新装版 星降り山荘の殺人 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
3.48
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感想 : 214
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  • Amazon.co.jp ・本 (544ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062937016

作品紹介・あらすじ

雪に閉ざされた山荘。そこは当然、交通が遮断され、電気も電話も通じていない世界。集まるのはUFO研究家など一癖も二癖もある人物達。突如、発生する殺人事件。そして、「スターウォッチャー」星園詩郎の華麗なる推理。あくまでもフェアに、真正面から「本格」に挑んだ本作、読者は犯人を指摘する事が出来るか。

感想・レビュー・書評

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  • 雪に閉ざされた山荘で事件が起こる。
    探偵役の独自の捜査や推理が薄っぺらいと思っていたところ、どんでん返し。でもワクワクドキドキすることなく期待外れだった。登場人物にも魅力を感じず。ごめんなさい。

    • 1Q84O1さん
      なおなおさん、次行こー!次!w
      なおなおさん、次行こー!次!w
      2023/09/14
    • なおなおさん
      1Qさん、ありがとうございます。
      久しぶりの館系ミステリーだったのに…
      次へいきます!─=≡Σ((( つ•̀ω•́)つ
      1Qさん、ありがとうございます。
      久しぶりの館系ミステリーだったのに…
      次へいきます!─=≡Σ((( つ•̀ω•́)つ
      2023/09/14
  • うっとうしい(笑)

    僕の10代、20代は仲間内でどれだけ周りに「うっとうしい!」と言わせるか。

    そこに全てを賭け、互いに仕掛け合っていた。

    本書に登場する星園詩郎が指を1本天に向ける仕草がそれ。

    怒るほどではないが、五感を少し不快にさせるその刺激。

    僕はドキドキわくわくながら、若い頃にしょーもないいたずらを仕掛け合っていた頃を連想させる星園詩郎の登場シーンを丹念に読んだ。

    ようやく事件かな?

    と感じたのも200ページ少し手前。その前フリの長さもやっぱりうっとうしい。(笑)

    こんなに長い前フリいる?

    肝心の推理小説としては、「そこを担いでくるか・・・」

    ちょっとズルいような気もしたが、しっかり仕掛けられていたので満足。

    犯人の動機が弱い気がしたのが少し残念かな。

  • 何年も前にミステリーのオススメで見かけて、ずーっと気になっていた作品。
    手に入れたので一気読み。
    はい、騙されました。
    初めてかも、このパターン。
    読んでいる時はひたすら入り込んじゃうので、なにも気づけませんでした。
    ミステリー好き失格です。
    もう少し犯人の動機とか、あの性格の変わりようの話とかが知りたかった。
    そしたら★4でした。

  • 倉知淳さん。まだ数冊だけれど、畳み掛け方が好き。
    ただ今回は、序盤しばらく「まだなにも起こらんなー。まだかなー。まだやなー」と思いながらページをめくっていた(笑)
    やっぱり「殺人」とタイトルについている本を読んでる以上は何かが起こることを待ってしまうわけで。不謹慎ながらも、「まだ誰も殺されないなぁ」なんて、呟いてしまうわけで…。
    物騒なことを口にしていると思いつつも、「誰だ?誰かな?毒牙にかかるのは…」と、思わずにいられないわけで…。
    まー、そんなだからこそ、何事か起こってからは一気に行きますよね。わーっと読み進んで、でも、ここで私の悪い癖が出るのです。
    ラストのラストに近付くと、一旦置いちゃう(笑)
    ああもったいない!なんて思って一晩置いてしまったり。
    最後の方、「あ、これは…このパターンは…」で、パタン。落ち着け。一旦落ち着こう。ああもったいない。終わっちゃう。
    そんな一冊でございました(あくまで個人の感想です)
    今ちょうど冬ですのでね。雪の質感、寒さ、風の音、イメージしながら読みました。いやー、寒かったですね。

    • マメムさん
      初コメです。
      私も読了まで何度か中断しました。テンポって大事ですよね(^_^;)
      初コメです。
      私も読了まで何度か中断しました。テンポって大事ですよね(^_^;)
      2024/01/06
    • 結月さん
      マメムさん、こんにちは!コメントありがとうございます(⁎ᵕᴗᵕ⁎)
      テンポ、大事ですよね。でもこの作品、本当なら一気に読み切りたかったのです...
      マメムさん、こんにちは!コメントありがとうございます(⁎ᵕᴗᵕ⁎)
      テンポ、大事ですよね。でもこの作品、本当なら一気に読み切りたかったのですけど、なんか…一度置いちゃいましたねぇ。
      一旦整理しよう、思い出してから進もう…みたいなものがあったのかもしれません(笑)
      2024/01/06
  • ミステリー好きなら読むべし名作!的な作品ですよね!?面白かったです。ただ、色々な煽りのせいか期待値が高まり過ぎてたかもしれません。ちょっと予想してた結末かなと。もうひとひねりくらいあってもいいのか、どうなんでしょう。星園は年齢が設定と違いますが、なんとなく沢村一樹を思い浮かべて読んでました。あと内容の割に文章量ページ数が多いかなと。ただ全体的には伏線に対しての回収もこと細かく説明されてましたし面白い作品だと思いました。

  • 騙されないぞと意気込んだけど、見事にやられました。キャラクターも個性的で読み易く、スラスラ読めました。ただこの手のラストは、切なくもなる。。

  • 積雪に囲まれた山荘を舞台としたクローズドサークル作品といえばこの作品!的な本格ミステリーの名作

    UFO研究家、売れっ子有名作家、スターウォッチャーという肩書きのイケメン文化人などクセありメンバーが集められた雪山の山荘で殺人事件発生、交通はもちろん遮断されて脱出不可、警察への通報ももちろんできないっていう超王道クローズドサークル!

    しっかり途中に解説?要約が入って「さあ読者の皆様!真っ向勝負で推理をしてください!」って感じでミステリーの面白さを存分に味わえた!

    20年以上前の作品やけどそれほど違和感なく読めるってスゴいなぁ〜まあ私自身がおっさんやから違和感無いだけかも知れんけども、昔の作品を読むことで逆に新鮮さを感じれた!

  • 気持ちがいいくらいに驚かされました。満足度はピカイチ。

  • 雪山の山荘で起こる殺人事件というクローズドサークルの王道ミステリー

    主人公のユーモアなツッコミや見取図の存在と、割とわかりやすい伏線も散りばめられていて、ミステリー入門におすすめできる作品。

    犯人もわかりやすかった。

    ☆3.3

  • 大好きなクローズドサークルミステリー。
    伏線がたくさん合ったが作者の仕掛けたミスリードにまんまと引っかかり、最後でびっくり。

    読み応えある作品でした。

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著者プロフィール

一九六二年静岡県生まれ。日本大学藝術学部卒。九三年「競作 五十円玉二十枚の謎」に応募し、若竹賞を受賞、九四年『日曜の夜は出たくない』で本格的に作家デビュー。二〇〇一年『壺中の天国』で第一回本格ミステリ大賞を受賞。著書に『星降り山荘の殺人』『片桐大三郎とXYZの悲劇』『皇帝と拳銃と』『豆腐の角に頭ぶつけて死んでしまえ事件』『月下美人を待つ庭で猫丸先輩の妄言』などがある。

「2021年 『作家の人たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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