南部芸能事務所 season3 春の嵐 (講談社文庫)

著者 : 畑野智美
  • 講談社 (2017年5月16日発売)
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  • レビュー :3
  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062936644

作品紹介・あらすじ

同じ大学に通う新城と溝口はコンビを組み、「メリーランド」としてデビューしたが、一向にブレイクの兆しが見えない。一方、先輩トリオ・ナカノシマは中嶋の彼女が妊娠、解散の危機が訪れる。そんなとき、社長よりオーディション番組の話が伝えられて……。若手芸人達の苦悩と前進を鮮やかに描ききる、人気シリーズ第3弾。

南部芸能事務所 season3 春の嵐 (講談社文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 「南部芸能事務所」シリーズの三作目。
    前作でようやくコンビ名が決まった“溝口新城”だけど、だからと言って彼らが芸人として認められるわけでもなくTVに出られるようになるわけでもない。
    お笑いブームが去った後の厳しい世界でやっていけるかどうか、相変わらずの境遇の中で自分の将来だけでなく、自分の周りの人の将来も含めて、決して楽天的になれない思索がグルグルと回る。
    このシリーズ、世代も境遇も私が生きる世界とは全く違う世界の話なのだけど、何となく身につまされることが多いなぁ。
    一緒に暮らす男女間の感情の機微、家族が子供に寄せる思い、姉が弟を見守る気持ち、夫婦になろうと思う時の決意、これまで生き抜いてきたことへの自負と過ごしてきた時間への悔恨。
    主人公の新城と溝口だけでなく、周りで息づく人々のそれぞれの生活を通して語られる、それぞれの人生に対する思いが、なかなかしっかり沁みてくる。
    ゆっくりと、本当にゆっくりと進む話は、ようやく最終盤に吹いた“春の嵐”によって動き出すか。一筋縄で進む筈もない1年がかりのオーディション番組、次巻をまた楽しみに待つ。

  • 2018 5/1

  • 弱小お笑い事務所のひたむきな人々を描くシリーズ第3弾! 同じ大学の新城と溝口はコンビを組み、「メリーランド」としてデビューしたが、中々ブレイクできない。先輩トリオ・ナカノシマは中嶋の彼女が妊娠、解散の危機に。そんなとき、オーディション番組の話が舞い込む。

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