- 講談社 (2017年12月15日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784062937870
作品紹介・あらすじ
高校生の頃から、これまでに訪れた様々な国々での出来事をつづりながら、「あの頃の私」が「いまの私」になっていくまでを書いてみようと思います。(メッセージより) 国際アンデルセン賞受賞記念特別寄稿2編をあわせた、22編を収録。
みんなの感想まとめ
心温まるエッセイは、著者の旅の経験を通じて「いまの私」と「過去の私」をつなげる感動的な物語が描かれています。上橋菜穂子の温かみのある文章は、読者にほっこりとした気持ちをもたらし、彼女の人柄が垣間見えま...
感想・レビュー・書評
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上橋菜穂子さんのエッセイを初めて読んだ。
なんだかあたたかくて、
ほっこりする文章だな(◍•ᴗ•◍)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
物語のおもしろさを私に教えてくださった、だいすきな上橋菜穂子先生。
エッセイを読むのは今回が初めてでした。
これまで読んだ作品のあとがきからも、チャーミングな方だとは感じていましたが、
今回エッセイを読んで、ますます好きになりました。
好きなものに対する行動力は、やはり第一線で活躍される方は違うなと感じました。
これからも上橋菜穂子先生の物語を追い続けていきたいです。 -
数々のファンタジー小説で読者を魅了する上橋菜穂子さんの旅を中心としたエッセイ。実は、上橋さんの本を読むのは今回が初めて。装丁が素敵だなと思ったら、なんと書いたのは洋画家の80代のお父様とのこと!お母様も上橋さん自身が「根性もの」と評するように好奇心旺盛で逞しい方で、時節出てくる子供の頃の家庭環境や家族の話がとても微笑ましかった。作家の他に文化人類学の研究者もやっておられ、フィールドワークなどはなかなか過酷なこともあると思うが、その時のエピソードも含め、本書は一貫して穏やかな心地よい空気が流れていた。上橋さんのお人柄なのだろうと思う。フィールドワークしたオーストラリアのアボリジニの人たちとの話や、17歳で行った英国でのことを多く取り上げられていたが、実話なのに、上橋さんの手にかかると、物語を読んでいるかのような気になった。
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旅行記のようなエッセイ
上橋菜穂子さんて、こんな面白い人なの!?と驚きながら、楽しく読みました
異国での経験て、やっばわり人を大きく成長させるなぁ
子どもたちにも、どんどん外へ出てもらいたい -
リンゴの香り、七月に凍える、フロンティアの光が特に良かった。
サトクリフさんの本を読んでいこうと思った。 -
守り人シリーズの作家さんのエッセイ。
あちこちの国で見たこと、経験したことを
ユーモラスに、そして時に胸にグッとせまる言葉で表現されている。
知らなかったことを知る喜びが感じられる一冊。 -
まるで私自身も外国を旅しているような気分になるエッセイ集でした。特に食べ物の味や食感などの表現が素晴らしかったです。上橋さんの行動力を見習って、私も未知の世界に勇気を出して足を踏み入れていこうと思いました。
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上橋さんのエッセイ。
色々な国での日常的な話から、ビックリするような話まで、読んでいて本当に興味深く楽しかった。
あぁ、まだまだ知らない国がたくさんあって、私も訪れてみたいなぁと、文化や価値観の違う人達がたくさんいて、私も触れ合ってみたいなぁと、そんな風に思った内容だった。
「私は世界の半分しか見えてない」
もっと世界を見たいなぁ。 -
◼️ 上橋菜穂子「明日は、いずこの空の下」
とても良かったなあ。うん、なんかカチッとはまるものがある。味わい深い海外旅のエピソード、思い出エッセイ。
