身代わりの空(上) 警視庁犯罪被害者支援課4 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 36
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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062937238

作品紹介・あらすじ

富山空港での飛行機が墜ちた。死者二十人、負傷者多数。警視庁からの要請で総動員される犯罪被害者支援課のメンバーたち。その中に一人、身元不明の遺体があった。飯田基康という名で飛行機に乗った男。村野たちは必死に彼の身許を探るが、やがてその男が、毒殺事件で指名手配中の犯人・本井忠介だということが判明する。事故の被害者であり、殺人事件の容疑者でもある本井。村野は、その遺族の心のケアを担当するが……。フリージャーナリストの本井は、なぜ富山へと向かったのか。その疑問の答えを見つけるために、村野は単身、捜査を進めていく。やがて立山で一人暮らす作家・荒木と本井が、二週間ほど前に会っていたという情報を得るが……。複雑に張り巡らされた伏線と交錯する人物たち。誰が悪で、何が起きているのか!? 堂場瞬一作品史上、最高にして最も難解な事件が幕を開ける。

感想・レビュー・書評

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  • '22年10月30日、Amazon audibleで、聴き終えました。

  • 事故が起きて、対応に追われつつもいろんなことが判明していき、話の幅が広がり下巻に期待。

  • 「警察小説史上、最も読者に近いところにある物語」と謳われるこのシリーズ、読み手にとってお気に入りのシリーズのひとつ。
    今回は、死者20名を出す航空機墜落事故が、勃発。
    被害者支援課のメンバーが総動員される。必死の支援活動の最中、その死亡者の中に偽名で搭乗した指名手配犯が見つかる。さらに、意識不明者に搭乗名簿の名前とは違う人物も。
    混迷が深まる事態に、支援課村野は職務分掌を超えてその謎に取り組む。やがて、殺人事件も・・・
    読みやすく、読者をグイグイと物語の中に引きずり込む著者の文章力は、新聞クシャ時代に来たwられた技なのだろうか。。
    一気読みのまま下巻へ。

  • 警視庁犯罪被害者支援課シリーズ第4弾。
    富山にて飛行機事故が発生する。
    被害者の中に身元不明人物。
    被害者家族を支援しつつ身元不明者の謎を追っていくお話。
    まだ上巻を読み終えたばかりですが、展開がおもしろい。
    果たして飛行機事故は自然災害かテロか・・・
    身元不明者はいったい誰?
    下巻が楽しみ。
    下巻に高城健吾氏登場!

  • 続きが気になるところ(・∀・)

  • 謎が謎を呼び、少しずつ色んな情報が明らかになるのに謎だらけ。
    でも、全部が繋がっていくところはさすがでした。
    シリーズ物だけど、丁寧な説明所々あるのでこの物語から読んでも楽しめます。

  • 飛行機墜落事故で身元不明だった男性が指名手配犯だったり、意識不明の人が偽名で搭乗していたり。この事故は仕組まれたものではなかったのか、と思わずにいられない内容だった。下巻でふたつの謎がどう絡んでいくのか楽しみだ。

  • (2023年11月1日から11月3日にかけて読破)
    事の起こりは、富山空港近辺に墜落した旅客機の事故。死者20人、負傷者多数。富山県内の行政機関では対処が間に合わないため、村野秋生ら警視庁犯罪被害者支援課に協力依頼が入る。遺族のケアに奔走する村野だが、一人だけ、身元不明の死者の存在が浮き彫りに。しかし、その死者の身元が分かった瞬間、衝撃が走った。元井忠介と判明した男は、毒殺事件の指名手配犯だったー。なぜ、指名手配犯は事故機に乗ったのか…。

  • ★★★★★ 心が動いた名著。何度も読み返したい
    ★★★★☆ 暇な時に読み返したい
    ★★★☆☆ 読み返しはないが面白かった
    ★★☆☆☆ 面白くなかった
    ★☆☆☆☆ 同上

  • 面白い。下巻が楽しみです。

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著者プロフィール

堂場瞬一(どうば しゅんいち)
1963年茨城県生まれ。2000年、『8年』で第13回小説すばる新人賞受賞。警察小説、スポーツ小説など多彩なジャンルで意欲的に作品を発表し続けている。著書に「刑事・鳴沢了」「警視庁失踪課・高城賢吾」「警視庁追跡捜査係」「アナザーフェイス」「刑事の挑戦・一之瀬拓真」「捜査一課・澤村慶司」「ラストライン」「警視庁犯罪被害者支援課」などのシリーズ作品のほか、『八月からの手紙』『傷』『誤断』『黄金の時』『Killers』『社長室の冬』『バビロンの秘文字』(上・下)『犬の報酬』『絶望の歌を唄え』『砂の家』『ネタ元』『動乱の刑事』『宴の前』『帰還』『凍結捜査』『決断の刻』『チーム3』『空の声』『ダブル・トライ』など多数。

「2023年 『ラットトラップ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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