に送り出すことが夢なのに、こんな本を本当に出して良いのかという葛藤と、それでも曽根崎に魅了されてしまい担当を引き受けてしまった未南子の人間環境の変化などがメイン。

    臨場感はもちろん映画の方があります。(面白かった!)
    小説は文体がライトなので非常に読みやすいです。
    でも主人公に共感できないのが読んでいてちょっと辛かった…。
    終わりよければすべてよし、結果オーライ的な未南子にイラッとしました。
    ほっとするぐらいなら本を出すべきじゃないし担当も降りるべき。出版すると決めたなら腹くくれよと言いたい。
    本を出して傷つく人がいること、遺族を目の当たりにしないとわからないなんて編集者なのに想像力足りない気がします。
    会社のために曽根崎を利用してる上司の方がまだ納得できます。
    結局事件について多く語られていないのが、不完全燃焼かな~。

    エンターテインメントとしては面白いけど、ミステリーとしては弱いです。

  • 最後どんでん返しもあり、面白かった。これは映画あり気で書かれた小説なのだろうか。

  • 映画化されて「ぜひ見たい」と思っていた作品。思わず読んでしまいました。曽根崎が殺人犯だと思って読んでいたら、まさかの展開に驚きました。意外な人が殺人犯だったんですね。最後までドキドキの展開で一気に読んでしまいました。

  • 映画化ということで読んでみる。
    初めての作家さんだけど、読みやすく、初めは引き込まれて読んでたが、途中からちょっと飽き気味。曾根崎が不気味だった頃がハラハラして面白かったかも。

    ノベライズなんですね。もうちょっと中身が濃かったらもっと良かったのになーという印象。

  • 最初に映画を見てしまったので、あまり期待していなかったが、大どんでん返しでとても面白かった!

    映画とはまたクライマックスが少し違って、胸が熱くなった。

  • 映画は観ていません。
    でも映画が面白そうだったから読んでみたけど、かなり面白かった。
    最初から最後まで退屈なタイミングがなく、あっという間に読み終わった。
    何故、告白本を出したのだろうと気になり、でも途中から少し読める展開もあるけど、それを差し引いても面白かった。
    文章的にも読みやすく、オススメ!

  • 仙堂の動機と自己顕示欲がいまいちしっくりこなかった。6人も殺して時効を迎えたにも関わらず、自ら尻尾を出してしまう自己顕示欲が理解できない。火曜サスペンス観ているような感じになってしまったのが残念。

  • タイトルに惹かれて購入。
    正直、読み進めるにつれて、展開は読めたが、それでも充分なほど読み応えがあった。
    最後のシーンでは目頭がちょっとだけ熱くなった。

  • 途中でそういうことか!と先が読めるけど、読む前に想像してたのとは全く違った。映画も見たくなった。

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著者プロフィール

1979年奈良県生まれ。2010年、『アゲイン』(文庫時『もういっぺん。』に改題)で第5回ポプラ社小説大賞特別賞を受賞しデビュー。放送作家として『ビーバップ!ハイヒール』などを担当。他の著書に『22年目の告白-私が殺人犯です-』『廃校先生』『シンマイ!』などがある。

「2021年 『ゲーム部はじめました。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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