言わずと知れた国際アンデルセン賞の上橋氏。文化人類学者の視点のみならず、広く豊かな想像力が詰まった「守り人」シリーズは私も完読した。氏の旅エッセイは、女学校の英国研修旅行、宮古島や名峰・祖母山で地元の方に親切にしてもらったことから、研究者時代のオーストラリア・アボリジニについての長期フィールドワーク体験でその筆致に想いを馳せる。そして老いた母親さんと行く、年に1度の海外旅行が心にハマる。
女学校時代はバグパイプが欲しくてエディンバラで買い物し、ケンブリッジでは憧れの「グリーン・ノウの子どもたち」の作者ルーシー・M・ボストンさんに手紙を出して会いに行ったくだりには、その好奇心旺盛さに微笑ましく感心。面白い本を読んでこれがしたい、あれが欲しい、となるティーンを好ましく感じる。
アボリジニはカンガルーやエミューを狩る民族で、衛生のため切り落とす子羊の尻尾の肉、また狩ったカンガルーの尻尾の肉も大好物だとか。上橋さんには美味しいとは思えなかったらしい。そんな彼らは、日本人が鮎に串を刺して焼くのは残酷で気持ち悪い、と思うそうだ。なかなか面白い。
シドニーと対角線上にあるような北インド洋に面した北部の港町ブルームは真珠の養殖が盛んで、移住してアボリジニの女性と家庭を持った日本人がドラム缶の風呂を毎日沸かして入ったり、新年には手製の門松を作っていたとか。
当地で久しぶりに和食に触れる悦び、その新鮮さと価値は外に出ないと分からないかもしれない。筑紫の国出身の私は、食べられるものなら、関西でかしわおにぎりを食べたい、なんて読みながら思うが、切実さが違うな、とすぐ本に戻る笑
合間にエアーズロック、茫漠とした砂漠の黄昏時の色の変化、圧倒的な月光などの光景描写が入る。オリオン座が北半球と逆さまに見えるオーストラリアの満点の星空って、憧れるな。
なぜ母親さんと毎年海外旅行へ行っていたのか、その理由は「単純に楽しいから」だそうだ。こちら側から見れば、母娘よく似て好奇心旺盛で無鉄砲。でも多分、興味の方向が合うんだろうなと思う。
イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランド、ブリテン島の4カントリーの旅、アーサー王の墓があるとされるグラストンベリー修道院、ゴッホ終焉の地、オーヴェル・シュル・オワーズの麦畑、イランでの好奇心あらわな少女たちとの交流、また古都イスファハンの美しさの中に2人。
イランはかつてサッカージャーナリストさんがワールドカップアジア予選で訪れた際、脚を延ばした旅日記を読んで以来興味を持っている。イラン英語大好きだし、ペルシャは歴史的にも惹かれる部分もある。
私の友人の女性も色々なところに母親さんを連れて行く。私も同席したことがある。闊達で積極的、興味の範囲が広そうな方だった。今回のエッセイを通じて、どこか理解が進んだ気がしている。うん、こういう親子関係、いいな、と。
ローズマリー・サトクリフ「闇の女王にささげる歌」を読んだばかりで、序盤にサトクリフへの言及があった。なるほどと思いつつ、なんかまた、この流れに導きを感じたりする。
上橋さんのエッセイは、興味深く、かわいらしく、単純におもしろく、考えさせる。穏やかで、だからなのか深みを感じさせる。この人、やっぱり超人だ。 -
ほんとにどうしてこの人の描く文章はこんなにも感情を動かし、見たことのないはずの情景を見せてくれるんだろうか。
食事シーンが何故あんなにも魅力的なのか、その世界で生きるキャラクター達が何故こんなにもリアルなのか、このエッセイを読んでその理由がよくわかった気がします。とても楽しかった。 -
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上橋菜穂子さんの旅のエッセイ。
以前『香君』を読んだときに、目の前にありありと情景が浮かんでくるような上橋さんの豊かな表現力にとても感動したのを覚えていますが、このエッセイを読んで、きっと“旅”がその源になっているのだろうと思いました。 -
【きっかけ】
友人からの紹介。
私が中学のときに本を買うきっかけをくれた上橋さんのエッセイ!!
