ねこの証明 (講談社文庫)

  • 講談社 (2017年9月13日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784062937672

作品紹介・あらすじ

森村家に迷い込んできた猫が、いつの間にか居間でテレビを見ている。散歩の途中で出会った猫のしぐさにカメラを向け、俳句をひねる……。作家生活五十年を越えた森村誠一は、言わずと知れた猫好き。ミステリーに時代小説に、森村作品には猫がしばしば登場する。専門紙「ねこ新聞」に連載したエッセイを軸に、「お猫様事件」など猫小説を三篇収録。ふんだんな猫写真と俳句もちりばめ、まるごと一冊ねこずくしで送る、初の森村猫本!

みんなの感想まとめ

猫への愛情が溢れるこの作品は、著者の森村誠一が自身の猫好きな一面を存分に表現した一冊です。ページをめくると、愛くるしい猫の写真とともに、猫にまつわる俳句が登場し、読者を引き込みます。前半は軽快なエッセ...

感想・レビュー・書評

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  • 森村誠一さんの猫づくしの本ですね。
    ページの最初から猫の写真と猫俳句から始まる。カメラ構えて『写真俳句』を森村さんが提唱しているとの事。
    猫愛丸出しの、愛くるしい猫写真に猫愛を惜しげもなく読み込んだ俳句が面白い。
    次は猫エッセイ、なぜ猫好きかから始まってとめどない語りが連続短編のようにこの本の半分を埋め尽くす。
    そして、短編の猫ミステリーが三話。
    猫なくしては生きられぬ。犬と猫の人間との関わりあいが、どれ程大切か森村さんの流暢な筆運びで綴られている。
    私も猫好きなので、かなりのめり込んで読了しました。

  • なんて愛おしい猫たちへの言葉でしょう
    前半はエッセイ集、後半は猫にまつわる短編
    どれもかわいくて楽しい
    キレと品のいい言葉で紡がれた、猫への愛あふれる1冊でした
    猫好きには頷けるお話ばかり
    森村先生のチャーミングな一面が顕れた素敵な本です

  • 2022.11.5読了

    『人間の証明』で有名な作家、森村誠一さん、実は大の猫好き。
    前半は軽妙な猫エッセイと写真集、後半は社会派らしい骨太な猫小説。
    最後の「地球から逃げた猫」は泣けました。

  • 写真が可愛くて、、、

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    森村家に迷い込んできた猫が、いつの間にか居間でテレビを見ている。散歩の途中で出会った猫のしぐさにカメラを向け、俳句をひねる……。作家生活五十年を越えた森村誠一は、言わずと知れた猫好き。ミステリーに時代小説に、森村作品には猫がしばしば登場する。専門紙「ねこ新聞」に連載したエッセイを軸に、「お猫様事件」など猫小説を三篇収録。ふんだんな猫写真と俳句もちりばめ、まるごと一冊ねこずくしで送る、初の森村猫本!
    http://bookclub.kodansha.co.jp/buy?isbn=9784062937672

  • 森村誠一×講談社文庫100冊記念本はねこづくし! 森村誠一100冊記念本は、初の「森村猫本」! 知る人ぞ知る専門紙『月刊ねこ新聞』の人気連載「ねこエッセイ」、現代ミステリー&時代小説から厳選した「ねこ小説」、ねこのしぐさをとらえる「写真俳句」の三本立て。

  • まぁまあかな。最後の小説に棟居刑事な出てきて、楽しかった。

  • 重めなミステリーや歴史物を描いているイメージの森村誠一さんが、めちゃくちゃ猫バカになってるのが好感度高い全力の猫エッセイ。
    猫がいれば人間は幸せになる。世界は平和になる。みたいな極論とも取れる発言が猫への愛にまみれてるので、大袈裟と思いつつも、そうだといいなと思わせる。
    猫飼ってなくても猫好きな人間には読んでいて楽しいし、やっぱり飼いたいなぁと思わせる。
    体験が昭和の頃からなので、半飼い猫とかは都心部や街中に住む人にはピンと来なそうですね。完全室内飼いが圧倒的だし。周りで半飼い猫なのって農家の友人宅くらいかも。飼ってるのか野良なのかわからない猫がいるってのも珍しいですね。
    後半に乗ってた時代小説と現代小説の猫が関わるミステリーも短編だけどテンポよく推理が進んで面白かった。

  • 森村誠一といえば、社会派のずっしりした推理小説というイメージしかなかったのだけど、猫好きで、猫本を出していたというのは嬉しい驚き。
    冒頭の猫の写真俳句から、猫への愛情が伝わってくる。
    エッセイも、こんなに猫のことを書いていたなんて知らなかった。
    後半の猫小説もよかった。
    猫が重要な位置を占める3作。うち1作は時代物でさらにびっくり。他の2編は、牛尾や棟居が登場。棟居刑事が猫好きなんて嬉しい。
    エッセイ本はほとんど読まないのだけど、この1冊に出会えて本当によかった。

  • ねこ写真俳句、ねこエッセイ、ねこ小説からなります。エッセイは犬に対する態度が古くて冷たいので、そこは納得できないですね。戦争に対する思いは切実で、経験者にしか書けないと思いました。小説は三作ともミステリなので、幸せな話ではありません。ただ、「終着駅」の牛尾刑事、非道人別帳の祖式弦一郎同心、「人間の証明」の棟居刑事がそろいぶみです。

  • 1977年に映画化された『人間の証明』の作者、森村誠一さんの作品です。

    写真に猫俳句?をつけたもの、エッセイ、短編小説から成っています。

    森村誠一さんが猫好きで、猫を飼っていたなんて全然知りませんでしたが、やはりそこは猫好き、飼い主が思う事は全国共通だなぁと嬉しくなります。

    全作品通して、人間からの視点で書かれていますが、一貫して猫に対する溢れんばかりの愛情が文章から感じ取れます。

    そして、猫に対する敬愛の気持ちというのは、犬に対する気持ちとはやはり一線を画すものがあるようです。

    小説の中には、悲しい結末や残酷な描写があるのですが、この愛すべき猫たちをいつまでも愛し続ける事ができるかどうかはひとえに私たち人間にかかっていると訴えたかったのだろうと思います。

    そこが森村誠一さんならではですね。

  • まるごと一冊
    ねこづくし! 

