身代わりの空(下) 警視庁犯罪被害者支援課4 (講談社文庫)

著者 : 堂場瞬一
  • 講談社 (2017年8月9日発売)
3.76
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  • レビュー :11
  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062937245

作品紹介

富山空港での飛行機が墜ちた。死者二十人、負傷者多数。警視庁からの要請で総動員される犯罪被害者支援課のメンバーたち。その被害者の中に飯田基康という名で飛行機に乗った男は、毒殺事件で指名手配中の犯人・本井忠介だということが判明する。事故の被害者であり、殺人事件の容疑者でもある本井。村野は、その遺族の心のケアを担当するが……。フリージャーナリストの本井は、なぜ富山へと向かったのか。その答えを見つけるために、村野は単身、捜査を進めていく。さらにもう一人、事故で昏睡状態となっている被害者・黒沢正樹の家族とも連絡がとれない。村野は支援課だけでなく、失踪課の高城に応援を求める。毒殺事件の捜査を進める中、村野は事件の裏に15年前の殺人事件が絡んでいることに気づく。<支援課+失踪課+追跡捜査課>警視庁の総力を挙げて、複雑に絡み合う事件と人物を洗い出していく。誰が、何が悪なのか? 堂場瞬一作品史上、最高にして最も難解な事件、圧倒的結末!

身代わりの空(下) 警視庁犯罪被害者支援課4 (講談社文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 著者のシリーズものの主役が、総結集の感がある本作。
    旅客機事故での意識不明者は、搭乗者名簿とは別人。
    行方不明の本人を探すため、失踪課の高城賢吾と明神愛美が協力すべく登場。相変わらずの明神と高城の掛け合いに、思わずニヤリ。
    やがて、15年前の事件が絡んできて、登場するのは追跡調査係の西川と沖田。
    捜査本部へは、捜査一課のあの一之瀬が村野に同行。
    鳴沢の噂は出てくるし、大友鉄の名前も登場。
    他のシリーズの主人公たちを登場させる著者の手法に、読者の賛否は分かれるかもしれない。
    読み手としては、完結したシリーズの主役たちが、久しぶりにその元気な姿を見せることは、著者の作品を読む楽しみでもある。
    とにかく、深まる謎を追って富山へ東京へと東奔西走する主人公の活躍に、一気読み間違いなしの傑作。

  • 失踪課、追跡調査課、さらには捜一の一之瀬も登場し、みんなけっこう関わって動く。高城さん、懐かしいよね。名前だけだが、鳴沢や大友も登場。なかなか面白かったけど、最後がちょっと駆け込んだ感じは受けた。

  • シリーズ第4弾。
    富山で起きた航空機墜落事故。被害者が多数出ると予想された為、犯罪被害者が支援課のメンバーも富山へ。
    死者は多数いるものの、大きな混乱もなく、物語の主題は身元不明の死亡者へと移っていく。偽名で搭乗していた人物は実は指名手配犯。その事件の背景を追ううちに様々な事件が絡んで、かなり複雑な話に…
    うーん、話は面白いし、自分の本来の仕事を外れて捜査をしてしまう主人公たちがこの作家さんの良さなんだろうけど、ちょっと展開が強引過ぎるようなイメージが始終付きまとう。
    シリーズが完結している失踪課の高城が出てくるまでは、サービスと受け取れるが、まだ継続中の一課の一之瀬、追跡係の西川&沖田、名前だけだけど大友、そして鳴沢まで登場してしまうのは、どうしたものか?
    オールスターと喜ぶ読者さんも多いが、元々登場人物を作品の中でクロスさせる手法を取っている作家さんならともかく、きちんと個々の作品の魅力に惹かれ、それぞれのシリーズを楽しみにしている私には手詰まり感にしか感じられなかった。しかも、肝心の飛行機事故の原因は明確にならないまま。他の遺族の方はどうなったのだろう?
    ページ数の割には、疑問点の残る作品。

  • 聞き込みに訪れたホテルに目指す人物が泊っている、という設定は少し甘いような気がするが、とにかく事件は解決する。
    事件解決が被害者支援課の本来業務ではないが、そのことによって村野を得難い経験をし、自分の居場所を見つけたと実感する。

  • 警察官の描き方がうまいから、筋立ても無理ないし、そして毒々しい場面も用意されていて、だから堂場瞬一は面白いのよねー。

  • 警視庁犯罪被害者支援課シリーズ第4弾下巻。
    富山にて飛行機事故が発生する。
    被害者の中に身元不明人物。
    被害者家族を支援しつつ身元不明者の謎を追っていくお話の続き。
    下巻では作者の他の刑事シリーズ作品の主役たちが続々登場!
    高城氏・一ノ瀬氏・西川氏・沖田氏の登場により読んでいてワクワクどUP。
    主人公の村野氏も刑事の顔に戻りつつあり頼もしくなりました。
    複雑にみえた事件と飛行機事故の絡みもきちんと解決。
    作者の遊び心が見えるおススメの一冊。
    (他の刑事シリーズ作品も読み終えていると尚楽しめる)

  • 富山空港での飛行機が墜ちた。死者二十人、負傷者多数。警視庁からの要請で総動員される犯罪被害者支援課のメンバーたち。その被害者の中に飯田基康という名で飛行機に乗った男は、毒殺事件で指名手配中の犯人・本井忠介だということが判明する。事故の被害者であり、殺人事件の容疑者でもある本井。村野は、その遺族の心のケアを担当するが……。フリージャーナリストの本井は、なぜ富山へと向かったのか。その答えを見つけるために、村野は単身、捜査を進めていく。さらにもう一人、事故で昏睡状態となっている被害者・黒沢正樹の家族とも連絡がとれない。村野は支援課だけでなく、失踪課の高城に応援を求める。毒殺事件の捜査を進める中、村野は事件の裏に15年前の殺人事件が絡んでいることに気づく。<支援課+失踪課+追跡捜査課>警視庁の総力を挙げて、複雑に絡み合う事件と人物を洗い出していく。誰が、何が悪なのか? 堂場瞬一作品史上、最高にして最も難解な事件、圧倒的結末!

    圧倒的結末は看板倒れ。下巻で失速するのは「Sの継承」と同じ。支援課の事件ではなくなっているし。堂場作品のシリーズの登場人物が次々と活躍するのは楽しめる。

  • 今回の終わり方は、とても良かった。いつもいいとは思ってるが、やはり笑顔で終わるというのはいいもんだ。オールスター集合的な要素もあって楽しめた。

  • 2017/08/25 052

  • すごい面白かったけど、犯罪被害者支援は結構脇に追いやられているような気も。

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