(中学校の時、読書に興味を持ち始めてから、自分のお小遣いで買った文庫本の一冊が精霊の守り人だった)
【あらすじ】
『守り人』シリーズ、『獣の奏者』シリーズなど、名作ファンタジーを生み出す土壌となった、上橋さんの少女時代の思い出が描かれたエッセイ。
【心に残ったところ】
◉「変化は苦手、お布団にもぐりこんで、好きな本を読んでいられたら幸せ、という人間です。それでも、心のどこかに、そういう自分を恥じる気持ちがあって、これまでの人生の中で、『えいやっ!』と、自分の掛け声をかけて、思い切って変化の波に飛び込んで行ったことが、何度かありました。…」
【感想】
あの壮大な世界観を描いた上橋さんの少女時代を知ることができて嬉しかった!!例えば英国研修旅行で迷子になり、シスターに手を掴まれてどんどん道を駆け抜けてホテルまで連れて行ってもらったことが語られた「駆けるシスター」。語り口が優しくて、まるで上橋さんご本人に、冒険小説を読み聞かせして貰っているような心地! -
読みやすく面白かった。
エッセイって、今までの自分の読書経験からいうと以下の感じ。
①作品のファンだったのでエッセイを読んでみた
→それまで作家の性格やエピソードなど知らなかった為、たいてい幻滅する。
②エッセイしか読んだことない
→逆に著作知らん。
今回は①にあてはまる。
「獣の奏者」が好きなので今作を読んでみたいと思い、不安と期待半々くらいでページをめくった。
たいへん読みやすく、柔らかく優しい文章だった。
たぶんすごく上橋さんが優しい人なんだと思う。風景や食べ物の描写や、世界中で出会ってきた人たちとの生き生きとした会話。
どれも素敵だった。
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異国の旅をつづったエッセイ。なんともほんわかして、それでいて生活や文化の違いをしっかり見てる。旅に出ると、こんなふうに色々感じたり考えたりできるんだったなぁと、このところさっぱり旅には行けない中で思いました。
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上橋菜穂子さんの「明日は、いずこの空の下」読了。「守り人」シリーズ、「獣の奏者」など、とっても好きな上橋さんのエッセイ集。一話が10ページ程度のエッセイが約20話納められています。上橋さんの高校生活、好きな本、文化人類学への道、オーストラリアでの研究、お母様との旅行など、人となりを知ることが出来て満足な一冊でした。小説で登場する美味しい料理、異文化での人の営み等、上橋さんの経験から作品が作られたのだなと改めて思った。他のエッセイ「物語ること、生きること」「物語と歩いてきた道」も読みたい。良かったです♪
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はじめての上橋菜穂子さんの書籍を読みました。エッセイですが、児童小説を書いているだけあって表現力豊か。そしてとても真面目なんだけど好奇心旺盛な方なのだなという印象を持ちました。
それぞれのエピソードの最後にほぼ必ず、その出来事で何が得られたのかの一文があって、それを楽しみに読み進めました。
一番いいなと思ったのはリンゴの香りのエピソード。(分かること、分からないこと、伝わること、伝わらないことーそれよりも、ただ、人が思ってくれていることを知るだけで、痛みはこんなにも癒されるのだと知った、一瞬でした。) -
大好きな上橋菜穂子さんのエッセイ。
上橋菜穂子さんのファンタジーの世界を築く糧となった旅での体験が記されている。
スコットランド、イラン、オーストラリア。
私も気づかされた。世界にまだまだ知らないことがたくさんあることを体感しに外へ出ているのだと。そしてこの気持ちは忘れてはならないと。
また、貴重なお母様との旅についての想いが込められていた。
私も親孝行したい。好奇心旺盛な母と、興味が通ずるもののある母と、旅をして、共感して、過ごして生きたい。生きているうちだと。
たくさんの気づきが得られる本だ。はっとさせられることが詰まっている。
ふとしたときに読み返したい1冊かもしれない。 -
旅は人間を飛躍させる。
2013年から2014年にかけて書かれた、上橋菜穂子の旅をテーマにしたエッセイ。結局それは、17歳の初めての海外旅行、文化人類学者としての沖縄やオーストラリアのフィールド旅、そして母親との20回を越える親子旅の記録になり、著者の人生そのものを写す作品となった。
旅は、短い期間なのにとっても充実した時を提供する。それは私にも経験がある。著者の初めてのイギリス旅行は、彼女にファンタジーの扉を開けさせ、アボリジニの調査は、今まではあまり人類学と作品との関連を語ることはなかった著者に、明らかに様々な関連を告白させた。そして、この単行本の上梓後のご母堂の死去を予想していたがごとくに、後半はお母さんとの思い出旅のことばかりになる。
上橋菜穂子さんのエッセイの書き方が、私的には好き。最初に印象的な「会話的な言葉」から始める。中盤辺りで、その言葉が、人生の大切なことと関連してゆく。ヒトは旅だけではなく、人と出逢って、会話して、そうして生きてゆく。もしかしたら、成長してゆく。
表紙はなんとお父さん上橋薫氏の描いた絵らしい。とても83歳の人の絵とは思えない色使いだ。優しい人柄が滲み出ていて、この両親ありて娘だな、と思った。
2018年1月23日読了 -
エッセイは滅多に読まない。著書から抱く著者のイメージと違うのが嫌で。でも一話を立ち読みしたら面白かったので買ってしまった。著者と一緒に時にはお母様も一緒に色んな所を旅させてもらいました。とっても楽しい時間でした
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著者プロフィール
上橋菜穂子の作品