  • 森村誠一ってあの「人間の証明」の森村誠一だよねと思いながら、表紙の猫の写真に心を奪われてジャケ買いした一冊。
    森村誠一って硬派な印象だったんですが、猫作家だったんですね。
    半分ぐらいを占めるねこエッセイはそれが書かれた時が2年前だったこともあり、安保法制反対のメッセージもちらほら。自身の戦争体験と平和の使者である猫と一緒に暮らせるありがたみも込めながら。

  • 猫ちゃん…(´;ω;`)

    カラーで猫の写真が収録されてるのがよい。
    エッセイというかコラムに関してはねこ新聞に連載していたためか時事ネタを絡めてあることが多く、さらに作者の思想も含まれており期待と違ったものの、全体的に読みごたえはあった。

    なんかもっとこう、序盤であったみたいな、野良猫と出会って仲良くなるエピソード満載な本かと思ってしまってた。
    気になる方はひとまず全体をペラペラめくって確認してからの読書や購入をおすすめします。

    なお小説は猫好きにとってしんどい尽くしの展開なのでご注意ください。ひどいぞ森村誠一(笑)

  • エッセイのインパクトがすごいが、半分は小説です。収録作品は、古いなーとかおっさんくさいなーとかが先にたってしまってなんとも読むのが苦痛。
    古いって感じるのは、当時はちゃんと新しかったって事で、それは小説というものが娯楽として受け入れられるためには重要な要素なんだろうけど。
    今読んでも古さを感じさせないものもちゃんとあるんだし、2017年発行の文庫にこれはない。。

  • 表紙につられて買ったが、猫好きとは言えこの人とは相容れないなという感じだった。

  • 私は猫が好き。だから図書館で偶然この本を手に取りました。著名な作家の猫本とのことだけど、森村氏の他作品は未読です。正直、猫好き同士だからって相容れないこともあるんだなぁというのが第一印象。どうもこの作品(特にエッセイ)からは、森村氏が猫至上主義、偏狂的な猫狂いのように見えてしまうのです。猫も良いけど犬も良い。他の動物(猫嫌いな人間)もみんな良いではないか。猫が好きすぎると、こんなに偏った思想になってしまうんだなぁ。残念ながら、今後森村氏の作品は読まないと思います。ファンの皆さんごめんなさい。

  • 猫愛溢れる一冊。猫俳句、猫エッセイ、猫小説、そして猫写真。どこをとっても猫好きめろめろ間違いなしの一冊なのです。とりあえず、表紙からしてもうやられました……。
    猫小説どれも素晴らしいけれど。お気に入りは「地球から逃げた猫」。どの物語も、どちらかというと猫が災難に遭う話なんだけれど。だからこそ猫への愛情がひしひしと感じられる部分がありました。そして「地球から逃げた」という表現が、とても心に残ります。

  • 表紙の猫ちゃん、我が家の猫にそっくりです(^-^) 「人間の証明」の森村誠一さん、猫と共にある人生なんですね。「猫の証明」、2017.9発行です。ねこ写真俳句、ねこエッセイ、猫小説の3点セット、盛りだくさんです(^-^) 著者のお母さんは猫嫌いだったそうですが、深夜、火事を知らせに来た猫に態度が急変、もう猫可愛がりになったそうです。また1週間ぐらい家をあけてて、死ぬ一日前に別れを告げに来た猫のことも書かれています。俳句では「夢さめて昼寝の後も予定なし」「通い猫先着順に餌を待ち」楽しく読了しました!

  • ネコに関するエッセイと短編小説。

    ネコと作家は良く似合う。

    以上。

    (以上、ブログ全文です。)

    ブログはこちら
    http://blog.livedoor.jp/oda1979/archives/5301027.html

  • 「人間の証明」の森村誠一が自らの著作をパクッて「ねこの証明」というエッセイ集を出した。「ねこ新聞」に連載された微笑ましいエピソード集だけど、同じく収録の短編小説3篇は全く魅力が欠けていた。
    (Ⅽ)

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著者プロフィール

森村誠一
1933年1月2日、埼玉県熊谷市生まれ。ホテルのフロントマンを勤めるかたわら執筆を始め、ビジネススクールの講師に転職後もビジネス書や小説を出版。1970年に初めての本格ミステリー『高層の死角』で第15回江戸川乱歩賞を受賞、翌年『新幹線殺人事件』がベストセラーになる。1973年『腐触の構造』で第26回日本推理作家協会賞受賞。小説と映画のメディアミックスとして注目された『人間の証明』では、初めて棟居刑事が登場する。2004年に第7回日本ミステリー文学大賞受賞、2011年吉川英治文学賞受賞など、文字通り日本のミステリー界の第一人者であるだけでなく、1981年には旧日本軍第731部隊の実態を明らかにした『悪魔の飽食』を刊行するなど、社会的発言も疎かにしていない。

「2021年 『棟居刑事と七つの事件簿』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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