新装版 殺戮にいたる病 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062937801

感想・レビュー・書評

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  • 購入本
    ずっと気になっていてようやく。
    猟奇的な殺人が、なんとも言えないどろどろ感。
    乳房を、子宮を切り取るとか、それ相手にSEXするとか、愛情があまりに曲がっている。
    現代の病理をついている。
    個人的に、こういう登場人物は好きです。

    ラスト、こう思わされていたのか!って、見事にしてやられました。
    面白かった。

  • これはあかん。
    あまりにも衝撃的で思わず叫んだ。
    これは読んだ人にしか分からない。
    基本的に樋口→稔(犯人)→雅子の視点で話が進む。
    稔視点(特に3人目)は吐き気を催すので、女性は覚悟して読んで欲しい。
    終盤で「なんかおかしい」と思いながらも、気にせず読み進めたら最後1ページで世界がひっくり返った。
    エグい描写とめちゃくちゃ読ませる文章、そんであのラスト。
    帯の「40万人が震撼」っていうやつ、納得した。
    恐ろしい作品に出会ってしまったなあ。

  • まじで最後のページまで騙されてた。笑
    叙述トリックやばすぎ!気づかんかったん久々や!
    見返してみるとちょくちょく変な点あるんやな、
    少女にオジサマとか言われてるのとか。少女相手やったから普通にスルーしてしまってたけど、大学生くらいでオジサマとか言われやんもんなー
    休講してもっていうワードも今思えば変やな
    けど、43歳で院生って嘘通るのか?って読み返して思った。
    母親の存在もずるすぎ、もー最後は口開けっぱなしやったわ。笑

  • 最後の展開。噂には聞いてたけどこれだったのね。
    俺の予想当たってんじゃね?という思考もまんまとはめられた。途中の描写気持ち悪かった

  • ラストで何が起きたかわからなくなった。
    もう一度しっかりと読み直して、頭の中で振り返ってみて、ズレが生まれていたことに気がつく。
    今まで自分たちがみていたものは、ズレていたのだと。
    グロテスクな表現も多いのに、読みやすく、非常に面白かったです。

  • 女性を狙った殺人事件。犯人と犯人の母と元刑事の視点から描かれている。

    殺人のシーンがしっかりとグロい。

    まんまと騙されてしまった。ラストシーンで、え!?と声が出るのは私だけではないはず。

    なかなかインパクトのある本だった。

  • これだから叙述トリックはやめられないと思わせてくれる作品。
    デメリットを一つ挙げるとすると犯行がグロテスクな表現を含むのでそういったのが苦手な人に勧めにくいところ。

  • これが名作かぁ、、、
    しんど過ぎてて無理
    異常性癖の話は無理
    途中でやめてしまった

  • 我孫子さん、初。
    これはかなりキテますな。
    それぞれの描写がハンパない。
    殺してから、姦って子宮と膣と乳房を切り取って
    持ち帰って自慰。

    うーん……
    そんな描写に心奪われて、すげーな、とか思いながらラストを迎えると、とんでもない衝撃が待ち受けてましたね。

    いやー、こんなんある?
    えっと、刺激とか求めてる人にはオススメです。

  • 騙された…
    改めて読み直しても、絶対気づけないだろうし、最後は「え?え?」の連続でした笑
    まさか単純な叙述トリックなのにここまで騙されてしまうとは…
    ただ、究極に曲がった性癖を持ってる為、エログロ耐性ないときついかな…。自分は大丈夫でしたが。
    だいぶしてやられた感が凄くて放心状態です。笑
    勇気のある人は一見の価値ありです。
    個人的にどんでん返し系作品だとエログロ抜きでも1番印象に残りました!笑

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著者プロフィール

1962年、兵庫県生まれ。京都大学文学部中退。在学中は推理小説研究会に所属する。89年、『8の殺人』で作家デビュー。主な作品に、『人形はこたつで推理する』にはじまる「人形」シリーズほか、『殺戮にいたる病』『ディプロトドンティア・マクロプス』『弥勒の掌』『眠り姫とバンパイア』『警視庁特捜班ドットジェイピー』『さよならのためだけに』『狼と兎のゲーム』『裁く眼』『怪盗不思議紳士』『凜の弦音』『修羅の家』などがある。小説の枠を越えマルチに活躍し、ゲームソフト「かまいたちの夜」シリーズの制作でも知られる。

「2022年 『監禁探偵』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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